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中高生必見!京都の現役大学生が提案する京都修学旅行の王道ルート5選

中高生必見!京都の現役大学生が提案する京都修学旅行の王道ルート5選
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はじめに

こんにちは!京都への修学旅行が控えているみなさん、もうどこを巡るか決めましたか?この記事では、京都の大学に通う現役大学生がおすすめする、京都に訪れたら行ってみたい観光地をぎゅっと集めた王道ルートを紹介しています。ちょっと役立つ小話も紹介するので、修学旅行前にぜひ読んでみてください!

一度は訪れたいTHE王道!東山エリア

京都といえば清水寺!ということで、まずは清水寺を含む東山エリアのモデルコースを紹介します。

私がおすすめする東山エリアの王道ルートはこちら。

まずは清水寺に参拝をします。中には恋愛の神様を祀る地主神社もあるので、時間がある場合は寄ってみましょう!清水寺で参拝した後は、産寧坂・二年坂でお土産を探しにいきます。たくさんのお店が並んでいて選ぶのに時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

その後、八坂庚申堂でお参りをし、くくり猿に願い事を書いて吊るしてみるのもおすすめです。カラフルなくくり猿は写真映えするため、SNSで有名な写真スポットでもあります。八坂庚申堂の後は、北政所「ねね」と豊臣秀吉ゆかりの地、高台寺へ。蒔絵や開山堂など、安土桃山文化を体感できるお寺です。
最後は朱色の楼門が目立つ八坂神社へ。

7月に開催される祇園祭はこの八坂神社の祭礼で、京都を代表する夏のお祭りです。

昼食は産寧坂・二年坂周辺のお店でとるのがおすすめ!食べ歩きできるものもたくさん売られているため、ここでお腹を満たすのもよいと思います。

清水寺までのオーソドックスな移動方法はバスです。電車の場合は、京阪電鉄の祇園四条駅から徒歩25分ほど。清水寺から他のスポットへは、すべて徒歩で移動できる距離です。

 

ゆったりした京都を楽しめる洛北エリア

続いて、京都の繁華街から少し外れた静かな地域、洛北エリアのモデルコースを紹介します。世界遺産にも登録されている、下鴨神社がメインのコースです。

まずは人気のみたらし団子屋さんで腹ごしらえ。

ここは時間帯によっては混んでいる場合もあります。お腹が満たされたら、賀茂御祖神社、通称下鴨神社へお参りしましょう。すぐ近くにある河合神社は下鴨神社の摂社のひとつで、縁結びにご利益があるとされています。有名な鏡絵馬に自分好みの化粧を施してみるのも一つの楽しみ方です。

その後は、旧三井家下鴨別邸へ。ここは豪商・三井家の旧別邸で、重要文化財に指定されている貴重なお座敷。内部を見学したり、庭を眺めながら抹茶やお菓子をいただいたりしつつ、一休みをすることができます。見学が終わったら、出町柳駅の方へ向かいましょう。出町柳には桝形商店街というちょっとレトロな商店街や、鴨川デルタという賀茂川と高野川の合流地点に形成された三角地帯があります。

桝形商店街には飲食店もあるため、そこで昼食をとるのもおすすめです。

こちらも移動はバスがおすすめ。電車を使うなら、京阪出町柳駅が最寄りです。地下鉄の駅なら鞍馬口駅ですが、駅から25分ほど歩きます。こちらも一度洛北エリアに入れば、あとは徒歩で回れる距離です。

 

文化・芸術に触れるなら岡崎エリア

続いては、文化施設や美術館が集まる落ち着いた地域で、平安神宮を中心に芸術や歴史に親しめる岡崎エリア。東山エリアほど各スポットがぎゅっとつまっているわけではないですが、比較的近くに位置するため、自然を感じながら京都を歩くことができます。また、他のエリアよりは若干観光客が少なめな印象です。

みなさんご存じ、朱色の鳥居がある平安神宮から始まり、次は岡崎神社へ。歩いて約10分程度です。岡崎神社はうさぎが神の使いとされており、境内にはかわいいうさぎの像や絵馬があります。そこからさらに15分歩いて南禅寺へ。南禅寺は石造りの水路閣や三門が有名で、ここを背景に着物を着て写真を撮ると、とてもレトロな雰囲気になります。

フォトジェニックつながりでもう一か所、蹴上インクラインまで足を延ばしてみましょう。今は使われていない傾斜鉄道のレールが敷かれているこの場所は、フォトスポットとして人気が高いです。

昼食は平安神宮のあたりが一番お店を見つけやすいと思います。他のエリアより総移動距離が長めなのがこのコースの特徴です。

 

