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【京都市立芸大 学園祭】強烈な個性が甘く溶け合う世界

11月3日~5日まで開催された
京都市立芸術大学 芸大祭2017

京都市立芸術大学は芸術系大学としては全国で最も長い歴史をもつ大学です。

今年のテーマは「弾丸はチョコレイト」

弾丸のごとく貪欲に、チョコレイトのように甘い創造をという想いが込められています。

一度は行ってみたかった芸大祭。
自由で豊かな感性溢れる学生と作品に注目です!

市立芸大学園祭

会場に入ると、個性的なテナントがたくさん立ち並んでいました。
どのテナントをとっても同じものは一つとありません。

一番の驚きは、販売ブースまで手作りであるということ。
学生にとって芸大祭は自分を表現する場なんですね。

移動する本屋さん=移動本屋さん

市立芸大学園祭
(左:石田由さん 右:ピエールナガノさん)

移動本屋さんとは
有志の学生(主に芸大生)が作った作品を販売する場です。

移動本屋さんなので、どんな場所でも出店することができます。

お店をのぞくと、ステッカー・本・ポストカード・アクセサリー・ZINE「ジン」(製本まで手作業で作られた少部数の冊子)などなど…

どれも魅力的なものばかりで、思わず手にとり見入ってしまいます。

市立芸大学園祭

パラパラ本をめくっていると
(どうやったらこんな素敵な本がつくれるのだろう、、、)
感動するとともに、率直に素敵だなと感じました。

作家さんと作品を前にお話しする機会も少ないので、作品を片手に会話が弾みます。

市立芸大学園祭

一人の広報部員が購入したものがこちら。

つるっとした丸みのある可愛らしいピアスと、芸大祭テーマにちなんで“弾丸はチョコレイト”の架空パンフレットです。

移動する本屋さんなので、もしかしたら京都のどこかで出会えるかもしれません。
そのときはぜひ、自分のお気に入りの作品を見つけてみてください!

芋煮を食べてほっこりしよう

市立芸大学園祭

「お腹が空いてきたので何か食べたいな~」

なんて話していると、一際目を引く「芋煮」のロゴマークが。
こんな店を前にしたら「外は寒いし、芋煮でも食べようか」ってなりますよね。

そしてさらに注目していただきたいのは、なんとこの店の扉、引き戸になっているんです。
ガラガラっと戸を開くスタイルは懐かしさを感じさせます。

市立芸大学園祭

店内にはカウンターといくつかのテーブルが並んでいました。

「芋煮あったかくて美味しい~!」スープを飲んで思わずほっこりした気分に。

お客さんの中には、高齢者の方もちらほら。
学生の愛を感じました。どうもごちそうさまでした。

二階建ての木造建築と豚の角煮まん

市立芸大学園祭

「毎年驚く店がいくつかあるけど、今年は二階立ての模擬店がすごいよ!」

そう教えてくれた移動本屋さんのタレコミ情報をもとにお店を探していると、、

「え、絶対これやん!この店や!」

はい、見つけました。外観はチャイナ風(?)です。
早速、カウンターで豚の角煮まんを購入して店内に入ってみます。

市立芸大学園祭

建物の中は鉄筋パイプで頑丈に組み立てられていました。
ワクワクしながら、細い木造の階段を上がって見えたものは、、

市立芸大学園祭

\ジャーン/

なんとも家庭的なこたつ部屋です。

学生さんのはからいでしょうか。「ゆっくりしていってね」と聞こえてきそうです。

美味しい豚の角煮まんを食べながらまたもや、どうやってこんな建物作れるんだろうと感心しました。(今日でいったい何回目)

芸大生のこだわり作品と服、見せてください

市立芸大学園祭

ぼたん喫茶で販売されていた手作りアクセサリーの数々。すべて一点ものです!

市立芸大学園祭

コンセプトはナチュラルテイスト。芝生をモチーフにしたピアスは広報部員一同、心を奪われました。
芝生デザインってありそうでなかなか目にしないですよね。

市立芸大学園祭

左)ヒサヤスさん/京都造形芸術大学 芸術学部空間演出デザイン学科1回生
今日のファッションポイント:厚底ブーツにモノトーンでまとめて統一感。

右)えっしーさん/京都市立芸術大学 美術学部工芸科1回生
今日のファッションポイント:赤のシューズと白のタイツではずした古着コーデ。

市立芸大学園祭

マノさん/京都市立芸術大学 美術学部美術科 彫刻専攻4回生
今日のファッションポイント:おちゃめなうさぎ(笑)

問題「おじさんは何をしているでしょう」

市立芸大学園祭

最後に、この写真をみてあなたに問題です!

問題「おじさんは何をしているでしょう」

「おじさん、寒いからまきを焚いてストーブの前で暖まっているのかな?」とか
「いやいや、今からこれできっとお風呂に入るんだよ」

と思ったそこのあなた。

違うんです。このおじさん、なんと!!!

市立芸大学園祭

ピザ 焼いています。(笑)

市立芸大学園祭

販売ブースを手掛けるのは、陶磁器専攻の学生有志メンバーたち。
おじさんの正体は、市立芸大の教授でした。

「熱々ピザでおなかを満たしたらお気に入りの器探しへ」

さすが、発想が違います。確かに薪をくべて焼く工程はピザも陶磁器づくりも同じなのか・・

最後の最後まで、学生のユニークな発想に笑ってしまいました。
もちろん、ピザの味も本格的でおいしかったです。

まとめ

京都市立芸術大学の芸大祭は、人が気づかないようなところを掘り下げる学生の表現の場になっていました。まだ見ぬクリエイターさんと出会うチャンスかもしれません。

お気に入りの一冊、もしくはオリジナル作品を求めてぜひ足を運んでみてください。

来年もきっと豊かな発想力に富んだ、新しい芸大祭が見れること間違いなしです。

また大学コンソーシアム京都のウェブサイトでは、京都の大学の学園祭カレンダーを掲載しているので、こちらもチェックしてみてくださいね。↓

[学園祭カレンダー]
http://www.consortium.or.jp/event/admission/campus-festival

(佛教大学 社会学部 唐澤葵衣)

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