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もっと着物が好きになる!京都着物企画の「一見屋」に行ってきた

6月4日。やってきたのは、銀閣寺近くのレンタルスペース。京都着物企画さんの「着物ギャラリー『一見屋』」を訪れた。個性豊かな着物を着たスタッフがお出迎え。

そもそも京都着物企画って?

若者に日本の伝統文化を広めたいという思いのもと、イベントを企画・運営する京都大学の学生団体。京都着物企画では、着物ファッションショーや着物の着付け講座、着物ギャラリーをやっており、その中の一つが「着物ギャラリー『一見屋』」。

まずは「一見さん」でも入りやすいおしゃれなギャラリーを拝見!

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「一見さん」とはあるお店に何らの面識なく初めて訪れた人のこと。「着物ギャラリー『一見屋』」はそんな着物が好きだけどなかなか着物屋に足を運べずにいる若者とお店をつなぐ役割を果たす。

今回のギャラリーは『きものGuiches(※)』さんにご協力いただいて着物の展示をしているそう。

色とりどりのきれいな着物に目を奪われる…。

女子の「好き」がぎゅっと集まった着物に思わずうっとり

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着物のデザイン・色・模様、すべてがとにかく可愛い!!

Guichesさんの着物は古典柄を現代風にアレンジしたものが多いのだそう。

衿(えり)の部分にレースがあしらわれていたり、袴の裾がプリーツスカート風のひだになっていたり…。女子の「好き」がわかってる…!いつかこんな着物を着て出かけてみたい(切望)。

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ギャラリーでは、着物の展示のほかに湯呑の販売も。急須で淹れたお茶を焼き物の湯呑でいただく…。そこはもちろん着物姿で。そんなおしゃれなことをしてみたいなーと思いながら見学したのだった。

一見屋を運営するプロジェクトの代表に話を聞いてみた

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黒のデニム地の着物に、ギンガムチェックのシャツをあわせ、ハットと時計、革靴でアクセントをつける…。

そんな、さすが代表というようなおしゃれな着物姿でインタビューに答えてくださった。

──どんなプロジェクトですか?

代表「ギャラリーなんですけど、明確な目標があるんです。若者で着物に興味がある人は割といるんですよね。でも着物店って敷居が高くてなんとなく入りにくい、どこの着物店に行ったらいいかわからない、そう考えている若者も結構いるなって実感しています。逆に、着物店自体は敷居が高いものになってしまっている。そんな両者の橋渡しができる事業にしたいなと考えています。」

―─このプロジェクトでのやりがいは?

代表「このプロジェクトは『着物を広める』という社会的に意義があるものだと考えています。やっている意味を常に考えていて、何をしたらいいんだろうという迷いがないんです。軸が定まっているというか。」

―─京都着物企画自体の魅力・やりがいを教えてください。

代表「この団体は結構新しく、まだまだ足りないなと思う部分がちょくちょくあるんです。でも逆にそういう部分を見つけて、よりよくしていくことにやりがいを感じます。メンバーが多く規模が大きいのが魅力ですね。大きな活動ができるので。」

―─今後、着物企画をどんな団体にしていきたいですか?

代表「拡大していきたいです。今は京都大学の学生だけで活動しているのですが、将来的には他の大学の学生にもこういう活動を知ってもらって京都着物企画に入ってもらいたいです!」

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お茶の試飲もしながら、ゆるりとした時が流れたインタビューとなった。

次回の一見屋は10月29日、30日にあるそうだ。これからの京都着物企画さんの活動から目が離せない。
着物のよさに改めて気づかせてくれた「着物ギャラリー『一見屋』」。お邪魔しました!

京都着物企画 HP: http://kyotokimonokikaku.wix.com/kimokika

※きものGuiches(ギッシュ)…京都四条、寺町京極にある着物のレンタル、販売を行っているお店。
きものGuiches HP:http://guiches.co.jp/

(京都大学 法学部 渡邊彩華)

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