夏の京都のおススメスポットを市バスの運転手さんに聞いてきた!【前編】
京都の夏といえば…
「祇園祭」に「五山の送り火」など様々なイベントがありますよね。
毎年この時期になると、京都の街も浴衣姿の集団やカップルなどで賑わっています。
「祇園祭」は終わりましたが…夏の京都は、まだまだこれからです!!
今回は夏のこの時期におすすめしたいスポットを京都市交通局の市バス運転手さんに教えていただきました!
教えてくださった方は九条営業所所属の乗務員の髙尾さんです。
コース紹介の前に、まずはお仕事の内容を教えていただきました!
市バスの運転手さんは出勤後、日替わりの様々な運行パターンに沿って、バスに乗車し運転するそうです。例えば循環バス(決められたルートを周回するバス)1周2時間のコースを休息を挟みながら4回繰り返して乗るパターンや、金閣寺や水族館に行きお客さんの多いルート(1周1時間)に集中して乗るパターンなどがあるそうです。
では今回教えていただいたコースを簡単に説明していきます。
今回のコースはこちら!↓
清水寺→地主神社→二年坂→八坂庚申堂→本町亭→梅香堂→平安神宮→鴨川です。
このコースは特に女子におすすめだと言うことです!
その理由は…
インスタ映えするスポットをたくさん巡ることができ、観光やおやつ、食事などを詰め込んだ贅沢なプランだから!!
女子同士はもちろん、男子同士、カップルにもおすすめです!
と、教えてくださいました。
どんなところかとても楽しみですね。
もくじ
おすすめスポットへLet’s GO!
では教えてくださったスポットを2017年度に京都学生広報部に入った新入部員たちと一緒に巡ってみたいと思います
今回一緒に巡るのは、左から笠原真史、武本美沙、池垣早苗の三人です。↓
今回はバスでおすすめスポットを巡っていきたいと思います。
バスで観光するときに便利なのが…
「市バス・京都バス一日乗車券カード」です!↓
このカードは市バスや京都バスの均一運賃区間内であれば、一日中何回でも乗車することができます。
こんな便利なのに値段がワンコイン(500円)なんです!
バスの一回の乗車が均一運賃区間内であれば230円(大人)なので、3回以上乗車すれば元が取れてしまいます!!
詳しく知りたい方はこちらをアクセスしてください。↓
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000028337.html
※市バスの1日乗車券500円が、2018年3月17日(土)から、600円になります。
詳しくは京都市交通局のホームページをご覧ください。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000230238.html
では京都駅からスタートして行きましょう!
京都駅から清水寺へ
まず京都駅のバスターミナルのD乗り場から。
京都市バス110系統に乗り、『清水道』で降車して、清水寺に続く参道を上がっていきました。
この日もたくさんの観光客が!
清水寺に行くまでの坂には多くのお土産屋さんや食べ歩きができるお店があります。
この日は暑かったのでソフトクリームを食べました!
京都の夏は暑い!!
皆さんも暑い日は水分補給をしたり、冷たいものを食べたりしてくださいね。
では目的地の清水寺へ。
清水寺は言わずと知れた名所で、京都に初めて来たなら一度は押さえておくべきとのこと。また朝早くから参拝が出来るので、朝イチに行くと閑散とした不思議な雰囲気を味わうのがいいそうです!
私は知らなかったのですが清水寺は、なんと朝の6時から拝観できるそう。
(閉門時間は季節によって変わりますので、要確認)
清水寺の本堂は現在、50年ぶりに檜皮屋根(ひわだやね)を葺き替え工事中。
下から清水の舞台を眺めることは叶いませんでしたが、本堂から見る景色は健在!!
遠くの方まで見えてとっても爽快ですね。
皆さんもぜひ自分の目で確かめて見てください!
次に清水寺に隣接する『地主神社(じしゅじんじゃ)』に行きました。縁結びの神様がいる神社ですので、特に女子には必見のスポットです!
有名な恋占いの石がありました!
地主神社には二つ、恋占いの石があって片方の石から反対側の石に目を閉じて歩き、無事たどりつくことができたら恋の願いが叶うらしい…
人が多かったので、私たちはしませんでしたが、その代わりにおみくじを女子全員でひきました!
結果は…なんと3人中2人大吉が出ました!!(後1人は吉でした…)
いや~、素敵なお相手を大学生活中で見つけたいですね~
頑張ろうと思います!!(笑)
そして最後に『音羽の瀧(おとわのたき)』に行きました。
瀧から流れる水を飲むと学問、恋愛、健康の願いが叶うそうです。
ちなみに三人は何のお願い事をしたのか聞いてみました!
武本:えっ願い事してない…
池垣:ここ願い事するの?