寺社仏閣巡りに興味があるなら衣笠エリア

京都市北区に位置し、金閣寺をはじめとする歴史と自然が調和したここでの王道ルートは、

北野天満宮から金閣寺までは徒歩約14分、金閣寺から龍安寺までは徒歩約18分、龍安寺から仁和寺まで徒歩約11分と、散策するにも最適です。

おみやげを探したい場合は、金閣寺周辺にお土産屋さんがあるのでそこで吟味しましょう。

 

バスを使って巡ることもできますが、この辺りのバスは観光客で満員の場合が多く、乗れないこともあるため、時間には余裕を持った方がよさそうです。

昼食をとる場合は、金閣寺、北野天満宮のあたりで見つけておくのがよさそうです。

 

京都ならではの自然と食べ歩きが楽しめる嵐山エリア

京都市の西部、右京区に位置する嵐山エリアは、渡月橋や竹林の小径などが有名で、京都の観光地の中でも高い人気を誇ります。そんな嵐山エリアの王道ルートはこちら。

阪急嵐山駅に到着したら、まずは渡月橋を渡り、天龍寺へ。天龍寺参拝後は有名な竹林の小径を散策し、その途中で源氏物語賢木の巻にも登場する野宮神社に参拝してみましょう。その後は嵯峨野トロッコ列車で四季折々の保津峡の眺めを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

 

嵯峨野トロッコ列車は駅が4つあり、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで約25分で走ります。嵯峨駅、嵐山駅からトロッコ列車に乗った場合、亀岡駅まで行き、JR嵯峨野線で京都駅まで帰ることができます。

渡月橋から竹林の小径の間にはお店がたくさん並んでおり、食べ歩きが楽しめます。私のおすすめは湯葉チーズ。機会があれば食べてみてください。

街中から嵐山へは、鉄道を使う場合、阪急嵐山駅、嵐電嵐山駅、JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅のいずれかで降りることになります。

ここで紹介した王道ルートを行く場合、阪急嵐山駅を利用すると渡月橋スタートで無駄のない動きができます。どの駅で降りるかによって、効率の良い回り方が変わるので、事前に計画を立てておきましょう!

 

番外編1:着物を着るには

着物を着てみたい!という修学旅行生もいるのではないでしょうか?せっかく着物を着るなら、どこが一番写真映えするのか?ということで、筆者がおすすめしたい着物が似合う観光地や、予算などもお伝えします。

 

今回ご紹介した王道ルートの中で着物が似合うのは、東山エリアの八坂庚申堂と岡崎エリアの南禅寺。カラフルなくくり猿やレトロな南禅寺の水路閣は着物とよく合います。南禅寺近くの蹴上インクラインもフォトスポットの一つです。ただ、普段着慣れていないと着物は歩き疲れたりしてしまうので、着る場合は歩きやすいコースにした方がよさそうです。

 

着物レンタルの値段は様々ですが、学生コースがあるところでは2,500円から借りられるお店もあるようです。ちょっと高そう、と思うかもしれませんが、調べてみると案外リーズナブルなお店もあるので、着物を着たい人は観光地近くの着物レンタル屋を調べてみましょう!

 

番外編2:お土産を買うには

最後に、お土産はどこで買ったらいいのか?という疑問にもお答えしましょう!

個人的に、お菓子系は京都駅で買う時間があるのなら、京都駅で十分です。箱もかさばってしまうので、最終日まで我慢するのが吉だと思います。

京都らしいキーホルダーやTシャツ、扇子などは京都駅で見つけられないこともあるため、ビビッと来たものがあったらその時に買っておく方がよさそうです。もちろん、そこでしか買えないとわかっているお菓子なら、すぐに買っておきましょう!ちなみに、私は帰省の際にお土産をたまに買って帰りますが、シンプルな八つ橋が一番喜ばれます。迷ったら八つ橋を買ってみてください!

 

 

おわりに

この記事では京都観光の王道ルートを紹介してきました。これはあくまで一例なので、自分で調べてさらにオリジナリティあふれる観光ルートを考えてみてください!

とはいえ、実際一番思い出に残るのはその場所自体ではなく、友人と一緒に見知らぬところで同じ時間を過ごしたという体験だと思います。友人と一緒なら、どこを観光しても楽しいですし、多少のハプニングも良い思い出になります。ぜひ、京都での修学旅行を楽しんでください!そしてこの記事が、みなさんの思い出作りに役立ちますように。

 

(京都府立大学公共政策学部 遠藤彩花)

 

 

この記事を書いた学生

遠藤彩花

遠藤彩花

京都府立大学 公共政策学部

好きなおにぎりは焼きおにぎりです。