【京大NF 2017】オススメポイント別に紹介する京都大学11月祭
大学の一大イベントといえば“学園祭”!
今回は2017年11月23日(木)から26日(日)までの4日間にわたって行われた京都大学の学園祭、11月祭(通称NF = November Festival)を取材させていただきました。一風変わった企画からおいしい屋台まで、京大らしさが詰まったNFの魅力が満載ですよ!
もくじ
“そもそも京大に来るのが初めて”という人にオススメ
<京大ガイドツアー>
こちらは、11月祭の学生実行委員が京大構内を案内する企画。毎年とても人気がある企画で、整理券配布開始の30分前には列に並ぶ人が定員に達してしまうほどだそうです。参加してみると、想像していた以上に説明が詳しくて、図書館や学術情報センターなど面白い施設のことはもちろん、大学生活についても丁寧に解説してくださいました。また、京大生も知らないような豆知識をクイズ形式で楽しく教えてくださる場面も。京大について詳しくなりたい人、興味がある人はぜひ参加して欲しい企画です。
“なかなか味わえない貴重な体験がしたい!”という人にオススメ
<クジャク同好会>
ぶらぶらと歩いていると、道に何やら珍しい動物が…。正体はなんとクジャク!!!
こちらのサークルではクジャクを飼っていて、NFではクジャクの知名度を上げるために触れ合いの場を提供しているそう。また、クジャクやその他の生き物に関するグッズ販売も行っていて、その売り上げはクジャクのお世話代になるとのことでした。クジャクを肩に乗せるなんて動物園でもなかなかできないですよね。乗せる時にちゃんと支えられるか不安だったのですが、とても安定していて驚きました!
“祭といえば屋台!おいしいものを食べたい”という人にオススメ
<お祭り広場>
お祭り広場と呼ばれる京都大学 吉田キャンパス内 吉田南構内にある大きなグラウンドには、たくさんの屋台が出店し、賑わいを見せていました。カレーや焼き鳥など定番の屋台の他にも、留学生の方々が出展する多国籍なお店やカエル肉を売るお店など目を引く屋台ばかり。
今回は、京都着物企画(https://kotocollege.jp/archives/3376 https://kotocollege.jp/archives/4310 )が出店していたチーズダッカルビをいただきました。普段は京都の伝統文化を楽しく体験できるイベントを企画・運営する活動をしているそう。なぜ、韓国料理であるチーズダッカルビを販売しているのか伺ったところ、「あえて日本の伝統文化でないものに挑戦したかった(笑)」とのことでした! 辛くはなく、チーズがとろとろなのに餅のような弾力があっておいしかったです。
屋台ではありませんが、お祭り広場前ではミリタリー服に身を包んだ強そうな団体にも遭遇しました。
(室内企画の宣伝のために、広場前を歩くサバゲ―サークルの皆さん。普段は月に1度サバイバルゲームに参加しているそうです。)
“ゲームを楽しみたい”“流行に興味がある”人にオススメ
<祭は短し脱出せよ乙女>
今年は謎解き系の企画が7つもあり、『京都大学11月祭謎解きガイド』というガイドブックまで作られ、盛り上がりを見せていました。その中のひとつ「祭は短し脱出せよ乙女」は、企画名にあるように森見登美彦( https://kotocollege.jp/archives/4547 https://kotocollege.jp/archives/4561 )さんの『夜は短し歩けよ乙女』という小説のストーリーに沿った謎解きゲーム。なんと、有志の原作ファンが集まって企画したそうです。この企画の最大の特徴は、周遊型であるということ。吉田南構内全体を歩いてビラを集め、スマートフォンに謎の答えを入力しストーリストーリーを進めていくという本格的な仕様になっています。製作者の方によると、「原作ファンを裏切らないようストーリーにこだわりました。NFの他の企画も楽しみながら、謎解きを行ってもらえたらいいなと思っています。」とのことでした。原作、謎解き、NF、すべてに愛を感じる企画で、話題になるのも納得です!!
“ゆったり素敵な時間を過ごしたい”という人にオススメ
<VR Bar>
ちょっと一休みしようと、座れる企画を探して訪れたVR Barは、オリジナルドリンクとVR(バーチャルリアリティー)体験が楽しめるというバーなんだそう!VR同好会と京大ビジネスサークルTPECが合同で行っている企画で、店内はおしゃれな音楽と落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間が流れていました。代表者の方に、なぜバーでVR体験なのかを伺うと、「VR体験の待ち時間も楽しんでもらえるようにバーと融合させてみました。運営の人数が少なくて大変ですが、お客さんからの嬉しい声が力になっています。」と答えてくださいました。
ホラーのオリジナルVR映像を体験。細部まで作り込まれていて圧巻でした!実は私、ホラーが苦手なのですが同じ大学生が作ったということに驚くあまり、怖さを忘れて見入ってしまいました。そしてドリンクも、味はもちろん、見た目や名前にもこだわりを感じる出来栄えで、とても素敵な時間を過ごすことができました。
(こちらはアルタイルという名前のザクロとオレンジのノンアルコールカクテル)
編集チームメンバーのイチオシ企画
<NF写真展>
今回の取材でカメラ担当の太田が毎年楽しみにしているというイチオシ企画は、京都大学デジタル写真サークルDigi*Photo!(Twitter @DigiPhotoPR)の写真展。普段は例会や撮影会でテーマを決めて写真を撮り、お互いにアドバイスをして技術を高めあう活動をしているそう。写真展は1年の活動の中で1番力を入れているということもあり、集大成ともいえる素晴らしい作品が並んでいました。
場所、ジャンルともに自由で、ウガンダの難民キャンプを撮った強いメッセージ性を感じる作品や、京都での日常を切り取ったのびのびとしたポートレート作品、京大の時計塔と夜空の星を定点カメラで写した美しい作品など、目を見張るものばかり。サークルメンバー1人1人が、真剣に写真と向き合い、楽しみながら活動していることを感じられる写真展でした!
いろんな楽しみ方があるNFの空気は伝わりましたでしょうか?
私はNFをゆっくり見て回ったのは今回が初めてだったのですが、面白い企画が盛りだくさんでとても楽しかったです。学園祭とは思えないクオリティーの高さに驚くとともに、学生たちのNFにかける熱い思いを感じました…!来年は、どのような企画が登場するのか今からわくわくしています。
皆さんもぜひ来年、足を運んでみてください!
(文:同志社女子大学 生活科学部 呉原かれん)
(写真:京都大学 法学部 太田アトム)