京都の大学生のリアルなライフスタイル紹介メディア



モヤモヤは人生のチャンス!?「モヤモヤデト〜ックス」レポート!

皆さん、日々の生活でモヤモヤすることってありますよね。

「なんで大学に通っているんだろう」
「友達と話しているときに自分が知らない話題で盛り上がっている」などなど、

SNSの普及やストレス過多の時代で人生には様々なモヤモヤが付き纏います。

今回は多くのゲストと一緒にそんなモヤモヤを解消するイベント、「モヤモヤデト〜ックス〜たまっているモヤモヤ出しませんか?〜」に参加してきたので、レポートしていきたいと思います!

これはNHK京都放送局主催のイベントで、630()に京都国際マンガミュージアムで開催されました。

 モヤモヤデトックス

お笑い芸人の麒麟・川島さん、カラテカ・矢部さん、クリエイターのPantovisco(パントビスコ)さん、
twotwotwo(ににに)さん、環境音楽家・ピアニスト・京都精華大学教授の小松正史さん、
と非常に豪華なゲストの方々と一緒にモヤモヤについて考えました。

モヤモヤデトックス 

出てきていきなりお馴染みの「麒麟です」を披露してくれた麒麟・川島さん。
ミーハーなので大喜びしちゃいました、僕。

カラテカの矢部さんは今年の6月に、大家さんとの日常を描いた実話8コママンガ『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞されました。

しかも、この日(630日)はなんと矢部さんの誕生日ということでお祝いの花束が送られましたそんな方がモヤモヤすることなんてあるのか?と思いましたが、今こうして周りをさしおいて自分だけが花束を貰っていること自体にモヤモヤしてしまったとのこと・・・(笑)。

 こんな風に各々がモヤモヤを吐き出しながら始まったこのイベント。一体どのように進んでいったのでしょうか?

第一部〜皆のモヤモヤをイラストで紹介〜

モヤモヤデトックス

第一部から第三部まであるこのイベント。第一部は、事前に募集した「モヤモヤすること」を紹介するコーナー。
川島さん、矢部さん、Pantovisco(パントビスコ)さんによる3人でのトークです。

まず始めに、「何がしたくてこの大学に通っているか分からない」といきなり激しく深刻なモヤモヤで始まったこのコーナー。

僕が特に共感したモヤモヤは、最初にも書いた「自分だけが知らない話題で皆が盛り上がっている」ですね。こういうとき本当にどうしたらいいか分からず、確かにモヤモヤを感じているな、と思いました。

また、京都精華大学の学生さんが自分なりのモヤモヤをイラストで紹介してくれました。

どれも非常に画力が高く、細かい所まで工夫がなされていて圧巻でした。それぞれのイラストに会場の共感が得られると、作成した学生さんは「あまり賛同されないと思っていたけど思ったより共感が得られて嬉しい」と嬉しそうな様子を見せていました。

モヤモヤデトックス
(学生さんの作品の1つ。実は結婚というテーマに合わせカレンダーが6月になっています。)

その後はPantoviscoさんが色んなモヤモヤをイラストで表現してくれました!

PantoviscoさんはInstagramでフォロワー数34万人超えを誇るクリエイターです。作品を見て頂ければ分かりますが、個性が溢れ出しています。この方でなければこの絵は描けないですね。(PantoviscoさんのInstagramhttps://www.instagram.com/pantovisco/

 モヤモヤデトックス

「自由」について。
何をしてもいい、と言われると逆に困りますよね。

 第二部〜モヤモヤ解消ワークショップ〜

モヤモヤデトックス

さて、第二部は参加型のワークショップです。ここでは絵本クリエイターのtwotwotwo(ににに)さん進行の下、普段抱えるモヤモヤを解消していきます。
参加者は事前に配られた白紙に4コママンガを描いていきます。