笠原:え、そうなんですか!
やってないんかい!!(笑)
皆さんは忘れずに願い事してくださいね!
・清水寺(http://www.kiyomizudera.or.jp/)
【拝観時間】6:00~ ※閉門時間は、季節や特別拝観により変動 HP参照
【住所/アクセス】京都市東山区1丁目294
京都市バス「清水道」「五条坂」から徒歩10分
【休日・休館】無休
【料金(本堂)】高校生~大人 400円 小中学生 200円
・地主神社(http://www.jishujinja.or.jp/)
【拝観時間】9:00~17:00
【住所/アクセス】京都市東山区1丁目317
京都市バス 「清水道」「五条坂」から徒歩15分
【休日・休館】無休
【料金】無料
清水寺を後にして二年坂へ
清水寺を満喫した後は、参道でお土産などを見ながらぶらぶらお散歩。
二年坂にある「総本家 ゆどうふ 奥丹清水(おくたんきよみず)」の豆腐まんじゅうを食べました!
髙尾さんいわく、その場で食べるのが良いとのことです。
豆腐まんじゅうはこのような感じです。↓
割ってみますと、中にはおからが入っています。
感想を聞いてみました!
武本:もちもちして、あったかくてふかふかです!
池垣:おからの歯ごたえがちゃんとあって、素朴な感じと甘みでおいしい!
笠原:ふんわりと優しい味で老若男女誰でも楽しめると思う!
【店舗情報】総本家 ゆどうふ 奥丹清水(http://tofuokutan.info/)
【住所/アクセス】京都市東山区清水3丁目340番地
【営業時間】平日11:00~16:30(L.O.16:00)土日祝 11:00~17:30(L.O.17:00)
【定休日】毎週木曜日
そのまま二年坂を進んで、色鮮やかなお守りが境内に奉納されていることで人気の『八坂庚申堂(やさかこうしんどう)』にも行きました。
全体が色とりどりでかわいいです!
パッと見ただけでも「赤」「黄」「青」「水色」「桃」「紫」・・・と何色あるんでしょう。
このかわいい色の正体は、「くくり猿」と言われ、これに願いを込めて欲を一つ我慢することで願いを叶えてくれるらしいです。
人々の願いの数だけ、鮮やかさは増していくことでしょう。
『八坂庚申堂』は今回訪れた中でも、最も写真映え・インスタ映えがするスポットではないでしょうか?
・八坂庚申堂
【拝観時間】9:00~17:00
【住所/アクセス】京都市東山区金園町390
【休日・休館】年中無休
【料金】無料
ランチは、レトロな雰囲気の洋食屋さんへ
清水道から京都市バス110系統に乗り『七条京阪前』で降り、外観からもレトロな雰囲気を感じられる洋食屋さん「本町亭(ほんまちてい)」に行きました。
髙尾さんの知り合いの女性板前さんがおすすめしてくださったそうです。
髙尾さんいわく、カツが美味しそうで値段がリーズナブルなので、学生に優しいお店とのこと。
入ってみますと、レトロで、奥行きがある落ち着いた雰囲気でした。
なんとお店を始めて80年!だそうです。
メニューはこんな感じです↓
Aから1品又は2品、Bから1品選んで1300円(税込)ということで、
おすすめのトンカツ、エビフライセットに鮮魚フライを頼みました!
ご飯、お漬物、お味噌汁も付いていてボリューム満点です!!
カツはボリュームたっぷりなのに衣がサクサクで食べやすくぺロッと完食しちゃいました!
そして何より、エビフライ!身が大きくってプリプリで病みつきになります。
大満足でお腹いっぱいになりました!
この辺りには『三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)』や『豊国神社(とよくにじんじゃ)』がありますので、食後の運動に散歩してもいいですね!
【店舗情報】 本町亭
【住所/アクセス】 京都府京都市東山区本町7-45 京都市バス「七条京阪前」から徒歩3分
【営業時間】
お食事 11:30~16:00
お持ち帰り 11:30~18:00
【定休日】毎週日曜日・月曜日
おやつは気軽に入れる甘味処へ…
夏といえば皆さん…かき氷食べたくなりませんか?
食後ということで、10分ほど歩いて「梅香堂(ばいこうどう)」へかき氷を食べに行きました!
街中に出て並ぶのが大変ならここ!穴場的スポットなのにめちゃくちゃ美味しいかき氷が食べられるとのことです。
私たちは抹茶のかき氷(宇治クリーム氷)とチョコレートパフェと抹茶ゼリーパフェを食べました。
宇治クリーム氷(650円税込)
抹茶ゼリーパフェ(800円 税込)
チョコレートパフェ(780円 税込)
皆に感想を聞いてみました!
