何事も挑戦して楽しみたい!〜2022年デスクリーダー・西村彩恵さんインタビュー〜
1月下旬。岡崎にある喫茶店で行われたインタビュー。
インタビューのお相手は、2024年3月に同志社大学を卒業する西村彩恵さんです。
2022年にはデスクリーダーを務めた西村さん(以下やえちゃん)。今回は大学の卒業前ということで、同期である私が、インタビューさせていただきました。
それでは、インタビュースタートです!
もくじ
京都学生広報部との出会い
――京都学生広報部に入った理由は何ですか?
ぶっちゃけでいえば偶然(笑)。たまたま「サークルに入りたいなあ」と思っている時に、Twitter(現X)で京都学生広報部の部員募集の投稿を見つけて、その時に京都が好きで京都の大学に来ていたし、文章を書くのもそこそこ好きだったし、ちょっと野望もあったりして、「ピッタリな活動をしている団体だな」と思って入部しようと思ったんだ。
――入部して、たくさんの記事を書いている印象なんだけど(2024年2月1日時点で25本)、自分の記事のTOP5で特集を作るならどんな特集を作る?
頑張って5本に絞ったよ(笑)。
まず1本目は、「『京都ホームズ』作者・望月麻衣先生にインタビュー!–物語はフィクション、世界観はノンフィクション−」(2021年11月15日公開)かな。
これは、京都に来た理由にもなるし、京都学生広報部に入部した理由といってもいいかな、と思って。そんな自分にとって印象深いインタビュー記事だったな。
正式なインタビューは初めてで、めっちゃ緊張したな。
――そうだったよね。私も望月先生のインタビューに参加したけど、その時やえちゃんに対して「緊張しているようには見えないな……。」と思ったのを覚えてる。
緊張したよ!だって憧れの人だったし、京都に来たら絶対望月麻衣先生に対面で会って話したいなと思っていたから、あのインタビューは本当に緊張したな……。
たしかその時、広報部に入って数ヶ月しか経っていなくて、当日インタビューを見守っていてくれた大学コンソーシアムの職員の方に「こんなに早く自分のやりたいことやった部員、西村さんぐらいですよ。」って言われて(笑)。そんな早かったんだなって。
――私にとっても思い出深い記事だなあ。じゃあ2本目の記事は?
2本目は、「【学生239人に調査】同志社・立命館の○割が恋愛未経験!?|恋愛同立戦(後編)」(2022年12月5日公開)。
苦労したけどめっちゃ楽しかった!最初は同志社大学の恋愛記事のみを書こうって思っていたんだけど、せっかくだから他の大学もやったら面白いだろうなと思って、当時同じ幹部をしていたやまさい(細田くん)に声をかけて立命館大学の調査もしたんだよね。そこで同志社大学と立命館大学で100人ずつ、街頭インタビューをしたんだ。
あれは楽しかった!
――あの記事は反響もすごく良かったもんね。
そうそう!
3本目の記事はね、「【自炊がめんどくさい】時間がない大学生が作る1週間の時短メニュー」(2022年9月12日公開)。
これは、2022年に行われた「コトカレアワード2022」で最優秀賞取ったやつだったのと、自炊は下宿生活していて自分が一番頑張ったことだったから、書いていて楽しかったな。
4本目は、「【現役生が教える】同志社大学・グローバル地域文化学部って〇〇な学部。」(2022年11月28日公開)かな。
この記事はずっと書きたいな、と思っていたんだ。私が高校生の時にグローバル地域文化学部(以下グロ地)を志望した時に、結局どんな学部なのか調べてもよく分からなくて(笑)。私はヨーロッパコースを選んだけど、実際入学した時は「コース選び、そこまで気負う必要なかったな。」と思って。
入ってみないと分からなかったことがたくさんあったから、そういうことを受験生は知りたいだろうし。実際公開されたら、入試の時期に特に結構読まれていて、書いて良かったなと思った。
――では5本目は?
最後は、自分の好きな記事にしようかな。「京は身近し歩けよ乙女―歩かないと気づかなかったこと」(2022年11月21日公開)。
この記事は、自分が京都に住んでみて「歩くのって楽しいな」と思ったから、単純に書いてみたいなと思って書いた記事なんだよね。今でも京都を歩くのが大好きだし。
歩いていると面白いものがたくさん見つかるしね。この記事は個人的にもお気に入りの1本です。
――じゃあ、「コトカレ」のサイト内にある自分以外の人が書いた記事でおすすめはある?
いくつかあるんだけど、どれがいいかなあ……。
私は何か企画をするのが好きだから、「嵐山でフォトコンテストをしてみた」(2023年9月25日公開)かな。
あれは実際参加していて楽しかった!
嵐山に普通行かない夕方の時間からグループに分かれてカメラを持って行って、それぞれが思う映えスポットを見つけて、写真を撮るっていう。
あの写真たちは夕方に行ったからこそ撮れたものだよね。あと広報部員の交流もあって、仲を深められたし、嵐電貸切も楽しかったなあ。楽しめるし記事にもできるし、これからもいろんな企画系の記事が増えたら楽しいだろうな、と思うな。
京都好きが選ぶ好きな京都の場所は?
