2．方言編

ここまででご紹介したのは、多くの大学で広く使われている用語です。
しかし、実は各大学の中だけでよく使われる用語も存在するのです！
それはまるで「方言」のよう！！
ということで、ここからは各大学に特徴的な用語を「方言」としてご紹介します！
どれも個性的な言葉ばかり！
自分が進学する大学はもちろん、他の大学の用語もぜひ楽しみながらチェックしてくださいね！
それでは参りましょう！

①百万遍の第一～四象限（京都大学）

【名】百万遍の交差点が作り出す4か所をそれぞれ表す言葉。
これは百万遍交差点にほど近い京都大学で使われている用語です。
百万遍の交差点をxy軸に例えて交差点を4分割し、それぞれ上の画像のように「百万遍の第一～四象限」と表現します。
この言葉が特によく使われるのは、待ち合わせの場面です。
「百万遍集合ね！」と言ってしまうと、交差点が作り出す4つの場所のうち、どこに集合すれば良いのかが分かりません。
しかし、ここで、「百万遍の第一象限集合ね！」と伝えれば、誤解なくスマートに待ち合わせができるのです！

②プリバ（京都女子大学）

【名】京都女子大学、四条河原町、京都駅を結ぶ路線バスの略称。
「プリバ」は「プリンセスラインバス」の略とのこと。とってもかわいい名前ですよね！
しかし、実はかわいいのは名前だけではありません！鮮やかな赤色の車体に白いロゴと、その見た目もキュート！
とっても素敵な路線バスです！

 

（プリンセスライン株式会社）

③田辺坂（同志社大学）

【名】同志社大学京田辺キャンパス前にある坂。
こちらは同志社大学でよく使われる用語です。
大学の前に坂があるなんて毎朝少し大変そうですよね。
実は、私が通っていた高校の前にも長い坂があり、毎朝息を切らしながら登っていたので、その大変さは手に取るようにわかります……。
しかし、「高校の前に坂があってよかった！」と思う部分もあるんです。
それは体力の増強。高校入学後、毎朝坂を登り続けたことにより、卒業するころには足にかなり筋肉がついたんです！
「田辺坂」を教えてくれた同志社大学の部員によると、京田辺キャンパスには体育会の施設も多いとのこと。
体育会に所属している方からすると、キャンパスの前の坂は筋トレに一役買っているのかもしれませんね！

④2億（同志社女子大学）

【名】同志社女子大学（京田辺キャンパス友和館）にある休憩スペースの名称。
「2億」。一般的な休憩スペースのイメージとはかけ離れた、とてもリッチなワードですよね？
それもそのはず。「2億」はただの休憩スペースではないそうです！
そこに広がるのは、洋風の館のような空間。そしてそこに並べられたふっかふかの椅子。
高級感溢れるその佇まいから、「2億」と呼ばれているというのです！
なお、本当に2億円かけて創設されたのかについては不明とのことです。（笑）
一度はそんなリッチな空間で休憩してみたいものですね！

⑤ゆんげ（立命館大学）

【名】立命館大学衣笠キャンパスにあるカフェの名前。
「Cafeゆんげ」が正式名称のようです。
ゆんげ、というひらがなの並びはあまり他では見ませんよね！
「ゆんげ」を教えてくれた立命館大学の部員も、「名前の由来何なんだろう……？」と思いながらも「ゆんげ行こ～！」とよく言っているとのこと。
立命館大生の日常に溶け込んでいる言葉なのかもしれませんね！

さいごに

いかがでしたか？
大学生になると、大学生ならではの用語がたくさん飛び交うようになります。
「大学生用語辞典」に掲載しきれなかった用語もまだまだあるので、大学生活を送りながら探してみてくださいね！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
（京都大学 農学部 吉岡舞香）