武本:氷がガリガリではなく、細かい感じでほわほわ、ふわふわして、口に入れた瞬間に溶けました!
池垣:抹茶のスキルが高い!ゼリーが濃厚でぷるんぷるん。抹茶をそのまま食べてるみたい!
笠原:まず果実の甘みが来て、その次にアイス、後味がチョコレート。つまり味の宝石箱や!
【店舗情報】梅香堂
【住所/アクセス】京都府京都市東山区今熊野宝蔵町6
京都市営バス「今熊野」からすぐ
【営業時間】10:00~18:00(L.O.17:30)
【定休日】火曜日(祝日の場合は翌日)※詳しくはTwitter @baikoudoをチェック
腹ごしらえしたら、いよいよ後半 平安神宮へ
梅香堂さんを後にした一同は、『今熊野』のバス停から京都市バス202系統に乗って、『東山二条・岡崎公園口』で下車、平安神宮に行きました。
平安神宮は、創建が1895年と比較的新しいですが京都の神社仏閣の中でも指折りの
色鮮やかさで人気。写真に撮ると映えるのでおすすめです!
平安神宮の周りは「岡崎」と呼ばれるエリアで、動物園、美術館などの文化施設も集まり落ち着いた雰囲気があります。きれいに整備されていて歩いて散策するのにぴったりな場所なのでぜひ行ってみてください。
・平安神宮(http://www.heianjingu.or.jp/)
【拝観時間】8:30~(終了時刻は季節により16:30-17:30で変動、詳細はHP)
【住所/アクセス】京都市左京区岡崎西天王町97
市バス『岡崎公園 美術館・平安神宮前』下車 徒歩3分
京都市営地下鉄東西線 『東山駅』下車 徒歩5分 詳細はHP
【休日・休館】なし(10月22日は時代祭のため午後のみ休み)
【料金】無料(神苑入苑は有料)
みんなの憩いの場 鴨川へ
『岡崎公園美術館・平安神宮前』バス停から京都市バス5系統に乗って『銀閣寺道』で201系統に乗り換え、『出町柳駅前』バス停に向かいました。
髙尾さんおすすめの風景です。ちょうど、賀茂川と高野川が合流し三角州となっているところがあるのですが、こちらは賀茂川にかかる「葵橋」からの一枚。季節によっては大文字も見られるし、下鴨神社からも近い。またバスの車窓から覗いてほしいとのことです。
三角州の所は「鴨川デルタ」とも呼ばれ、行楽期には学生や家族連れで賑わっています!
普段も、夕方には近隣の中高生が部活動で走っていたり、放課後の学生がたまっていたり、お散歩されている方がいたりと、まさしく憩いの場である鴨川。
私たちも豊かな自然と穏やかな川の流れを前に、なんだかのんびりとした心地に…
一日の最後に訪れるのにぴったりのスポットでした。
おすすめコースを回った感想は!?
一日のコースが終わって…
巡ってみてどうだったか、一緒に回った三人の感想をご紹介します。
武本:時間にゆとりを持ちつつも、色々なところで京都の昔ながらの雰囲気を感じられたので良いリフレッシュになりました。とっても素敵な景色もたくさんあったのでまた友人とカメラ片手に回りたいと思います。
池垣:一応、京都市民ですが、清水寺は府外の友達が来た時ぐらいしか行かないので、久々に行くと新しい発見があっておもしろかった!前行ったときはインスタグラムがまだ流行っていなかったから、新しい流行の視点から京都の観光地を見直してみると不思議な感覚になりました。中高生の人たちはそんなことを考えなくても、京都の魅力をいいとこ取りでたっぷり満喫できるコースだと思います!
笠原:朝早いですが、仏閣に食べ物に絶景にと、盛り沢山なコースでした。さらに写真映えする所も多くて、女子にはたまらないと思います。また修学旅行生にもおすすめしたいですね。東山が中心なので寄ろうと思えば銀閣寺などにも行けるので柔軟性も高いコースだと思います!!
いかがでしたか?
皆さんもぜひ行ってみて、素敵な写真を撮ってみませんか?
市バス運転手の髙尾さんにもう一つ、夏におすすめのコースを教えていただいたので、次回はそちらを紹介します!
もう一つのコースもお楽しみに~
※記事で紹介されているバスの系統以外でも各スポットへの移動は可能です。
市バス・地下鉄の利用に便利な下記のサイトをぜひチェックしてください!
● 京都市バス・地下鉄ガイド
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/index.html
● 歩くまち京都 乗換案内「バス・鉄道の達人」
http://www.arukumachikyoto.jp/
● 市バス・地下鉄に関するお問い合わせ先(案内所一覧)
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000182070.html
(同志社大学 法学部 平井雅子)