京都の大学生あるある4選
九州 の田舎から京都に移り住んで、はや2年半以上が経ちました。
「京都の大学生」というブランドを背負いながら生活をするのは、なかなかに鼻が高く気分がいいものです。
そんな「エセ京都人」もとい 、「ドヤ顔・京都の大学生」がお送りするこの記事は、京都の大学生ならばうんうんと頷くことができるであろう「京都の大学生あるある」。
生まれてからずっと京都にいる大学生や、筆者と同じく上京してきた大学生などさまざまな人にお話を聞いて、多くの人が「わかる~~」となったものを集めてきました。
「京都の大学生」はもちろん、これから「京都の大学生」になる予定の中高生もそうでない人も「京都での大学生活」をこの機会にぜひ疑似体験しちゃってください!
もくじ
寺社巡りよりカフェ巡り
これは京都の女子大生の多くがうんうんと頷きました。
ありがたいことに、まち全体が観光地である京都は、各大学の周りに多くの世界遺産や神社仏閣があります。
それがいかに貴重であるかは十分わかっているのですが、それよりも先行するのが「食い意地」。
神社仏閣と並んで、存在感が大きいのはオシャレでおいしいカフェの数々。
個人経営の店が活気を見せている京都では、生き残りをかけた競争率が高いため、どこのお店に行ってもはずれがない!
住宅街の中ですら質の高いカフェがいくつもある京都は、「スイーツは別腹」の女子大生たちのハートを射抜き、空きコマや休日のカフェ巡りで予定を埋めさせるのです。
だからこそ、出てくる次の「あるある」がこちら。
卒業間近に慌てて始まる観光スポット巡り
カフェ巡りに気をとられていた京都の女子大生たち、
ボウリングやダーツなど大学生らしい遊びにハマっていた京都の男子大学生たちが、卒業間近にこぞって始めるのがこれ。
特に就職が京都外に決まった大学生たちは、思い出作りも兼ねて、4回生になって改めて京都の世界遺産や神社仏閣などの観光スポット 巡りを慌てて始めることが多いそうです。
あまりにも身近に貴重なものがあり過ぎて、離れるときになって初めてそのありがたみに気付くんだそう。
そして最後にはみんな口をそろえて
「もっと大学生の初めのうちから京都の観光をすればよかった。せっかくずっと京都にいたのに」
と言って卒業していくんだとか……。
自転車があれば京都市内の移動は何とかなると思っている
京都の道って、本当に直線で碁盤の目なんです。
「コンパクトなまち」という表現を京都の良さを表すことばとしてよく使いますが、本当にその通り。
道が単純な分、行こうと思えばどこへでも自転車で行けます。
山にも川(鴨川)にも神社仏閣にも繁華街にも大きな駅やショッピングモールにも。
このどれもが京都市内にあり、なおかつ自転車で行けなくもない距離にあるんです。
「お金はないけど、体力と時間はある」
京都の大学生は、どこへ行くにも片道230円かかるバス代節約を兼ねて自転車で出かけることが多いです。
筆者も、自宅から7キロ以上離れた京都駅まで時々自転車で行きます。
多少疲れはするけれども、緑とお寺と繁華街がバランスよく配置されている町中を、風を切って走れることに幸福を感じるものです。
また、繁華街が近い同志社大学生は、授業と授業の間の空きコマに自転車で繁華街に行くこともしばしばあるんだとか。
観光に来ている「鴨っぷる」を羨望する京都の大学生
まず、「鴨っぷる」とは、京都を流れる大きな鴨川の河原に、なぜか等間隔で座り楽しそうにお喋りをしているカップルたちのことです。
以前、この「鴨っぷる」に突撃インタビューした記事があるので参考にどうぞ。
さて、本題に入りましょう。
このサイトを運営している京都学生広報部の部員たちと
z「ぶっちゃけ、鴨っぷるは京都の人が多いのか、他県から観光で来ている人が多いのか」という議題について話していた時、
ある女子部員が「テレビでこの前やってたけど、他県からの観光で来ている人たちが多いらしい」と漏らしていました。
な、なんと……。
筆者が橋の上から「いいな~」と眺めていた鴨川のカップルたちの多くは、京都在住ではないんだとか?!
たしかに思い起こしてみれば、
大学の近くを流れる鴨川(北大路橋付近や鴨川デルタ)では、写真部やサッカーなどの大学のサークル活動が行われていたり、楽器を弾いている学生がいたり、持ち寄ったお菓子でピクニックをしている学生や川遊びをしている学生がいたりと、学生の日常生活を切り取った世界が生まれています。
しかし、「鴨っぷる」が最も多く発生する祇園付近の鴨川にはそのような学生はめったにいません。
他県の「鴨っぷる」を橋の上から指を咥えて羨望する京都の独り身大学生の構図ここにあり。
さいごに
さて、最後の項目だけはあまりおすすめするものではありませんが……。
充実しまくること間違いなしの京都でのキャンパスライフ。
先輩たちの反面教師を活かしつつ、格別な時間をお楽しみください。
(立命館大学 文学部 山下杏子)