キリンビール×市場小路×伝統工芸×芸大 期間限定コラボショップで京都の食がもっとおいしくなる!
食欲の秋!
美味しいご飯を食べるためにあなたは何を一番大切にしていますか?
ご飯そのもの、お酒とのマッチング、食べるお店の雰囲気、そして、どんな人と食事をするのか。
そのどれもが大切ですよね!
でも、それだけでは何か物足りなさを感じませんか?
今回、美味しいご飯を食べるために僕から提案したい要素がもう一つ、
それは『 器の美しさ』です。
先日僕がお邪魔した、市場小路寺町本店にて開催中のイベント「キリン一番搾り期間限定コラボショップ―今宵よい酔い」で、そのことを強く実感したので、皆さんにもおすそ分け!
皆さんもこれを読めば、器に対する価値観が変わるのでは…?
もくじ
質の高い演出を肌で感じる
(写真)市場小路を彩るテキスタイル
お店の中に入ってまず目に留まったのは、天井を飾るテキスタイル 。
色鮮やかなテキスタイルの端々にはまるで鳥獣戯画(ちょうじゅうきが)のように「麒麟(きりん)」がお月見をしていたり、酒造りをしている様子が描かれています。
京都市立芸術大学の学生の皆さんが考えたデザインを綺麗に形にしたのはテキスタイルブランド「ケイコロール」主宰 の山元桂子さん。
京都造形芸術大学大学院を修了された山元さんの「型友禅」の技術と京都市立芸術大学の学生の「麒麟」のストーリーの融合によって、さらに市場小路でのご飯を美味しく感じることができます。
(写真)店員さんが身に纏う法被
また店員さんは今回のコラボ期間中限定の法被を着て接客されていました。
もちろんこの法被も大学生のデザインで、京都のスギシタ有限会社が「印染」という技法を使って染めました 。
伝統的な神社の朱塗りをイメージさせる真っ赤な下地に躍動感のある麒麟。遠目から見てもキリンビールを注文したくなってきます。
(写真)店員さんにインタビューさせていただきました
この市場小路寺町本店でアルバイトされている大学3回生の向井さんにお話を聞きました。
「同じ大学生がデザインした綺麗な工芸品に囲まれて、いつもより楽しく働けています。自分だけじゃなくて同僚もモチベーションが上がってそうな感じですね。タンブラーコンテストも可愛い作品ばっかりで、お客さんにも喜んでもらえて嬉しいです!」
ハイレベルすぎるタンブラーコンテスト
続いてはそのタンブラーコンテスト。どれも綺麗な作品ばかり、持って帰って自分の家で使いたいくらいです(笑)
僕が選んだ作品は京都府立大学環境デザイン学科を卒業され、現在は全国で個展を開催しながら創作活動を続けておられる陶芸家の 清水大介さんが作ったこのタンブラー
(写真)陶芸家 清水大介さんが制作されたタンブラー
シンプルながらも深みを感じられる青味。麒麟一番搾りの入ったこのタンブラーを持つと手に吸い付くような感触でした。
さらに一緒に取材に行った同じ広報部員の玉田さんにもお気に入りの作品を聞いてみました。選んだのは京都精華大学 素材表現学科 陶芸コースを卒業され、現在は楽焼窯元の有限会社楽入にて活躍されている陶芸家、山口有加さんのこの作品。
(写真)陶芸家 山口有加さんが制作されたタンブラー
京都の風景をモチーフにしたこのタンブラー。京都タワーや五重の塔がデザインされていて、ビールが飲みやすい手になじむ形状に仕上がっています。
若手作家8人の作り上げた京焼・清水焼のタンブラーコンテスト。お店にて投票すると、 京焼・清水焼の箸置きがプレゼントされます。(ただしなくなり次第終了)どの作品が一番人気になるのか、楽しみですね!
京都肉とのスペシャルコラボ
市場小路寺町本店では今回のコラボイベント限定で 、京都産の牛肉である「京都肉」を使った期間限定料理を提供。店長さんのおすすめのお料理をいただきました。
(写真)店長さんおすすめの京都肉のお料理
お野菜の色彩と、レアに焼かれたお肉のバランスが良く、視覚からインパクトで楽しめました。
お肉は赤身の強い部分、脂身の強い部分と様々にのっていて、複数のお肉の甘みや柔らかさを感じることが出来ました。お肉を噛んだ時の肉汁や血肉感、脂が、塩胡椒とシンクロしていました。お野菜の中では焼きトマトととても甘みの強いパプリカが好みでした!
さいごに
京都の大学生がデザインし京都の若手伝統工芸作家が実現 した「今宵よい酔い」いかがでしたか?
市場小路さんのおいしいお料理と雰囲気、キリン一番搾りの芳醇な味わいと伝統工芸品の美しさの相乗効果が味わえます。
こちらのコラボは10月31日までの開催。秋の夜長にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
(文 京都大学法学部 山本祐貴)
(取材協力 京都女子大学 現代社会学部 玉田野衣)