インタビュー

“自由な大学生だからこそ”女子プロ卓球チーム・京都カグヤライズの田村美佳選手に迫る

“自由な大学生だからこそ”女子プロ卓球チーム・京都カグヤライズの田村美佳選手に迫る
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京都カグヤライズは、2022年6月に設立された女子プロ卓球チームで、Tリーグに参加しています。Tリーグとは日本の卓球チームが参加するリーグです。

そのチームで活躍している選手の一人が、立命館大学法学部4回生の田村美佳選手です。

今回のインタビューでは、卓球の魅力や京都の魅力、大学生活についてさまざまな話を伺いました!

田村美佳選手 プロフィール

戦型:右シェークドライブ型

背番号:17

生年月日:2001年10月27日

2022年のインカレではシングルスとダブルスに出場し、チームの主力として活躍。立命館大学の準優勝に大きく貢献した。

京都カグヤライズ公式ホームページ

京都カグヤライズの活動を通して

――京都カグヤライズに所属したきっかけは何ですか

2022年の全日本大学総合卓球選手権大会 団体の部(通称:インカレ)で立命館大学が準優勝した際に、たまたま現地に監督の池袋さんもいらっしゃって、その場でカグヤライズの話をいただき所属することに決めました。

今でも実感はあまり湧かなくて、「Tリーグに出るんだ」と感じていました。

――京都カグヤライズとしての活動内容を教えてください

Tリーグに参加したり、地域に貢献するために、誰でも参加できるカグヤライズ杯という大会や講習会を開いて、卓球を楽しんでもらえるような活動をしています。

――京都カグヤライズの活動を通して感じたことはありますか

私の母も卓球をしていて、小学生たちに教えたりもしていました。私も一緒に子どもたちに教えたりする中で、京都には独特の魅力があると感じました。みんなが楽しそうにしている雰囲気も少し違っており、同じ感情でも京都独自の雰囲気が表れているように思います。小さな子どもたちだけでなく、大人も含めて卓球を楽しんでくれる人が多いように感じます。

――京都の魅力は何だと思いますか

京都には観光地が多いのでさまざまな人がいるところだと思います。大学入学時から京都に住んでいるのですが、アルバイトをしていても、海外の人の多さには驚きます。海外の方向けのお店も多くていろんなものがあるなとよく感じます。

大学での勉強と卓球の両立

――立命館大学入学のきっかけは何ですか

中学生の時に自分の憧れの先輩が立命館大学に進学されたことがきっかけです。実際に立命館大学に足を運んだところ、とても環境も良くてここに決めました。

――立命館大学衣笠キャンパスのお気に入りの場所はありますか

図書館が好きです。いろいろなスペースがあってそこで勉強していることが多いです。1つ1つ空間が違う感じがして、気分転換になります。地下は外の音も聞こえないくらい静かなので好きですね。たまに3階に行ったりもします。

――大学生になって挑戦したことは何かありますか

今までは卓球は練習時間も多くて、やりたいというよりも、やらなくちゃいけない感じが強くて。大学では単位は取らなければならないものではあるんですけど、自分がやりたいことを選択できるのが魅力的だと感じます。大学生になると、時間配分も含めて全部自分で決めることができて、好きなことに挑戦できるという環境に変わるのが良いですね。

――勉強と卓球、そしてアルバイトを両立する秘訣はありますか

どれも「やる時はやる」と、期間によって割合を調整しながらやっています。結構しんどい時も多くて、特に1月は試合と学校のテストが被ってしまうので、パニック状態になってしまいます(笑)。

――きついときに自分を鼓舞する方法はありますか

試合がきつくても、なんだかんだで練習に行っていて、「休もう」と考えることは特になかったです。やりたいと思えば何でもできる感じがします。

長い間卓球を続ける間に自分の中で両立する方法が確立されてきた感じです。

卓球の魅力

――卓球をおもしろいと感じたきっかけは何ですか

小さい時は、地元のクラブチームで半分やらされている感じで卓球をしていたのですが、そこで週に一回教えてくださる先生との練習が楽しかったことです。その先生が来る金曜日が楽しみで他の曜日も頑張っていました。今でもその先生に教えてもらっています。

――田村さんの感じる卓球の魅力は何ですか

卓球は、あまり年齢に関係なく楽しめるスポーツだなと最近強く感じます。京都カグヤライズに所属している松島選手も小学生ですが、すごく強いですし。また、いろんな戦型があっていろんな年齢の方もいるから、この選手が絶対勝つといったことがないんです。試合の雰囲気などで普段勝てる選手でも負けてしまうこともある、というのが魅力に感じます。

――外国人選手や年上の選手も多くいるため、大学間でのコミュニケーションと大きく異なる部分があると思いますが、どのように乗り越えられましたか

言語については翻訳機能を使用することもありますが、お互い少しずつわかるところがあるので、話し合いながら教え合いつつ、覚えつつ乗り越えていっています。

――自分の試合で勝敗が決まる時にどんなことを考えますか

勝敗を考えると逆に緊張してしまうので、自分の実力を出すことを考えています。勝たないといけない義務感より、やってみようと挑戦することを心がけています。そういった局面でも挑戦的なプレーをすることが多いです。

“自由”な大学生だからこそ

――大学生ラストイヤーの目標は何ですか

去年は意気込みすぎて負けることが特に多かったので、大学生の“自由さ”を生かして、一試合ずつ楽しんで頑張って、全日学の個人戦と全日本選手権でメダル獲得をしたいと思います。

――京都に住んでいる中高生、京都の大学に進学を目指している中高生にメッセージをお願いします

中高生は自由な時間があっても、自分のしたいことがまだ決められない人もいると思うんです。でも、大学生になったらしたいことが全部できる環境になるので、失敗してもいいから、やりたいことにどんどん挑戦する、ということを大切にしてほしいです。

インタビューを終えて

大学のテストの期間と試合が重なり、忙しいときもあるが「やるときはやる」と自分のなかで区切りをつくって取り組んでいるという自己管理方法はすごく印象的でした。

また、田村選手のように、大学生だからこその自由を生かして、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。

最後に、取材を受けてくださった田村美佳さん、本当にありがとうございました。これからも田村選手の活躍を楽しみにしています!

 

(取材・文:立命館大学 産業社会学部 井上日菜里)
(取材・文:同志社大学 スポーツ健康科学部 早川茉美)

この記事を書いた学生

井上日菜里

井上日菜里

立命館大学 産業社会学部

音楽、舞台、ラジオなどエンタメが大好きです!