京都の大学生がモデルに!京都のポートレート撮影スポット3選
もくじ
撮りたい/撮られたいあなたに
皆さん、突然ですがポートレートを撮ったり撮られたりといった経験はありますか?
インスタグラムで#被写体募集 #ポートレート といったタグの付いた写真をよく見かけると思いますが、どれも被写体の魅力が伝わってくるような素敵なものばかりですね。
キレイな写真を撮りたい、あるいはキレイに撮られたいあなたに向けて、 今回は実際の写真を交えながらアクセス◎な京都のポトレスポットをご紹介します!
今回は京都学生広報部から、編集チームのふたりがモデルになってくれました!
(撮影時のみマスクを外しています)
写真左:山口実由加さん/写真右:田中陽奈子さん
【街中のオアシス】鴨川・河川敷
街中でも落ち着いた自然のようすを感じられるのは、京都の良いところのひとつですね。
特に京都のオアシスこと鴨川は、広い流域のどこを訪れても同じ川とは思えないほどバラエティ豊かな表情を見せてくれます。
今回の撮影地は三条大橋付近です。人通りの多いエリアだからこそ、川辺のゆったりとした時間の流れを感じやすく、リラックスした表情で撮影できるのでは……!?
三条大橋は欄干が木製で、しかも青銅のような金具の独特の質感もあり、橋の上でぼんやりするありふれたシーンにもどことなく京都らしさがあります。
カメラマンの「人間の膝でゴロゴロするときの猫の表情で!!」という無茶ぶりにもバッチリ応えてくれました。モデル根性ここにあり。
橋から下りて河川敷に出てみました。川べりには少し傾斜があるぶん、平坦な土地よりも人間の動きが出やすくなります。
自然に近付いたからか、ふたりとも緊張が解けて表情がナチュラルになってきていますね。
何箇所かで撮影するときには、アクセスが良くリラックス効果もある(?)鴨川を最初に持ってくるとグッドです!
【線路という非日常】蹴上インクライン
続いて蹴上駅にやってきました。三条京阪駅から地下鉄でわずか3分ですが、静かで自然豊かで、街中とはまったく違った景色が広がっています。
駅から歩いて数分でたどり着いた「蹴上インクライン」は、なんと線路の上で写真を撮ることができる珍しい場所です。昔は船を運行するために使われていた鉄道で、現在は廃線跡が京都市の文化財に指定されています。
ありふれた砂利道に線路が敷かれているだけで非日常的になりますね。ペアで撮影するときは、線路と対称な構図にしてみたり、服の色味を合わせておくと印象がまとまります!
春にはインクライン周辺の桜が満開を迎え、桜の花びらであふれかえった線路で撮影をすることができますよ。もう次の春が楽しみですね。
【ダークファンタジーの世界】水路閣
インクラインから少し歩いて南禅寺に入ります。境内でひときわ目立つのは古い水道橋の「水路閣」。お寺の中にあるレトロな洋風建築が目を引きますね。
水路閣の特徴は、なんといっても年季の入ったレンガ。長い時間をかけて色あせたり剥がれ落ちたりして出来た独特の風合いが歴史を感じさせます。
レタッチ(編集)で色合いや質感の変化がわかりやすく出るのが水路閣のおもしろさですから、今回もいろいろなレタッチを試してみました。使用したソフトはAdobeのPhotoshopです。
まずは1枚。何重にも連なったアーチはひょっこりと顔を出すのに最適です。
アーチの重なりを取り入れると遠近感のある構図を作りやすいですね。明るい表情に合わせて、レンガの色合いもあたたかくしてみました。
ファンタジックでふんわりした雰囲気を出せたのではないでしょうか。イメージは廃墟の妖精です。
同様に遠近感を利用したのがこちら。服と肌の白さを活かしたかったので、レンガの色合いを暗くしてメリハリを付けてみたり。
ゆるやかに垂れたスカートがアーチの曲線と合って統一感が生まれています。
こちらはよりダークに。手前のアーチをぼやけさせることで物陰に隠れているかのような写真になり、どこかストーリーを感じさせる雰囲気を作り出しています。
続いてはこちら。
どこか冷たくてごつごつとした様子のレンガと、あたたかみのあるモデルとのコントラストを意識しました。
水道橋ですから、じっと耳をすませば流れる水の音が聞こえるのかもしれませんね(実際何も聞こえませんでしたが……)。
レンガの色味を抑えることで、コーデ撮影に向いた背景を作ることもできます。
アーチのすすけた黒い部分とモデルの影とが調和することで独特の雰囲気が生まれますね。
水路閣では空間を活かしたさまざまな撮り方を考えられるので、ポートレート初心者の方の練習にはうってつけです!
おわりに
いかがでしたか?
今回は京都にあるポトレスポットの中から、人気でアクセスも良い3箇所をご紹介しました。
ポートレートはカメラやスマホがあればすぐに始められるお手軽な趣味です。四季折々の京都のようすを楽しみながら、写真を撮ったり撮られたりしてはいかがでしょうか。
(文・写真 同志社大学 法学部 石井魁人)
(取材協力 立命館大学 文学部 田中陽奈子)
(取材協力 同志社大学 山口実由加)