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【ベース縁日出演アーティスト企画】京都で活動するバンド“夜の本気ダンス”ベーシストマイケルさんにインタビュー!!

2008年、京都で結成。今も京都を拠点に活動されているバンド“夜の本気ダンス“。
ライブシーンでの活躍は勿論、今年の8月にはニュー・シングル「Magical Feelin’」もリリースされ、ますます大注目のバンドです。

そんな“夜の本気ダンス“のベーシスト、マイケルさんに、音楽やベースのことから、京都で過ごした大学生活のこと、そして中高生の頃のことまで、京都学生広報部がお話を伺いました!

音楽やベースについて

――音楽を始めたきっかけ、その中でもベースを選んだ理由は何ですか?

音楽を始めたのは、高校生の時に軽音楽部に入ったのがきっかけです。
それまでは野球部だったんですけど、野球を続けるよりは何か違うことを始めようと思っていました。また、雑誌のROCKIN’ON JAPANを読んでいて、ちょうどその時期に軽音楽部の先輩に声をかけられたこともあり、入部しました。

その中でもベースを選んだ理由としては、元々そんなに楽器自体にはあまり興味がなかったんですけど、高校の部活紹介でベースを弾いていた先輩の姿をかっこいいなと思ったのと、単純に自分のイメージを考えたときにバンドで花形のギターというよりも、ベースのラインでサポートする方が合ってるなっていうのもありました。

――マイケルさんの思うベースの魅力とは何ですか?

まずは初心者にとっては割と弾きやすい、とっつきやすい楽器ということですね。ただ、ベースは奥の深い楽器で、自分で掘り下げれば掘り下げるほど面白い一面がみられます。
バンドで花形と言うとやっぱりギターで、ベースはどちらかというと後ろから支えるというイメージなんですけど、それだけではなく前に出るようなプレイをすることも出来るんです。

最近では例えば、OKAMOTO’Sのハマ・オカモトさんだったり、Ken Kenさんだったり、ベースのプレイで有名な人も出てきていて、TVでもベースは地味じゃないみたいな特集が組まれることもありますよね。自分のアプローチ次第でアシストしながらも前に出たり、ベースのパフォーマンス自体が幅のある物になるのが弾いていて面白いところですね。

――“夜の本気ダンス”さん、そしてマイケルさん単体としてもメディアなどでもよくお見かけしますし、幅広く活動されていらっしゃるイメージです。今、そしてこれからの活動について思うところはありますか?

バンド自体がメジャーデビューして今年で二年目になりました。おかげさまで、去年はドラマの主題歌をさせていただいたり国内の大きなイベントに出させてもらったり、今年は初めて海外に行かせていただいたり、色々な機会が増えているなと感じています。

その中で僕単体としての、ベーシストとしての自分を振り返る良い機会かなとも思っていて、最近は自分の知らなかった60年代、70年代の音楽をベーシストの先輩に教えてもらって聴いてみて、ベーシストとしての教養みたいな所を掘り下げていっています。

あとは、バンドが大きくなるにつれて求められることも増えていくのは勿論なので、ベースプレイヤーとしてのスキルを磨くことも考えています。

京都、そして大学生活について

――今も尚、京都に活動拠点を置かれているマイケルさんにとっての京都のイメージとは?

京都のイメージを一言で言うなら「はんなり」です。

バンドで遠征をするんですけど、他の場所と京都では時間の流れる速さが違う気がしています。大袈裟に言うなら人の歩いてるスピードが違うとか。
その時間の流れ方が僕たちの性に合ってるのかなって思います。

――大学生活を京都で過ごされたマイケルさんにとっての京都での思い出は何ですか?

大学自体が京都の北の方にあったので、よく一乗寺に行ってラーメンを食べたりしました。(※一乗寺は京都市北部にある町で、 “ラーメンストリート”と呼ばれる程、たくさんのラーメン屋さんが立ち並ぶ町です。)

大学の時は実は京都に住んでいなくて実家から通っていました。大学でも軽音楽部に在籍していたんですが、そこでバンドを組んでいた時に京都MOJOというライブハウスで当時のメンバーで活動していた“夜の本気ダンス“に出会い、加入したことですとか、今でも連絡を取り合い遊ぶような友達にこの時期に出会ったことなど、京都には自分の人生の大きな部分を占める出会いがあった思い出の場所です。

他にも大学時代、部活の飲み会で四条河原町の方へ出て、明け方に鴨川の河川敷に行った思い出もあります。僕にとってのいわゆる、青春時代をすごした場所が京都です。

中高生の皆さんへのメッセージをお願いしました

――コトカレを読む中高生の皆さんにメッセージを頂けますか?

