【現役生が教える】同志社大学・グローバル地域文化学部って○○な学部。
皆さん、“グローバル地域文化学部”と聞いてどんな学部か分かりますか?
私が所属する同志社大学の学部名ですが、他学部の人にも「グロ地(グローバル地域文化学部の略称)ってどんなこと勉強するの?」と聞かれることが多いグローバル地域文化学部。
学部名に「グローバル」と「地域」という一見して真逆の意味を持つ言葉が入っていて、どんな学びができるのか想像がつきにくいですよね。
そこで、今回はグローバル地域文化学部(以下、GR学部)の特徴について、現役学部生の私が入学前後で感じたギャップを中心に紹介したいと思います。
GR学部に興味がある方はぜひ参考にしてみてください!
もくじ
“外国語を習得するため”の学部ではない
皆さんはGR学部を、よくある外国語の習得重視の国際系学部だと思っていませんか?
外国語が勉強したくてGR学部を受験しようとしているのであれば、ちょっと待って!
確かにGR学部に入学してみると、外国語の授業は少し多めです。でも、外国語を習得することだけがGR学部の本質ではありません。
もし外国語習得が学びの中心だとしたら、私は絶対にGR学部を受験していません。なぜなら私は高校時代、受験科目の中で英語が1番不得意だったからです。
どれくらい不得意だったかというと、同志社大学を3回受験した内、英語の得点が最高時と最低時で30点以上差がありました(最低時のときは不合格でした……)。
GR学部で外国語を学ぶ意味は、自らの研究テーマをより深く学ぶ手段にすることなのだと、最近になって思うようになりました。卒業論文を書くための材料は多いに越したことはなく、日本語だけでなく外国語の論文や資料も参考にできたほうが、より自分の研究は精緻なものになるはずです。
GR学部の学びの軸の一つに外国語の勉強があるのはそのためだと私は考えています。
また、同志社大学にはグローバル・コミュニケーション学部(GC学部)という別の国際系学部がありますが、GCとの違いもこの点にあるかもしれません。
「それならやっぱり外国語ができないと入学後が大変なのでは?」
と思うかもしれませんが、私のように英語が苦手でも授業で単位を落としたことはないので、入学前の語学力の心配はそれほどしなくても大丈夫です!
学べる学問領域が広い
私がGR学部に入った1番の理由は、学べる分野の広さにあります。
文学、社会学、政治経済学……いろいろな分野に興味があった私は、それぞれ学んでみてから自分の研究分野を絞りたいと考えていました。そのため、多彩な学問領域が学べる学部を探していて、その中で見つけたのがGR学部でした。
ただし、GR学部は“学問領域の広さ”という点で、私の想像をはるかに上回っていました。
2回生の時に選択必修として受講した「グローバル地域文化教養セミナー」という授業では、様々な学問分野の中から希望する分野を選択して受講します。少人数でそれぞれの学問領域の研究方法を学び、3回生からのゼミや研究の足掛かりとするための授業です。
私の時は、歴史学、人類学、文学、言語学、文化研究、思想・宗教研究、社会学、政治学、国際関係論、地理学、フィールドワークの授業が用意されていました。
予想外の選択肢の多さに、選ぶのに物凄く時間がかかったのを覚えています。
最終的に私は言語学を受講し、実際の会話から人の認知の仕組みを分析するという認知語用論について学びました。もともと興味のあった心理学とも通ずるものがあり、学んでいてとても楽しい授業でした!
GR学部には様々な分野の先生方がいるので、毎年開講されるセミナー内容も異なり、皆さんも気になる分野が見つかると思います!
他コースの授業も受けられる
私は高校時代にGR学部を見つけた時、すぐに志望群の1つになりましたが、1つだけ悩ましい点がありました。
それは受験時に“コース選択”があることです。
GR学部には、地域で分けたヨーロッパコース、アジア・太平洋コース、アメリカコースの3つのコースがあります。
私は高校時代“欧米”に興味があり、ヨーロッパコースにするかアメリカコースにするか、最後まで迷っていました。入試ではGR学部を2回受けた内、1回はヨーロッパコース、もう1回はアメリカコースを受験しており、「受かったコースに行こう」と運任せのコース選びをしようとしていたくらいです。
しかし、受験時の迷いは杞憂だったと感じています。
なぜなら、ヨーロッパコースの学生であってもアメリカコース、アジア・太平洋コースのほとんどの授業を受講することができるからです。
コース選びが本格的に関わってくるのは3回生のゼミ選択の時で、私は政治学のゼミに入りましたが、現在、欧米を跨いだ研究を卒論の研究テーマとしています。
もし私のようにコース選びに迷ったら、後のことは考えずにその時の好奇心の向くままに選んでみてください!
おそらく後悔はしません!!
さいごに
いかがでしたか?
GR学部でどんなことが学べるのか、少しでもわかりやすくなったのであれば嬉しいです。
GR学部の公式SNSでは、GR学部生の身近な日常を知ることができるようなので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!
また、「そもそもなぜ京都の大学?」と気になった人は、私が「京都に来た理由」をこちらの記事で語っているのでぜひ読んでみてください↓
学部公式HP:https://gr.doshisha.ac.jp/
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(同志社大学 グローバル地域文化学部 西村彩恵)