【同志社】「今出川キャンパス」「京田辺キャンパス 」ってどんなところ?
こんにちは。西野です。突然ですが、皆さんはご自分の志望校についてイメージが湧きますか?自分はあまり湧きませんでした。
そんな私は受験生の頃、予備校の出願校決定ガイダンスで「キャンパスの所在地は必ず確認すること」と教わった記憶があります。大学によってはキャンパスが複数あり、想像もしていなかった場所に通うこともあり得るからです。
同志社大学・同志社女子大学には「今出川」と「京田辺」の2つの校地がありますが、京都に詳しくないと両者がどういう場所か分からない人も多いと思います。両校地はどこにあるのか、距離感はどうなのか、一緒に見てみましょう!
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もくじ
「今出川」「京田辺」って、そもそもどこ?
まず、今出川・京田辺両校地の場所についておさらいします。まず「今出川校地」は京都市上京区にあり、同志社大学では文系学部のほとんど、同志社女子大学では文化表象学部と生活科学部があります。
同志社創業の地で、古い洋館はこちらにあります。京都市内ではありますが、周囲には京都御所や相国寺があり、東側には鴨川がある自然豊かな場所です。西側には西陣の町家が広がっており、古い住宅地という側面もあると思います。
一方、「京田辺校地」は京田辺市にあります(快風館のみ木津川市)。京田辺市は京都府のほぼ南端にあって西側は森林や山が多く、東側の木津川沿いは平らでのどかな田園風景が広がる街です。
京田辺校地は市の南部にあり、近郊にある国立国会図書館関西館や京都府立大学の精華キャンパスなどと共に「けいはんな学研都市」の一角を形成しています。
1986年に開校した新しいキャンパスで、同志社大学では理系学部のほか文化情報学部やグローバル・コミュニケーション学部など文系学部の一部、同志社女子大学では学芸学部・現代社会学部・薬学部・看護学部の学生が学んでいます。
小高い場所にあるため「田辺坂」と呼ばれる長い坂を上って登校する学生が多く、京田辺キャンパスを象徴する存在の一つになっています。
総面積79万平方メートル(甲子園球場約20個分)という広大な敷地を活かして、体育会施設の多くが京田辺校地にあり、隣接する同志社国際高校もあわせて多くの学生・生徒でにぎわっています。
今出川・京田辺間の距離感
ここでは今出川・京田辺両校地の距離感についてみていきたいと思います。
他大学の学生から「両キャンパス間は遠いのか?」という質問を受けたことが何度かあります。結論から言うと、意外と往復には困りません。今出川のサークルに所属する学生や、アルバイトは京都市内で行う学生も多いと思います。
両キャンパスを移動する主な手段にはバスと鉄道があります。バスは両キャンパス間を往復する直通バスが運行されており、学生は無料で利用することができます。
鉄道で行き来する場合は近鉄京都線が便利です。最寄駅は興戸(こうど)駅で、隣の新田辺駅で快速に乗り換えます。近鉄京都線は京都市営地下鉄へ乗り入れているため、直通列車に乗れば改札を出る必要はありません。
どちらにしても所要時間は1時間ほど見ておけばいいと思います。空きコマを一つ挟めば十分移動できますね。
ちなみに、新田辺駅周辺は京都府南部では有数の都心部なので商業施設も多く、なにかと便利なところです。新田辺駅から京田辺キャンパスへはバスに乗って10分ほどで着くため、新田辺駅周辺に下宿する学生も多いそうです。
京田辺キャンパスの中にも多くの食堂やカフェがあるので、京田辺市の中だけでも十分便利な暮らしを送ることができます。
京田辺市や京田辺キャンパスについてはこちらの記事もどうぞ!
「京都ライフ」の一つのかたち
以上、今出川・京田辺の関係についてざっくり見てみました。少し離れてはいますが、どちらも京都府内にあり、それぞれの街に魅力があります。
現在、京都府は観光客の京都市への過集中(オーバーツーリズム)を緩和するために「京都」ブランドの広域化を進めており、京都府全体の観光地化が進んでいます。京田辺市や宇治市などの京都府南部は「お茶の京都」としてブランド化されており、豊かな自然や食文化などを魅力として発信しています。
京都市に住むのはもちろん、のどかな「お茶の京都」と往復しながら暮らす学生生活も一つのスタイルとしてありだと思います。
同志社大学以外にも京都府内には多くの大学があります。皆さんもそれぞれの居場所に合わせた「京都の魅力」を探ってみませんか?
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(同志社大学 社会学部 西野洋史)