自分のイメージしたモヤモヤをキャラクター化したものを作り、twotwotwoさんに言われた通りにコマを埋めていくと、自分のモヤモヤとの向き合い方が分かっていきます。

モヤモヤデトックス

ちなみに僕の4コマはこんな感じです。(絵がヘタクソなのはご勘弁を。)
確かにこのとき睡眠時間足りなくて参っていましたね・・・。

最後には、近くにいる参加者同士で自分の作ったマンガを見せ合いました。人それぞれモヤモヤの形やそのモヤモヤが語るセリフが違っていて、こういうイメージもありだな、こういうモヤモヤあるよね、とか共感したりされたり。

 第三部〜音楽でモヤモヤを解消〜

モヤモヤデトックス

最後の第三部は、環境音楽家兼大学教授でありピアニストでもある小松正史さんによるピアノ演奏です。小松さん、一体何者・・・?凄すぎる。
確かに音楽ってストレス解消の効果もあるし、日常のモヤモヤ解消に良いですよね。

今回は、小松さんが作曲した「キョウトアンビエンス」、「始業の合図」、「Life」の3曲を披露していただきました!どの曲もピアノの音色が心地良くリラックスできるものでした。小松さんの楽曲は会場である京都国際マンガミュージアムのBGMにもなっています。

更に、Pantoviscoさんのイラストからイメージして、即興で曲を披露するコーナーも。僕もピアノが趣味なのですが、だからこそ即興で演奏できるのは凄いと思いました。
何より、ピアノ演奏を楽しんでいる様子が音や弾き方から伝わってきました。こんな風に物事を楽しむからこそ色々な才能が活かせているのですね!

話はズレましたが、音楽のリラックス効果を存分に体感することができました。迷ったり、モヤモヤしたりしたときには音楽を聞くのも大事ですね。

 

まとめ

今回のイベント、最初僕はモヤモヤなんてどうやって解消するんだろう・・・と疑問に思っていましたが、1つ答えが出ました。
イベントを通して「共感」がキーワードだと思ったのです。

第一部ではよくあるモヤモヤについて話し合い共感を集める。第二部では自分のモヤモヤを具体化し周りと共有し合うことでスッキリする。第三部では音楽という共通の言語でリラックスする。

「あ〜そんなこともあるよね」とか「それ自分も!」と互いに言い合うことで、いつの間にか心の曇りが晴れていることに気付きました。モヤモヤってこうやって解消できるんだ・・・!とまた1つ自分との向き合い方が分かった気がします。

また、川島さんのおっしゃった「モヤモヤは人生のチャンス」という言葉が印象に残っています。

モヤモヤで悩んでいるからこそ、Pantoviscoさんや京都精華大学の学生さんのようにイラストが描けたり、小松さんのように音楽が作れたり、他にも色々な物が生み出せるのだなと思いました。そんな風にモヤモヤと可愛く付き合っていくことで日々もっと成長できる気がします。「モヤモヤは人生のチャンス」、今回一番の知見です。

余談ですが、川島さんはイベントのおかげで日頃のストレスと一緒に矢部さんの誕生日も忘れてしまったらしいです・・・。
さてさて、そんなイベントでしたが、実はNHKの京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」の関連イベントとして開催されていました。

モヤモヤデトックス
京都のちょっと変わった学生寮とちょっと変わった学生たちの物語。2018725日(水)夜9時〜BSプレミアムで放送されます。人生のモヤモヤと真剣に向き合う学生たちの姿を是非御覧下さい!

実はコトカレではそのドラマに出演する成海璃子さん、須藤蓮さん、三村和敬さんにインタビューさせて頂きました。
こちらもどうぞ→https://kotocollege.jp/archives/9326

 (文、写真:京都大学 公共政策大学院 太田アトム)
(取材協力:京都大学 文学部 池垣早苗、同志社大学 経済学部 川嵜雛乃)

合わせて読んでみては?

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアでも最新情報をゲットしよう!