京都の大学生のリアルなライフスタイル紹介メディア



どん底から逆転勝利した私の大学受験

こんにちは!もうすぐ受験シーズンがやってきますね。

私は3年前受験生でした。結果として志望校に進学することができませんでしたが、現在充実した楽しい大学生活を送っています
「志望校じゃないのに逆転勝利?楽しい?」と疑問に思った皆さんに、今回は私の大学受験についてお話しします。

 

志望校を固めた高2の夏

私は高校2年生の夏休みに初めてオープンキャンパスに行き、その大学をとても気に入ったのでそのまま志望校にしました。
高校3年生の夏休みにも同じ大学のオープンキャンパスに行き、他の大学には一切行かず。志望校以外は全く眼中になかったのです。

筆者の高校時代の写真

そんな私が本格的に勉強を始めたのは高校3年生の夏休み。
あまりの勉強のできなさに焦りを感じ、ほぼ毎日朝から晩まで塾に行って自習していました。

しかし、大学の附属高校に通っていたため自分の周りは受験勉強をしている友達がほとんどおらず、なかなかやる気が出なかったのが事実です。高校最後の夏休みやから思い切り遊んでいっぱい思い出を作りたい!とずっと思っていました。

 

人生で1番焦り苦しんだ時期

冬が近づき、年が明ける前に志望校ではないものの、ある大学の公募受験をしました。テストの出来具合にはかなり自信がありましたが、結果は不合格。勉強が足りていない、このままでは志望校に手が届かないと不安になり、学校の休み時間も友達と話さずにずっと机に向かっていました。

そして、あっという間に1月の後半になり受験シーズン到来。他の2つの大学も受験しつつ、志望校の様々な試験をできるだけ多く受けました。

結果は受けた試験全て不合格。

私は、志望校に進学できないという思わぬ現実に直面して頭の中が真っ白になり、苦しすぎて毎日のように泣きました。浪人するつもりは更々なかったので「1つも合格がないまま自分はどうなるんだろう」と恐れていた日々を今でもよく覚えています。3月の後期受験をすると決めていましたが、卒業式の後の打ち上げにも自分は参加することができないし、また勉強の毎日を送るのかと考えるととても憂鬱な気分になりました。

 

何がなんでも諦めないという気持ち

夕日

後期受験が終わるまでは毎日塾にこもりました。どん底に落ち、気力を失っていた私に塾の先生は
「今までしっかり頑張ってきたんやから、自分を信じて最後まで諦めんと勉強したら絶対受かる!大丈夫や!」
とたくさん励ましてくれ、苦手な国語の読解問題を最後の最後まで解説してくれました。

この時、「いつまでこんな落ち込んでるんや、情けない」という気持ちが湧いてきました。
「絶対に浪人なんかせずにみんなと一緒に大学生になってやる!」という強い思いで最後まで勉強に取り組んだ結果、最初に書いた志望校ではなかったものの、前期で不合格だった同志社女子大学に合格しました。

前期でどん底を味わった私に言わせれば、最後に合格という確かな結果を出したことはまさに会心の「逆転勝利」でした。

諦めずに頑張ってきて正解だったと心の底から思いました。もちろん受験において勉強することは大切だと思います。ですが絶対に大学生になりたい!という強い意志があってこその勉強なんだとこの経験を通して感じました。

みなさんも何か辛い経験をしたり、何かに失敗したりするかもしれません。でも、どんなに苦しくても絶対に諦めないという気持ちを忘れないでください!

 

高校生時代も大切にしよう

筆者が受験期にもらったメッセージ

私は、高校生の時は早く大学生になって自由にいろんなことを楽しみたいと思っていました。きっとみなさんもそう思っているのではないでしょうか。

確かに大学生は自分で授業を組めたり、サークル・学生団体に入ったりして自由が増えて楽しいですが、私は今でも高校生の時はいろんなことがあって楽しかったな、と思います。一度塾の先生に「大学生も楽しいけどみんなでいっぱいアホなことできた高校生の方が楽しかったなあ」と言われたことがあります。当時私は全く理解できませんでしたが、今になってその気持ちにとても共感できます。

例えば高校では、クラスや学校が一致団結する体育祭のようなイベントがありますよね。そのようなイベントでは独特の一体感や達成感を得られますが、少なくとも私は大学に入ってからそんなイベントに出会っていないのです。クラスや学校単位で全力で何かをするって意外に貴重なことだったんだな、と今は思います。

ぜひ受験も今を大切に、残りの高校生活を過ごしてください。

 

(同志社女子大学 現代社会学部 池嶋夏希)

合わせて読んでみては?

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアでも最新情報をゲットしよう!