京都好きすぎ大学生が京都でしたこと5選
皆さん、こんにちは!そして、この春京都で学生生活をスタートされるそこのあなた!入学おめでとうございます。
京都で学生生活を送ることは本当に貴重な経験になること間違いなし。そこで!今回は京都愛に溢れすぎた筆者が実際に学生時代に京都で体験したことを主に5つまとめました!「京都は魅力に溢れすぎて何をしたらいいか分からない‥‥」と悩まれている皆さんに是非参考にしていただきたいです。
また、筆者が過去に執筆した『京都に来た理由』も併せて読んでいただくと、京都で学生生活を有意義に送ることへのイメージが更に膨らむのではないでしょうか!!
https://kotocollege.jp/archives/23185
それでは、早速見てみましょう!!
もくじ
①京都散策
まずは、「京都の寺社仏閣巡り」。それもマニアックな所を中心に。これが筆者の学生生活の大半を占めているのでは?と言っても過言ではないくらい、あちこち巡っています。私の通う大学周辺は人気の観光地が密集している地域です。通学途中や授業のフィールドワーク等で普段から目にしているので、そうした場所は既に定番になっています。それに、大学入学前から既に京都の世界遺産や定番の観光地に足を運んでいたので、「もっと京都を知りたい」「あまり知られていない場所を見つけたい」という先の世界を見たくなる欲が出てくるんですね。
京都は知れば知るほど奥深さを味わうことができ、終わりが見えません。今の目標は、人生を全うするまでに、京都検定1級に合格することです!
写真は、市内のとある寺院を拝観した際に発見した在原業平(平安時代の歌人)ゆかりの「塩釜跡」。大阪から運んできた海水をこの窯で塩焼きにしてその風情を楽しんだとか…。 歴史を学んでいる身として、見聞きすると、こうしたマニアックな場所につい立ち止まってしまいます(笑)。
②自転車を乗り回す
京都は公共交通機関が発達しているので、どこへ行動するにも非常に便利ですよね。筆者もよく寺社仏閣巡りする際は市バス・地下鉄を乗り継いであちこち出かけていました。
しかーーし!途中で筆者はあることに気づきました。「自転車を漕げば運動にもなるし、道中また違った雰囲気を楽しめるのではないか⁈ これは一石二鳥ではないか⁈」と。結論、大学生になってから今まで以上に自転車を乗り回しては市内を散策するようになりました。結果、車や公共交通機関では素通りしていたお店や寺院などを発見。そんな場所に足を踏み入れる機会が増えましたしSNSや書籍では体感できない新たな発見をすることが私の醍醐味に。(もちろん歩くのも良いですよね!)特に、新緑の時期は風が気持ち良くてオススメです!!
自然とそのような習慣がついてきたので自覚が薄れていたのですが、部活で「今日は自宅から9km先の所まで自転車で行ってきましたっ!」と話したら、部員から「フットワーク軽すぎっ!」と驚かれるくらい(笑)。でも、これから向かう憧れの場所に近づいていくワクワク感と、実際に辿り着けたときの達成感を味わうのが堪らないのです。もう少しで青紅葉が見ごろを迎えるので、筆者は次の行き先候補を探している途中です。
実際に通りすがりに発見したレトロな校舎と桜。桜は「春めき」と言う珍しい品種だそう。
③博物館・美術館巡り
京都には博物館・美術館が数多くあります。京都散策同様、これも筆者にとっては欠かせません。もともと、幼いころから歴史が好きで特に文化財や美術品を見ること、間近で親しむことに興味がありました。その他にも京都には近代美術を主に所蔵、展示している博物館・美術館があり、企画展も多く開催されているので、自分の専門分野ではなかったものを学びながら「これから博物館・美術館とどう向き合っていくべきか」を常に考えて見学することが最近の筆者のマイブームになっています。
京都には長い歴史の中で培われ、生まれた様々な文化や芸術が存在しているので、それらを後世に繋げていくために博物館・美術館で展示が行われ、多くの人々の目に触れる機会が設けられています。特に皆さんが通われる市内の大学周辺には、徒歩や自転車で訪れることが可能な博物館・美術館があると思うので、一度足を運んでみてください。「身近な場所にこんな貴重な施設や文化財があったなんて!」と感動するはずです。
それに、学生の皆さんは建物や空間に惹かれて足を運ぶ機会が多いと思います。しかし!それでは勿体ないと筆者は伝えたいです。というのも、京都じゃないと見られない展示、貴重な作品・文化財が目の前にあるからです。今まで触れてこなかった分野に飛び込んでみて、様々な価値観を感じ取ってみてはいかがでしょうか?