僕は中学の頃はまだ楽器に出会っていなくて、今の人生を送っているとは考えてなかったんです。

なので中学生の内に沢山の物に興味を持って、色々な可能性を見つけてほしいです。例えばスポーツでも、それこそ音楽でも、少しでも「すごい!」とか、「かっこいい!」とか、何か気になったものに興味を膨らませることをしてほしいです。中学生の頃はそれをいくらやってもマイナスにならないと思います。

それで高校生になったら、増やした興味を更に自分で行動に移して体感してほしいです。僕自身が高校生で出会った楽器を今、仕事にしているのでそう感じます。あと僕的には高校の間は勉強もした方が良いのかなって思います。大学は世界が広がる時期なので、勉強して選択肢を増やすことは大切だなと思います。
まとめると、高校生の時は勉強は勉強でちゃんとして、他にも自分の興味のあることを掘り下げていくことをしてほしいと思います。

――音楽に興味のある中高生の皆さんへのメッセージを頂けますか?

僕は、自分はラッキーだなと思っていて。というのも、僕は“夜の本気ダンス”のオリジナルのメンバーではなくて、大学時代に当時の“夜の本気ダンス“を見て、このバンドはもっと成長していくなと思っていたバンドに後から加入したんですね。

色々な形があるとは思うんですが、その上でも、現場に例えばライブハウスに足を運ぶことは大きいと思います。実際、現場で出会った人達は今の自分の核になる部分を支えてくれていると感じています。

――中高生は勿論、みんなに“夜の本気ダンス”の楽曲の中でこれを一番に聴いてほしいというおすすめの曲は何ですか?

やっぱり僕たちとしては1番新しい曲が僕たちの現在形なので、その中でも“Magical Feelin’ ”という曲を聴いてほしいです。この曲は自分の中で切ないけど、キラキラしている、ちょっと青春を思い出す曲です。

マイケルさんも出演されるイベント「ベース縁日 in 京都 法輪寺」について

――ベース縁日への意気込みは?

ベース縁日はベーシストとして存在は知っていたんですけど、自分に依頼が来たことにまずびっくりしました。
蓋を開けてみると周りは大御所の方ばかりで、本番のことを考えると少し胃が痛くなるような気持ちなんです(笑)。

でも呼んでいただいたからには、僕にできる精一杯のパフォーマンスで何か面白い事をして楽しんでいただけたらと思っています。

――マイケルさんの思うベース縁日の見所は?

出演者の皆さんは凄い方ばかりなのでその演奏を楽しみにしていただきたいのと、ベース縁日と名はうってありますけど、音楽に興味ある方、ベース以外の楽器のプレイヤーの方にも、軽音楽部に所属している方にも是非来てみてほしい内容になっています。結構気軽に来れるような内容にはなっていると思いますし。

場所も嵐山の法輪寺というお寺であるので、そこで楽器の演奏を聴ける機会も珍しいので、そういうところも楽しんでいただけたらと思います。
ただ僕は本番のことを考えると緊張で気が重いです(笑)。

以上でインタビューは終了です。

大人気バンドの方ということで私たち部員は緊張していたのですが、終始和やかな雰囲気で、色々なことを考えさせてもらえるお話をしていただけました。
マイケルさん、インタビューへのご協力、本当にありがとうございました!

“夜の本気ダンス”からも、ベーシストとしてのマイケルさんからもますます目が離せません!!

最後に「ベース縁日」について

ベース縁日については先日コトカレでも記事で告知させていただきました。
今回、こんなに読み応えのあるお話を聞かせてくださったマイケルさんも出演されます!バンドではなくベーシストとしての出演です。是非この記事を読んだ方もいらしてください!

 

(文:同志社大学 経済学部 川嵜雛乃)
(取材協力:同志社大学 社会学部 戸田朱音)
(写真:龍谷大学 文学部 須藤祐)

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