インタビュー

夢を追う学生へ:女優・成海璃子さん、俳優・須藤蓮さん、三村和敬さんにインタビュー

夢を追う学生へ:女優・成海璃子さん、俳優・須藤蓮さん、三村和敬さんにインタビュー
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10人に1人が学生という「学生のまち」京都。

そんな京都を舞台にしたちょっと変わった学生寮と、そこで暮らすちょっと変わった学生にスポットライトを当てた、京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」の放送が迫っています。

実は私、「ワンダーウォール」のPR番組「京都ほっこり散歩」に“京都の大学生”代表して出演させていただきました。
今回は撮影でご一緒した、女優の成海璃子さんと、俳優の須藤蓮さん、三村和敬さんにお話しを伺いました。

京都学生広報部

プロフィール

○成海璃子(なるみ りこ)
成海璃子

1992年、神奈川県生まれ。2005年のドラマ「瑠璃の島」で注目を集め、ドラマ、映画、舞台等で活躍。ドラマ「1リットルの涙」「平清盛」「黒い十人の女」、映画「あしたの私のつくり方」「罪とか罰とか」「無伴奏」など。

○須藤蓮(すどう れん)
須藤蓮

1996年、東京都生まれ。現役の大学3年生。ファッションモデルのオーディションをきっかけに、去年秋から役者を始めたばかり。

○三村和敬(みむら かずのり)
三村和敬

1996年、神奈川県生まれ。俳優として10年以上のキャリアがあり、演劇やドラマ、映画などで幅広く活躍。「渇き。」「ちはやふる」など。去年は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも出演。

「ほっこり散歩」

撮影は私が通う同志社大学からスタート。

創立140周年を超える赤レンガの近代建築に、目を奪われているみなさん。
普段何気なく見ているはずの風景も、歴史の重みや風格があることを改めて感じました。

次は、鴨川です。
心地よい風に吹かれながら、インタビュー開始。

ワンダーウォール


−−
みなさんはどのような学生生活を過ごされていましたか?

成海璃子

三村:高校生の時はとても大人しくて、いつも同じ友達とずっと一緒にいました。

成海:私は仕事をしながら、学校に通っていましたね。

須藤:実は僕、現役大学生なんです。仕事をしているので、学業と仕事を両立しています。テスト前は勉強に必死ですね。

 

−−ドラマの設定になっている少し変わった学生寮についてどう思われますか?

ワンダーウォール

三村:寮生活にすごく憧れがあったので、撮影がとても楽しみでした。

成海:今回、私は寮生の役ではありませんが、寮の中に入るシーンの撮影はありました。すごく憧れますね、あんな共同生活。おもしろいですよね。

須藤:大学生って意外と人間関係が希薄じゃないですか。“友達か友達じゃないか、よくわからない人がたくさんいる”というイメージがあって。実際に僕が大学に通っていて、そこが楽しめていない部分だったんですけど、寮生活は人間関係が密なんです。全然仲良くなさそうに見えて、あったかい場所だと感じました。

 

−−京都が舞台になっているドラマですが、京都の好きなところは?

成海:好きなところ…食事がおいしい!京都の雰囲気、街並み、全部好きです。

須藤:僕は、夜の街並みが好きです。烏丸御池から河原町あたりは特に。空が綺麗で、空気がいいですよね。

三村:わかる。ちゃんと区画されているからか、道がまっすぐだからか分からないけど、僕も、街並みがとても綺麗だなぁって思いました。川とか橋とかも合わさって、絵になる感じがいいなって。

ワンダーウォール

 

変わり者と変わった場所だけど・・・

−−ドラマ「ワンダーウォール」の見どころを教えてください。

成海:主要人物の男の子5人が、みんな一人ひとりとてもいいキャラクターで、しかも役と本人の持つ雰囲気が、本当にぴったりなんです。そこが見どころだと思います。

三村:僕は、寮のセットに注目してほしいです。張り紙とか、食べかけのインスタントラーメンとか、細かいところに変わっている物が常に登場しているので、見ていておもしろいと思います。

須藤:とっても汚いんですけどね(笑)セットもぐちゃぐちゃで(笑)でも、なんか居心地が良いっていうか。こういう寮があったらいいなって思える場所がそこにあって、こういう人がいたらいいなって思える人物が登場していて。変わり者と変わった場所なのに、不思議ですよね。フィクションなのにリアリティラインが高くて、おもしろい物語です。

ワンダーウォール


−−
全国には、夢を持っている学生がたくさんいます。役者として活躍されているみなさんから、夢を持っている学生に向けて、メッセージをお願いします。

成海:目の前にあることをずっと一生懸命頑張っていたら、大丈夫だと思います。

三村:夢を持って、そのために一生懸命に頑張ることは大事だと思うんです。でも、ただ猪突猛進するのではなくて、物事を客観的に見るのも大事だと思っていて。壁にぶつかった時に、ずる賢いやり方でもいいから一歩引いてみると、生きやすくなるんじゃないかな。

須藤:夢を持って生きていると、壁にぶち当たることがあると思います。この作品は、社会に夢とか想いを阻まれる人間の様を描いたドラマなので、そういう人に刺さる作品だと感じています。僕自身も夢を持って生きている学生ですが、同じように夢に向かって頑張ってる方々に、ぜひこのドラマを見てほしいです。

 

インタビューを終えて

みなさん自身、「ワンダーウォール」という作品を通して様々なことを感じられていて、この作品をとても大切にされていることが伝わりました。

また、“京都の大学生”代表として出演することで、私自身が“京都の大学生”の魅力を再認識することができました。大学だけでなく、まさに「街全体がキャンパス」である京都。残り2年弱の大学生活は、もっと誇りを持って送っていくとともに、京都学生広報部でその魅力をしっかりお伝えしようと心に決めました。

撮影の合間も、緊張している私に優しく声をかけてくださったみなさん。
本当にありがとうございました。

ワンダーウォール

 

京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」

ワンダーウォール

○NHK  BSプレミアム
2018年7月25日(水)夜9時~放送決定

[公式HP]
http://www.nhk.or.jp/kyoto/wonderwall/index.html

 

「京都ほっこり散歩」

○NHK BSプレミアム
7月18日(水)午後2:50
7月22日(日)午前2:15
7月23日(月)午後3:20、夜11:20

○NHK総合テレビ(京都府内向け)
7月23日(月)午前10:05、午後4:10
7月24日(火)午後4:10

ほか随時放送予定
※放送予定は変更する場合があります。

(文:同志社大学 政策学部 池田あかね)
(取材協力:同志社大学 法学部 平井雅子)
(写真:京都大学 法学部 太田アトム)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

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