大学生のリアルな金銭事情大調査!

もくじ
はじめに
大学に入ると自由な時間が増え、自分がやりたいことにお金を使えるようになりますよね。
しかしその一方で、「毎月の生活費ってどのくらいかかるの?」「仕送りやアルバイトでやりくりできる?」といったお金の悩みも出てくるもの。
今回は京都の大学に通う大学生21人に、リアルな金銭事情を聞いてみました!
バイト代編
大学生になってアルバイトを始めた人も多いのではないでしょうか。
毎月いくら稼いでいるのか、現役大学生のバイト代を聞いてみた結果はこちら!
「7万円以上」が最も多く33%。次いで「5~7万円」と「3万円未満」が約30%、その間の「3~5万円」は9%という結果になりました。
また、「アルバイトはしていない」と答えた人はいませんでした。
収入に幅があるのは、学業とのバランスを考えたり、実家暮らしか一人暮らしかによって働き方が違ったりするからかもしれません。
ちなみに、アルバイトでたくさん稼ぎすぎると、親の扶養から外れてしまう可能性があります。年間収入が一定額を超えると、税金や保険料を自分で払わなければいけない場合があるので、注意が必要です!
大学生のアルバイト事情に関する記事はこちら!
“何がおすすめ!?アルバイトごとのメリット・デメリットを大学生に聞いてみた!”
一人暮らし編
一人暮らしの大学生は、生活費をどのようにやりくりしているのでしょうか?
まずは、仕送りの額から見てみましょう。
・仕送りの額
「5~7万円」が最も多く28%、次いで「3~5万円」が27%と、仕送りをもらっている人の大半が3〜7万円をもらっているようです。
一方で、仕送りをもらっていない人もおり、仕送りに頼らず生活している大学生も一定数いることが分かります。
仕送りがある人の中でも、その額にはばらつきがあり、7万円以上もらっている人もいれば、3万円程度でやりくりしている人もいます。
仕送りが少ない、あるいはもらっていない学生は、アルバイトで生活費を補っているケースが多いのではないでしょうか。
・毎月の支出
家賃を除いた毎月の支出を聞いてみたところ、「7万円以上」と「3~5万円」が最も多く36~37%、次いで「5~7万円」が27%と、バランスよく分布していることが分かります。
一人暮らしをしていると、光熱費や食費、日用品代がかかるため、実家暮らしの学生よりも支出の管理が求められます。
特に食費は、自炊をするか外食が多いかで大きく変わってくるため、うまく節約できるかどうかが重要ですね。
年間を通して何に一番お金を使うか聞いてみると、食費が最も多い回答となりました。
自炊をしている人も多いものの、外食も増えがちで予想以上に費用がかかるのかもしれません。
その他の回答では、交際費や美容代などがありました。
・貯金額
意外な結果となったのが貯金額。
「貯金はしていない」という人が約半数を占めました。アルバイトや仕送りで収入があっても、毎月の支出でほとんど使い切ってしまう人が多いようです。
一人暮らしの学生は生活費の負担が大きいため、なかなか貯金に回せる余裕がないのかもしれません。特に、仕送りなしで生活している人は、アルバイト収入を生活費に充てることが多いため、貯金をする余裕がない場合もありそうです。
次は、実家暮らしの大学生の金銭事情を見ていきます!
実家暮らし編
一人暮らしと比べて、実家暮らしの大学生はどのようなお金の使い方をしているのでしょうか?
仕送りや家賃の負担がない分、自由に使えるお金が多いのか、それとも意外と出費がかさんでいるのか?!
・お小遣いの額
実家暮らしの学生の60%が「お小遣いをもらっていない」と回答。
家庭によっては、高校生の頃に比べて「もう大人だから」とお小遣いがなくなることもあるようです。
一方で、1万円以上のお小遣いをもらっているケースもあり、実家暮らしでも親のサポートを受けながら生活している学生もいることが分かります。
・毎月の支出
一人暮らしの大学生と比べて、実家暮らしの学生は支出を抑えやすい傾向にあります。
特に、家賃がかからないため、3~5万円の範囲で生活している人が半数を占めました。
しかし、20%の学生は「7万円以上」を使っており、交際費や趣味にお金をかける人も一定数いることがわかります。
年間を通して何に一番お金を使うか聞いてみると、旅費が最も多い回答となりました。
自由に使えるお金が一人暮らしの人よりも多い分、実家暮らしの人は旅行や外出にお金を使うことが多いようです。
その他の回答では、コスメ代や美容代、推し活代などがありました。
・毎月の貯金額
実家暮らしの学生は、一人暮らしの学生よりも貯金をしている割合が高いことがわかります。
特に、毎月1~3万円を貯金している人が半数という結果になりました。家賃が必要ない分貯金に回せるようになり、金銭的な余裕ができることが影響しているのかもしれません。
また、3万円以上貯金している人も10%おり、計画的に貯めている人もいるようです。
まとめ
今回の調査から、一人暮らしと実家暮らしではお金の使い方や貯金額に大きな違いがあることが分かりました。
一人暮らしの学生は生活費がかかる分、貯金が難しい傾向がありますが、その分「自立」や「自由」を感じることができるのも魅力です。
一方で、実家暮らしの学生は貯金しやすい環境にあるものの、支出額には個人差が大きいことが分かりました。
ぜひこの記事を参考に、充実した学生生活を送ってください!
実家暮らしのリアルが書かれた記事はこちら!
“【調査】実家暮らし大学生のリアルに迫る!現役大学生3人に実態を聞いてみた”
(京都女子大学現代社会学部 竹原亜月)