京都の大学生のリアルなライフスタイル紹介メディア



成功を近づける、留学生からの受験アドバイス3選

私は中国からの留学生なので、センター試験を受けたことがありません。
しかし、中国の大学入試1回、日本の留学生試験3回を受けて、3年間ずっと理想の大学に入学するために努力していました。
自信をもって「大学入試の経験者」と言えます。

中国の大学入試は、とても難しいものです。

国語、英語、数学と理系総合(物理、化学、生物から1つ)または文系総合(政治、地理、歴史から1つ)、全部で4つの科目を選び、1回の試験の点数によって、大学が決まります。
私の高校では月曜日から土曜日の朝8時から夜10時まで勉強していました。文字通り、人生が懸かっているかのようでした。

一方、留学生試験は年2回あります。数学、日本語、理系総合(物理、化学、生物から1つ)か文系総合(政治、地理、歴史から1つ)、全部3つの科目があります。難易度はセンター試験とほぼ同じですが、母国語以外で勉強するにはやはり工夫が必要でした。

試験内容が違うとはいえ、勉強のやり方は参考になる部分もあるかと思うので、みなさんに自分の経験とアドバイスをお話しします。

「これから」ではなく、「いますぐ」

時計

試験の成績が発表され、悪い点数を取っていた時、私はよく「これから頑張ったら、いい点数を取れるはず」と自分に言い聞かせていました。しかし、実際はそのあと何度も失敗するという結果に。

原因はその決意がすぐ消えてしまったことだったんです。

「今日はすこし休んでもいい、明日から頑張る」という考えはとても危険です。時間は絶対に人を待ってくれないので、頑張りたいならすぐに動くべきでしょう。

失敗の原因をきちんと分析して、それに合わせて計画を立て、きっちり実行することがもちろん大事です。進歩が短時間で見えなくても、気持ちを緩めず、合格する!という決意を心に持ち続けるのも成績を上げるうえで大切なことです。

自分ならではの問題集を作ろう

みなさんはきっとたくさんの問題集や過去問をやっていますよね。ですが、解いた後ただ答え合わせをして新しい問題集をやり始めていませんか?

答え合わせをした後は、ミスした問題を振り返り、忘れていた公式や原理を確認して、似た問題をいくつか探して解いてみます。そして、特別な「ミス問題集」(名前はお好きなように)というノートに書き記しておくことをお勧めします。黒いペンで問題と自分の解答を書いて(プリントして貼るのもよし)、赤いペンでミスしたところ、正解、関連した公式を書くのがオススメです!各科目一つずつ作ればいいでしょう。もちろん、試験のミスも大事なので、それもこのノートに記録しましょう。

ミス問題集の見本
(例えばこんな風に)

試験の前に新しい問題をやるより、過去に間違えた問題をもう一度解くほうが効率的な方法だと思います。自分が弱いところをまとめて、きちんとその対策をすれば、成績を上げるのも難しくはないでしょう。

「失敗は成功のもと」。失敗を怖がらず、うまく利用すれば、成功はもう目の前です!

受験生活は寂しくない!

一緒に勉強している様子

受験生活は機械みたいに毎日同じのことの繰り返しでつまらなく見えるかもしれません。確かに部活の時間も、友達と遊ぶ時間もなくなりましたが、実は友達と一緒に勉強するのが受験シーズンで一番楽しいことだと思うのです。

みんながそれぞれの夢を目指して、集まって、一生懸命努力する時間はきっと人生の中でも貴重な時間です。
「みんなが集まったら、勉強せずに遊ぶんじゃない?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

勉強するときは2~4人くらいのグループだと勉強がはかどります。一人で勉強に集中しにくい人も、隣にちゃんと勉強している友達がいることで刺激を受けるのでオススメです。

また、それぞれの得意科目があれば、互いに教え合うのもいい勉強法です。他人に教えることが自分の理解を深めるのに一番早いこともあります。それに、教えている時に自分が今まで気づかなかったところを逆に発見することもあるかもしれません。

勉強の後、みんなで一緒にご飯を食べて、楽しく勉強以外のことを話す「息抜き」の時間をつくるのもいいでしょう。こうしたら、受験のモチベーションも上がるのでは?

まとめ

受験生のみなさん、人生で最初の挑戦、どうせなら全力で挑んでください!受験期は苦しいですが、振り返れば意外にいい思い出になるものです。できる限り元気に、笑顔で、少しずつでも前進してください。
大学で待っています!

 

(同志社大学 理工学部 張岐林)

合わせて読んでみては?

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアでも最新情報をゲットしよう!