【大規模スポーツ大会PRイベント】 朝原宣治さん、奥野史子さん(ワールドマスターズゲームズ2021関西 大会アンバサダー)にインタビュー
2019年から3年間は、
「ラグビーワールドカップ2019」
「東京2020オリンピック・パラリンピック」
「ワールドマスターズゲームズ2021関西」など
世界規模のスポーツイベントが目白押し!
3つのイベントの中で、皆さんに特に注目してもらいたいのが、
「ワールドマスターズゲームズ2021関西」。
この大会は、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が4年ごとに主宰をし、概ね30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できる生涯スポーツの国際総合競技大会です。
実施種目は、陸上競技や野球はもちろん、スカッシュやフライングディスクといった個性的なスポーツも実施され、非常にバラエティーに富んでいます。
そして、第10回となる同大会の次回開催地がここ関西!
国内外から5万人の参加が見込まれており、京都市でも開会式の他、
陸上競技(トラック&フィールド)
バドミントン
スカッシュ
空手道の4つの公式競技が開催されます。
そんな中、「ワールドマスターズゲームズ2021関西」をはじめとする大規模スポーツイベントをPRするためのイベントが、6月30日(日)にハンナリーズアリーナにて開催されました。
今回、同イベントの中で、ワールドマスターズゲームズ2021関西の大会アンバサダーに就任されている朝原宣治さん、奥野史子さんがご夫妻で出演しておられましたので、大学時代を京都で過ごされ、京都とのゆかりも深いお二人にインタビューしちゃいました!
もくじ
(朝原さん・奥野さんプロフィール)
朝原宣治(あさはらのぶはる)
1972年6月21日生まれ 兵庫県出身
同志社大学商学部 卒業
1996年アトランタオリンピック100m競走で日本人選手として28年ぶりとなる準決勝進出
2008年北京オリンピック4×100mリレー 銀メダルを獲得
現在は大阪ガス株式会社近畿圏部 地域活力創造チーム マネジャー
奥野史子(おくのふみこ)
1972年4月14日生まれ 京都府出身
同志社大学大学院 修了
1992年バルセロナオリンピック アーティスティックスイミング ソロ、デュエット共に銅メダルを獲得
1994年世界選手権ローマ大会で日本人として当時最高順位の銀メダルを獲得
現在はスポーツコメンテーターとして活躍
―選手時代の目標や心がけていたことはありましたか?
朝原さん:オリンピックに出場してメダルを取ることが一番の目標だったので、その目標に向かって最大限の努力をしていました。
段階的に目標を設定することで、モチベーションを高めていたと思います。「世界で戦う」ことを意識し、海外へ留学した時は、世界を感じられる環境に身を置くことで、さらに向上心を持つことができました。
奥野さん:私は「克己心」という言葉を意識していました。「己に打ち克つ」という意味の言葉です。
競技スポーツは、誰かと戦って勝つものだと思われがちですが、試合に至るまでの過程が実は大変なんです。
トップアスリートって、しっかりしていて、まじめで、「目標に向かって負けない人」みたいなイメージがありませんか?
