現役大学生直伝!失敗しない履修登録の基本とコツ
もくじ
新学期、1番にすることは…?
長いようで短かった春休みもついに終わり、新学期が始まります。
新学期、1番にすることが、そう、履修登録です。
昨年度の履修登録で失敗してしまって、「今年はどうにかしないと」と思っている在学生や、「何からしたらいいのかわからない、そもそも仕組みが難しい……。」と不安でいっぱいの新入生も多いのではないでしょうか。
今回は、京都学生広報部員で履修登録について話した内容をもとに、現役大学生目線から押さえておくべき履修登録の基本や失敗から得たコツ、そしてちょっとしたコツも交えてご紹介します!
履修登録って…?
大学生になると、自分の勉強したい科目や興味のある科目を自由に選択し、時間割を組むことができます。その時間割から履修する科目を登録することを履修登録と言います。
卒業までに必要な単位数を4年間でいかに取るかを考えながら、時間割を組むようにしましょう。必ず履修する必要がある『必修科目』や、自由に選ぶことができる『選択科目』、教員免許や図書館司書の資格を取るために必要な科目など、授業のラインナップは多種多様です。履修登録の際に過度に授業を取りすぎると授業についていくことに精一杯になったり、取らなさすぎると卒業までの単位数が足りなくなったりと、後で痛い目を見てしまうので注意です。
まずはこれをしよう!
履修登録でまずすべきことは、配布された履修要項やシラバスから授業の概要を確認することです。また、いつから登録期間が始まるのかを把握しておくことが重要です。そうしないと、最悪の場合、授業を受けることができない可能性が出てきます。また、授業によっては定員が決まっているため、抽選になるものがあったり、学校によってはオンデマンド授業の取得単位数に上限があったりと、意外な盲点があるので、学校からの情報はしっかり収集してスケジュールを管理するようにしましょう。
また、京都には多くの大学があることから、単位互換制度という、自分が在籍している学校とは別の大学・短期大学で授業を受けることができ、そこで修得した単位を自分の学校の単位として認めてもらえるという制度が充実しています。少しでも興味のある人は、こちらの記事も併せて読んでみてください。
私たちを反面教師に!
京都学生広報部員も、皆さんと同様に履修登録に悩まされ、何かと振り回されている1人です。そんな私たちが過去にしてしまった履修登録での失敗や苦労したこと、そこから得たコツをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
➀何もない1日を求めて、全休を作ったのに……。
授業を1つも入れずに、1日自由に過ごすことができる“全休”。自分で時間割を組むことができるからこそ作れる全休ですが、実は意外な落とし穴があります。
例えば、全休を作ろうとすると、おのずと他の曜日に授業数が固まってしまいます。特に中間テストや期末テストが近くなると複数の教科のテストの日程が重なって、かなりきつくなってしまいます。また、全休を作るためにそこまで興味のない授業を履修したら、授業がつまらなく感じてしまい行くことが億劫になってしまった部員も……。他にも、「全休を作るくらいなら、興味のある科目を取るべき!」「ある程度単位を取り終えた3・4回生の方が全休は作りやすいかも!」という声があがりました。“楽あれば苦あり”という言葉はまさに、このことを指していますね……。
➁1人で時間割を決めたら……。
コロナ禍で、なかなか対面の機会がなく1人で履修登録をした部員。SNSや学校の情報を頼りに何とかなったようですが、大変だったそうです。
新入生は特に、最初はわからないことだらけで不安なことも多いと思うので、新しくできた友達や先輩に相談すると安心して履修登録ができると思います。「どこでそんな機会があるの?」と思う方もいると思いますが、部員は入学式や健康診断の時に初めて出会った人や、同じ高校の先輩などと共に登録をしたそうです。
ここだけの履修登録のコツ!
何かと面倒なことが多い履修登録ですが、最後に現役大学生だからこそ知っているちょっとしたコツもご紹介します。
それは、前年度の授業アンケートや講評を参考にすることです。学校のホームページ等から見ることができ、実際に授業を受けた先輩の声や先生の評価を見られるので、より授業の様子を想像することができると思います。学校によっては、成績分布まで見ることができるのでチェックするに越したことはないでしょう。
また、履修登録完了後のコツにはなりますが、SNSを活用して、情報収集をし、アプリを使用して登録した授業を管理することもおすすめです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?新学期に向けて履修登録に対する不安が少しでも小さくなれば幸いです。皆さんが新学期でいいスタートを切れるように、準備を怠らずに履修登録のハードルを突破しましょう!
(同志社大学 スポーツ健康科学学部 早川茉美)