女子大生が元素に変身?京都女子大学twinkle*のファッションショーは世界観が素敵すぎた
今回は京都女子大学の学園祭である「第70回 藤花祭」の初日に行われた
京都女子大学 アパレル造形同好会 twinkle*のファッションショーにお邪魔してきました!
もくじ
twinkle*って?
・役割は大まかに分けてモデル・クリエイター・メイクスタッフ・PRスタッフに分かれている(掛け持ちをしている人もいる)。
・学部を問わず、京女生なら誰でも入ることができる。
・ショー前は、ほぼ毎日のようにモデルは練習を、クリエイターは衣装制作などを行っている。
こんな団体です。
今回のショーのテーマは「Genso」(元素)
衣服から布、糸から繊維、そして元素まで、私たちが着ている服から元素の世界へといざないます。
テーマに沿って、ショーで着る衣装の制作から舞台演出、パンフレット作りまですべて学生が行っています。衣装は1~2か月かけて制作されるそうです。
オープニング
オープニングから圧巻!衣服の世界から元素の世界へいざなわれました。
―衣服は布からできている
―布は糸を織って、編んで作られる。
―糸は繊維を集めて作られている。繊維は原子が集まってできている。
(パンフレットより)
Ne:ネオン
続いて元素のネオンを表現されたショー
このショーの中で一番鮮やかな色が使われていたため、一発目から目をひきましたし、元素のイメージに合わせて細部にまでこだわって作られた衣装を格好よく着こなし、ウォーキングするモデルさんに見とれました。
奇抜なヘアセットやメイクも学生が行っているそうです。
Fr:フランシウム
元素の中でもっとも不安定なフランシウムを表現されたショー。
そのため衣装は毛糸・スモッキングを用いて安定しない『もやもや感』を表現。
なんとも言えないもやもや感や不安定さが私には可愛らしく、愛おしく感じました。
ほっとけない、守りたくなる。そんな男心をくすぐるような衣装と演出だなと思いました。男心は正直わかりませんが(笑)
C:炭素
グラファイトの黒、炭の柔らかさ、ダイヤモンドの輝きや硬さを表現されたショー。
炭素の多様な形状、表情からアイデアを得て衣装に落とし込まれています。
黒が魅せつける圧倒的な存在感は何といっても迫力があり、演出として使われていた緊張感を感じるような音楽もショーとリンクしていてとても印象的で格好よかったです。
Tc:テクネチウム
人の手によって生み出された最初の元素であるテクネチウムを表現されたショー。
人の手によって作り上げられた優美なオートクチュールはなんといっても華麗で夢のような世界観でした。
個人的には、いつかこんなオートクチュールが着たい!そう思いました(笑)
Al:アルミニウム
アルミニウムの熱伝導性や耐熱性などの特性を表現されたショー。
それぞれの衣装でアルミニウムの特性を表現していてクリエイターのすごさを目の当たりにしました。
独創的な衣装が多く、格好よさを感じました。
O:酸素
酸素と不思議な力が融合し植物が動き出す。奇妙で不気味で美しい不思議な魅力が表現されたショー。
全ての生命の源である酸素が不思議な力と融合して植物が動きだすというイメージは、なんとも独創的で、不思議な魅力に会場は呑み込まれていました。
ウォーキング途中で首を傾げたり、くるくる回ったりと不思議な演出もあり目が離せませんでした。
見に行ってみた感想
学生が主催とは思えない本格的なファッションショーに、感激しました。
一からショーをつくりあげることに携われるのは、素晴らしい経験になると思いました。
今回の藤花祭をはじめ、定期的にショーを行っているtwinkle*から今後も目が離せません!
ぜひ一度、自分の目でファッションショーを見て、体感してみてください!
最後に取材や撮影にご協力いただきましたtwinkle*のみなさんありがとうございました。
(京都女子大学 現在社会学部 山岡美桜)
(写真:石永路人,岡嶋望,山本奈未)