④着物を着る
和装ってだけで京都の風情ある景観に溶け込み、絵になります。
私は高校生の頃に京都で着物をレンタルし、まち歩きをしたことで、普段以上に目に映るのもの全てがより美しく感じ、そんな着物が持つ力に魅了され、「着物をもっと知りたい」「京都で着物を着たい」と強く思うようになりました。そこから大学入学を機に独学で着付けを猛練習!!今では自分で着付けて寺社仏閣や博物館・美術館巡りを楽しんでいます。着物は着付けだけでなく、しきたりを知る、必要な小物をTPOに合わせて揃える、メンテナンスetc.予想以上に手間がかかることが多いですが、着物を着ることによって、所作が綺麗になったり、四季折々の季節に合わせたコーディネートを楽しむことができます。時折、着物を着るたびに未知なことに遭遇したり、「次は何を着ようか」「この組み合わせや着こなしで大丈夫だろうか」と悩んで本やインターネットで調べながらああでもない、こうでもないと奔走して一日中頭から離れなくなることがありますが、それら全てをひっくるめて「着物って楽しい!」と感じています。実際に京都で着物を着るようになったことで、自分なりの生き方を見つけ、アイデンティティを確立できました。
着物って特別な時に着るイメージがありますが、京都観光の際に着物をレンタルして、仲の良い友人とまち歩きやカフェ巡りをしたり、歳時に参加したりするのも良いです。また、成人式や卒業式で袖を通す機会が少なからずあると思います。そのような出来事がきっかけで楽しさや親しみを持っていただき、1人でも多くの人に着物本来の魅力を感じ取ってほしいです。
着物好きが高じて和装小物を集めるのも趣味に。写真はつまみ細工専門店のワークショップで紫陽花の髪飾りを作った時のものです!浴衣と合わせて祇園祭に行きたくなりますね!!
⑤伝統文化を嗜む(いけばな)
本場・京都の、いけばなの根源である池坊で本格的に伝統文化を嗜みたく、大学入学を機に門をたたきました。筆者の場合、全くの初心者だったので、生け方や花の扱い方1つにしても慣れるまで時間がかかりましたが、お稽古を通じて花1本1本と対峙して個性を見極め、空間をイメージする力が身に付きましたし、もっともっと上達したい!という向上心が芽生えました。上手く自力で生けられたときの達成感や師匠からお免状をいただけたり、池坊が協力している歳時に参加させていただいたときの嬉しさがお稽古を継続する活力となっています。それにお稽古の度に季節に沿った花を生けるので、着物と同様に四季を学びながら楽しむことができることを強く実感できます。
写真は「自由花」と言い、形式に則らず想像力を発揮して自由に生ける、池坊の技法の1つです。年末に生けたこともあり、特に松、千両(南天に似た植物)、白い菊の存在がお正月らしく、新年の始まりに彩りを与えてくれています。伝統文化=堅苦しいというイメージがつきものですが、京都は学生のまちとしての顔を持っていることもあって、大学の部活動やサークル等で未経験でも気軽に始めることができますよ!
筆者の場合はいけばなですが、皆さんも伝統文化に触れる機会を作って、日常生活に“華”を添えてみてはいかがでしょうか??きっと奥深さに魅了されます。
今は時間的余裕が無くてできていませんが、これを機に茶道にも挑戦したい….!
おわりに
いかがでしたか?綴り切れないほどお伝えしたいことが山ほどありますが、私の京都愛が画面越しでも伝わったでしょうか??
この記事を通じて、中高生の皆さんが「京都の大学に進学したい!」と興味を持ったり、「入学後は京都で念願だった○○をしたい」など、京都での大学生活の参考にしていただければ幸いです。そして、現在大学生の皆さんは貴重な学生生活の思い出を作る1つの手段として少しでも関心を持って下さればうれしいです。
皆さんで京都をより多くの京都好きで溢れかえる学生のまちに!!一緒に創り上げましょう!!
(京都女子大学 文学部 内海万知子)