――やえちゃんは広報部の中でも「京都好き」なイメージがあるんだけど、そんなやえちゃんが選ぶ京都の好きな場所はどこ?
いろんな好きな場所があるけど、旧三井家下鴨別邸が好きだな。
どの季節も楽しめるけど私は夏が一番好き。紫陽花や蓮の花、あと桔梗が咲いて綺麗だし、あと夏には風鈴がかかっているからすごくいい音がするんだよね。3回生の時、就活と広報部のリーダーと学部の広報もやっていたから疲れていて(笑)。でもその時に、喧騒を忘れて畳に座ったままぼーっと風鈴の音を聞いて癒されて。
同志社大学から歩いて行けるから近いしね。自分にとって癒しスポットだったな。
あと夏の期間は数日間だけ夜に開放していて、友達と行ってラムネで乾杯したのが思い出!
――めっちゃ京都の夏を楽しんでいる!
あと岡崎かな。
岡崎っていろんな場所に近いんだよね。南禅寺にも歩いて行けてそこから哲学の道を歩くのもいいし、岡崎から三条河原町まで歩いて河原町まで行くのもいいし、あちこちに行けて楽しいなと思うし、それが魅力かな。
あげたらキリがないけど、京都で好きな場所はたくさんあるよ。
――大学生活についても聞きたいんだけど、同志社大学に入学して良かったことは何かある?
同志社で良かったことは、立地が良いことかな。
京都駅にも近いし、バスでどこでも行けちゃうし、本当に便利だと思うな。
あと京都御所に近いところもいいよね。一周ぐるっと回ったら1時間くらいかかるくらい広いし。葵祭とか時代祭も見に行けるから、京都の文化を体感できるという点でも好きだな。
――じゃあグロ地で良かったことはある?
グロ地で良かったことは、いろんな勉強ができることかな。それが一番良かったなと思う。
私は割となんでも興味があるタイプで、勉強したいことが多くて、どの学部に行こうかなって受験生時代永遠と悩んでいたから(笑)。だから本当にいろんな勉強をできたのが良かったなと思う。
環境を活かすも、無駄にするのも自分次第!
――ではここから、部員からいただいた質問をするね。まず1つ目、デスクリーダーをしていて大変だったことは何かありますか?
色々あるけど、予定通り記事を公開することかな(笑)。
記事の公開って最短でも1ヶ月くらいかかるよね。修正に時間がかかるともっとかかっちゃう。
だからライターの特徴を見極めて、どれくらいに完成できるか予測を立てたり、あとはメンターやコンソさん、京都市さんへチェックを回すときもどのタイミングで帰ってくるかを予測して、連絡したりとかして。スケジュール通りに公開できるかこまめに連絡を取るのが大変だったかな。
でも基本は全部楽しんでやっていたと思うよ。
今思い返すと、スケジュール管理が大変というよりはスケジュール管理に至るまでのプロセスが大変だったのかな。常に広報部の記事のことが頭にあるというのが大変だったのかも(笑)!
――なるほど!では2つ目、京都学生広報部の活動で将来役に立つと思うことはなんですか?
役に立つと思うことは、「取材経験」かな。
取材するときにいつも考えていたことがあって。まず取材企画書を受け入れてもらうために「相手にとってメリットのある取材である場合、受け入れてもらえる可能性が高くなるからそれを企画書に書く」というようにしていた。
あと、やっぱり取材するとなると期日があるから、そこで信頼を損ねないように、取材したらすぐに書くということは意識していたかな。期日を守らないと相手にとっては何のための取材なのか分からなくなっちゃうよね。そうなると次の機会も無くなって、広報部にとってもデメリットになる。
そういう信頼性を今後も築いていくというのは大切だし、「誰にとってメリットがあるのか」を考えるという点では社会に出ても役に立つことかなと思うな。
――では最後に、これから入部する後輩にメッセージをお願いします。
インタビュー記事を読んで入りたいと思ってくれた子の中には、有名人にインタビューしたいと思って入部してくれる子もたくさんいると思うんだけど、まずは自分が興味のない取材でもいいから参加してほしいと思うな。
それによって勉強することってきっとたくさんあるからそれはしてほしい。そして自分が取材したいな、と思うことは積極的に声をあげてほしい。多分、京都学生広報部ってやりたいと思ったことがなんでもできる学生団体だと思うけど、自分から動かなくちゃなにも始まらない団体でもあるから。
広報部を活かすも、無駄にするのも自分次第!
やりたいと思ったらまず企画書じゃなくてもいいから誰かに話して相談してほしいな。そしたら何かが始まるし、きっと京都学生広報部に入部して意義のある時間だと感じてもらえると思う。
インタビューを終えて
西村さんへのインタビューいかがだったでしょうか?
何に対してもすぐに行動に移す西村さん。
大学生活だけでなく、京都学生広報部での仕事や取材など、どんなことに対しても、楽しんでいる姿が印象に残りました。
同期として、そんな彼女から学ぶことも多く、一緒にいると勉強になることばかりです。
この記事を通して、西村さんの人柄や考えが垣間見えたのではないでしょうか。
これからも西村さんの活躍が楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
(同志社大学 社会学部 成田萌)