インタビュー

【学生だけの経験!?】大学サッカーを支える学生準幹事にインタビュー(後編)

【学生だけの経験!?】大学サッカーを支える学生準幹事にインタビュー(後編)
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皆さん、関西学生サッカー連盟(以下:学連)準幹事インタビューの前編はもうご覧になったでしょうか。まだの人は先に前編をチェックしてみてくださいね!

前編では準幹事の主なお仕事内容などを伺いました。“準幹事”という言葉に馴染みのない方でも、どんなお仕事をしているのかはイメージしていただけたかなと思います。

後編では、京都の大学に通う準幹事の3人に、仕事の魅力や楽しさなどについてインタビューしていきます。

ぜひ後編もご覧ください!

準幹事の魅力に迫る

【学生だけの経験!?】大学サッカーを支える学生準幹事にインタビュー(後編)

――準幹事の魅力は何ですか?

森口:準幹事は部活に入らず関西の大学サッカーに直接関わることができます。そのため、部活をしている人よりも自分の時間を多くとれるところが魅力の一つと言えます。バイトや遊びなど好きなことをしながら大学サッカーと関わることができる点は学生として最大のポイントではないでしょうか。あとは、スタジアムの裏側や放送室などに入ることができるのも魅力だと思います。普段サッカーを見に行くだけじゃ絶対に入れない場所ですからね。

清田:選手が試合でボールを追いかけていたり、選手から直接お礼を言われたりすると、こういう形で大学サッカーに携われてよかったなと感じます。また、受付などで目上の人と関わる機会が多いので、社会に出て学ぶことを学生の間に経験できるのは将来役に立つのかなと思いますね。

西田:バイトや普通の大学生活では体験できないことが経験できていることは強みになると思います。受付や放送は貴重な経験だと思うのでそこが魅力ですね。今は忙しいですけど、充実した大学生活を送ることができていると思います。

――準幹事に入ろうと思ったきっかけは何ですか?

森口:高校の頃は3年間サッカー部のマネージャーをやっていました。とても充実していて満足していたんですけど、大学では部活には所属しなくていいかなと思っていたんです。ただ、サッカーから完全に離れるのはさみしいなって思っていました。その時に学連の準幹事なら大学サッカーに関われることを教えていただいて興味を持ったことがきっかけですね。

清田:家族はみんなサッカーが好きで、兄が選手だったり審判だったりとサッカーに関わっていて、私も何らかの形でサッカーに関わりたいと考えていたところ、父から準幹事のことを紹介されてやろうと思いました。

西田:サッカーはやったことがないんですけど、スポーツが好きで何かしらのスポーツには関わりたいなとサークルを探していました。でも、やりたいものが特に見つからず……。その時に清田さんから「こんな仕事あるよ」って教えてもらったことがきっかけですね。

準幹事の裏側を覗いてみよう

【学生だけの経験!?】大学サッカーを支える学生準幹事にインタビュー(後編)

――準幹事をやっていて辛かったことや大変だったことは何かありますか?

森口:1回生の時はまだ人数的にも余裕があったので休みがあったんですけど、2回生になって、すごく人数が減った時は、週末ほぼ2日とも1日中仕事に出ていたので大変でしたね。

清田:土日が縛られることがあるので、やっぱり学校の課題とかは大変でした。週末までの課題とかもあったので、学校生活を把握できていない1回生のうちは辛かったですね。特に1日仕事で出たときは疲れていて、課題ができないことはよくありました。

西田:土日は運営で忙しいのでバイトができないこともあり、お金のやりくりはとても大変です。自分にかかるお金は全部自分で払うので、バイトが平日しかできないことがつらいです。

――準幹事をやっていて身についたことはありますか?

森口:土日が忙しいのでやらないといけないことは計画を立てるようになり、有意義で充実した時間を過ごすことができるようになりましたね。

清田:受付で目上の人と話す機会が多いので、自然に丁寧な言葉遣いが身に付いたと思います。バイトなどでも「しっかりした言葉遣いだね」って褒められたときはこの経験が活きているなと感じました。

西田:初対面の方とコミュニケーションをとる機会が多いので、話す力が身についたと思います。

――学校生活との両立は大変だと思うのですが、実際はどうですか?

森口:土日に何もできないので、私はやらないといけないことを平日に終わらせるようになりましたし、だらだらできなくなったのでむしろ学生生活もしっかりと過ごせるようになりました。

清田:大学生活は学校の課題やバイトもあるので本当に忙しくて、入ったばかりの頃は課題も出せていなかったんですけど、先にできることは全部終わらせるようになり学連中心の生活にしていきました。

西田:課題も授業中に終わらせてしまったり、バイトも授業が終わればすぐに向かったりして、出来る時に課題とバイトを頑張っていますね。平日はできるだけバイトに入るようにして土日は学連というスケジュールで時間をやりくりしています。

読者へのメッセージ

【学生だけの経験!?】大学サッカーを支える学生準幹事にインタビュー(後編)

――記事を読んでいる読者に向けてメッセージをお願いします。

森口:“準幹事として大学生活を過ごす”という選択肢が一つでも増えればとてもうれしく思います。“サッカー”と言っていますけど、サッカーをあまり知らなくても、たとえ興味がなかったとしても、しっかりと仕事を全うすることができますし、大学生活を充実させたい方はぜひ一緒に頑張れればと思います。もし大学サッカーの応援で会場に来られることがあれば、グラウンドでJUFA関西のジャージを着て頑張っている幹事や準幹事にちょっとでも注目していただけたら嬉しいです。

清田:普通の大学生活じゃ本当に味わえないことが味わえるので、学連に関わってこそ大学生活がよくなるんじゃないかなと思います。いい意味で多忙で、学生のうちから社会経験が積めるのはすごく魅力的です。もしちょっとでも興味を持っていただけるなら、一歩踏み出してくれるなら、一緒に運営できればと思います。

西田:準幹事や関西学生サッカー連盟をあまり知らないという方も多いと思いますが、大学サッカーを運営していくうえで大切な連盟なので、サッカーを支える団体の一つとして皆さんに知ってもらえたら嬉しいです。機会があるなら、一緒に運営したいと思いますし、大学生活を送るうえで、何か有意義な生活を送る一つの手段として準幹事や幹事に入ってほしいと思います。

インタビューを終えて

大学サッカーが行われている裏側で、大学生がこんなにも大活躍をしていたなんて全く知りませんでした。今も大学サッカーがあるのは準幹事をはじめとする運営の方々が頑張ってくれているおかげなんですね。

この記事を読んで少しでも準幹事や学生サッカーに興味を持っていただけたら幸いです。関西学生サッカー連盟の準幹事のページもぜひチェックしてみてください。

最後に、取材を受けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

関西学生サッカー連盟

関西学生サッカー連盟 【準幹事募集】

 

(取材・文:立命館大学 文学部 吉田玲音)

(取材:同志社大学 理工学部 山上貴暉)

(写真撮影:京都大学 法学部 矢野史穂)

 

この記事を書いた学生

吉田玲音

吉田玲音

立命館大学 文学部

リアルでうるさすぎてブログ越しで声が届きそう。