実際は、そんな人ばかりではないと思います。
私も食事管理を甘くしたいなとか、隙があればさぼりたいなと思いながら練習していました(笑)。
そんな自分との戦いに勝つために「克己心」という言葉を好きな本の裏表紙に書いていました。
京都で過ごした学生生活
―京都の大学を選んだ理由を教えてください。
奥野さん:私は生まれも育ちも京都で、小さいころから同志社大学に憧れを抱いていたこともあり、入学を決めました。
そして、一回生の時に彼(朝原さん)と出会って、5月ごろに付き合い始めました。
朝原さん:そんななれそめ聞かれてないやん!(笑)
奥野さん:学生さんは興味あるよね?(笑)。
―――はい。興味あります(笑)。
―次に、そんなお二人の思い出の場所やお店を教えて下さい。
奥野さん:大学時代は、二人でよく甘味処巡りをしていたよね。
朝原さん:僕は連れて行かれてただけやけど(笑)。
奥野さん:休日は、「梅園」や「弥次喜多」、「京はやしや」など、京都ならではの甘味処に二人でよく行っていました。
あとは、鴨川に等間隔で座ったり、京都府立植物園に行ったりして遊んでいました。
―――鴨川に等間隔で座るとか、いいですよね。お二人がいらっしゃることを想像すると……素敵です。
奥野さん:彼とはそんなこんなで結婚に至ったんですけど、その他にも大学時代の友達とは今も繋がりがありますね。
やっぱり、社会人になってからできる友達と、大学時代にできた友達は全く質が違います。
学生の頃に一緒に悩んだり、助け合ったりした友達は一生の宝物になるので、大切にしてほしいなと思います。
―――ありがとうございます。では最後にワールドマスターズゲームズ2021関西など、
大規模スポーツイベントが開催されるにあたり、
コトカレを見ている、中学生、高校生に伝えたいこと、感じてほしいことは何かありますか。
朝原さん:今年は、ラグビーワールドカップ2019日本大会が開催されるということで、日本に海外の方がたくさんいらっしゃいます。
若い人たちには、こういったスポーツイベントをきっかけにぜひ積極的に国際交流してほしいです。
また、ラグビーワールドカップ2019や来年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のボランティアは既に募集が終了していますが、ワールドマスターズゲームズ2021関西のボランティアはこれから募集を開始します。
ボランティアに限らず、積極的にいろんなことに参加するチャンスなので、他人事とは思わず、興味を持って大会に関わって欲しいと思います。
スポーツをもっと楽しもう!大規模スポーツイベントへの参加
現役時代から現在まで、スポーツを通して様々なことを伝えていらっしゃる朝原さんと奥野さん。
私は、トップアスリートへのインタビューということもあり、緊張していましたが、京都の学生にもなじみの深い場所での思い出や、弱い自分に打ち勝とうとする努力についてのお話を通して、お二人を少し身近に感じることが出来ました!
記事の冒頭でも述べましたが、ワールドマスターズゲームズ2021関西では、開会式の他、
陸上競技(トラック&フィールド)
バドミントン
スカッシュ
空手道 の4つの公式競技が京都市で行われます!
2021年5月14日(金)に岡崎エリア一帯で行われる開会式のコンセプトは
「日本の伝統と文化が感じられる京都から,市民力を生かしたおもてなしによる祝祭感と,史上初の広域開催として,関西全体の一体感を創出し,大会の幕開けにふさわしい開会式」。
京都のおもてなし力と、スポーツの力があれば、国内外問わず人々の心も体も健康にすることが出来ます。
また、朝原さんもおっしゃったように、スポーツをしている学生も、そうでない学生も、ボランティアなどを通して、プレーとは違う楽しみ方や、おもてなしの心を学ぶことができる絶好の機会です!
大規模スポーツイベントをただ楽しみにするだけではなく、何らかの形で関わってみませんか?
今回のイベントでは朝原さん、奥野さんのトークショーの他に様々なスポーツの体験ブースが設けられていました。京都学生広報部員が、様々なスポーツを体験した記事はこちらからご覧ください。
ワールドマスターズゲームズ2021関西について↓
https://www.wmg2021.kyoto/information/
各競技開催地や開閉会式など、100か所を超える会場で、延べ60,000人のボランティアを募集する予定です。ボランティア募集の詳細は、2019年11月頃に発表予定の募集要項にて正式にお知らせする予定です。
ボランティア募集詳細↓
https://www.wmg2021.jp/faq
(ライター:同志社大学 政策学部 山口実由加,立命館大学 産業社会学部 木村天音)
(写真:佛教大学 社会学部 唐澤葵衣)
(取材協力:同志社大学 社会学部 佐渡正弘, 同志社大学 政策学部 朴田健秀