料理初心者男子がホワイトデーで簡単手作りお菓子を作ってみた
男子がソワソワしながら女子からのチョコを待つ、バレンタイン。そんなバレンタインも終わり、次の恋愛一大イベントと言えば……。
そう、ホワイトデー!!
世の男子たちは、女子から丹精込めて作られたチョコレートのお返しにお菓子等をプレゼント。相手の嬉しそうな反応を思い浮かべながら贈るものを考える時間は、とてもかけがえのないものですよね。
既製品のお菓子を贈る人が多数派だからこそ、手作りお菓子なら更に想いのこもったプレゼントになること間違いなし!
だけど、料理経験が無い人も多いのでは?
そこで、料理ほぼ未経験のわたくし岡田が、手作りお菓子の作り方を教わってみることにしました!教えてくれるのは、普段から口やかましい京都学生広報部女子部員の二人……いや、お菓子作りが得意な大先輩のお二人です!
今回は、初心者でも簡単に作れる方法があるという、ガトーショコラにトライします。
レッツクッキング!
(先輩のうち一人のキッチンをお借りしました)
まずは具材と道具をそろえよう
まずは必要な物を準備することから。
早速お菓子作りの先輩達から道具と食材について説明を受けます。
今回使う材料は板チョコ(2枚)と卵(2個)のみ!
これならお菓子作り初心者でもそろえられそう!
この中で一つ異彩を放つ料理アイテムが。
そう、炊飯器の釜。これは一体何に使うのでしょうか……。
まずは板チョコの包み紙をはがすことからスタート。
銀紙に包まれたチョコを取り出したいのですが、はがし方に四苦八苦。
先輩からは「はがし方もわからないのか」と叱咤を受けました(汗)。
なんとかチョコを取り出し、次はチョコを刻むことに。
先輩からは「とりあえず切って」とシンプルで明快な指示が飛んだので切ってみると……。
「太く切りすぎだろ!!」
「これは刻んでない。手で割ったのと同じ(笑)」
と、双方から鋭い突込みが……
確かに、今自分で写真を見ると、切り方どころか左手も危なっかしい押さえ方をしてます(笑)。
でもこれから細かく切るので少し待ってください!
ほら……!
先輩に「どうですか!」と自慢げに見せたところ、
「みじん切りまでしなくて良い」「遅い」というこれまた厳しい指摘。
2枚目は反省を生かして、初めに手で割ることにしました。
次の工程はメレンゲ作り。卵を黄身と白身に分けて、白身を泡だて器で泡だてることでふわふわ真っ白なメレンゲができます。科学の不思議ですね。
早速卵を割って黄身と白身に分けていきます。
卵を少しだけ割り、隙間から白身を落としていくスタイルで挑戦。
自分はこれが正解だと思っていましたが、先輩から「分け方が独特」と冷静なツッコミ。
それでもなんとか分けられたので、良しとします。
※後日先輩から「正しい黄身と白身の分け方」の画像が送られてきました。
まず半分に割り切って、二等分にした殻に黄身を何度か移動させながら白身を器に落とすそうです。そして残った黄身は違う器に移すのが基本だそう。
うん……、難しい。
(パジャマで失礼いたしました。提供元の女子部員より)
10分耐久メレンゲ作り!&簡単焼き工程!
白身をボウルに入れ、45度に傾けながらひたすら泡だて器で横にシャカシャカ。
シャバシャバの状態から、固まるまでのイメージは湧きません。
「できた!」と思うたび、先輩達に「これで良いですか?」と確認しますが、「まだ」と何度も言われてしまいます。なので、「これでもか」とひたすらに混ぜ続けた結果がこちら。(いうても約5分)
ふわふわを通り越してスポンジのようなメレンゲが完成。
先輩方も「ちょっとやりすぎ」と苦笑いでした。(通常は、泡だて器を白身の上から押しあて、角が立ったらメレンゲの完成だそう。私のは混ぜすぎて角の先がつぶれていますね……(笑)。)
続いてチョコを湯煎する為にお湯を沸かすことに。
お湯が沸くまでしばし休息タイムを挟みます。
ちなみにオレンジジュースは持参してきました。
電気ケトルとは言え多少の時間はかかります。疲れた手を癒すのには丁度いい時間ですね。
グツグツとケトルから音が聞こえ出したので、そろそろお湯が湧いたころ。
耐熱容器に入れたお湯の上にチョコレートを入れた器をのせ、菜箸を使ってグルグルと溶かしていきます。
初めは溶けるのかと心配でしたが、意外と早く溶けるものですね。
チョコレートが溶けたところで、先ほど分けた卵の黄身とドッキングさせます。
黄身は炊飯器の釜の中に入れてあります。(先輩方は、お釜に黄身を入れることにとてもこだわりがあったみたいですが、私はこの時言われるがままで、理由が分かりませんでした。)その釜の中へ溶けたチョコレートを投入。
ゴムヘラでのそのそと入れていたら、チョコレートが冷えて段々と固まってきたので先輩達は「早く早く」とお怒り。更に「側面に残ったチョコもちゃんと入れなさい」とズボラな部分を指摘されてしまいました。
最終的にはまだチョコレートが残っている耐熱容器を取り上げられ、先輩達の手でしっかりと残さず投入されました。
黄身とチョコレートが入った炊飯器の釜へ、先ほど混ぜすぎたメレンゲを3等分したものを一つずつ投入しては混ぜていきます。ここでポイントですが、メレンゲを潰さないように優しく混ぜることが肝心です。(先輩達は「手早く切るように混ぜる」と表現していました。)
しっかりと先輩達の言いつけを守ったおかげで、この工程は一定の成果を収めました。
しかし、やはりここでも混ぜすぎたメレンゲが自己主張をしてきます。
メレンゲを全て入れ終わった頃には、かなりのふわふわ……いやぶよぶよ?
果たして本当にこれで焼けるのでしょうか。心配になってきました。
混ぜ終わったところで、いよいよ焼きの工程。ここで炊飯器の釜の謎が解き明かされることになります。
そう、今回は炊飯器でガトーショコラを焼くのです!!
オーブンを持っている大学生は少ないし、炊飯器の方が初心者には簡単だとのことで先輩達の間で採択されたよう。優しさが身にしみます。
(お釜に黄身を最初に入れていた理由もここで分かりました。なるべく洗い物を減らすためにボウルの代わりにお釜で全てを混ぜ合わせていたのです!)
その為、焼きの工程は釜を入れて炊飯スタートを「ぴっ」するだけ。
その簡単さに驚くと同時に、本当に炊飯器で焼けるのだろうかという不信感が溢れてきました。
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