【留学体験記】大学生が語るイギリス生活
みなさん、こんにちは!
私は今年の夏休みの2ヶ月間、イギリスの語学学校に留学しました。
“イギリスってどんなところ?”、“語学学校って何を勉強するの?”と思っているみなさんに、現地の生活をたっぷりとご紹介します!
もくじ
イギリスを選んだ理由
高校生の頃から漠然とイギリスに憧れていました。テレビで見るイギリスの街並みや文化を見て、実際に触れたいと思っていました。また、大学でイギリス小説や文化を学んでいることも、イギリスを選んだ理由です。
個人留学のメリット
私は大学の留学プログラムではなく、留学エージェントを通して申し込みをしました。
個人留学のメリットは、場所と期間を自由に選べることです。英語漬けの生活を経験したいと思い、ホームステイかつ日本人の少ない地方の語学学校に決めました。
大学の留学プログラムは場所や期間が限定されるため、夏休み期間を全て使いたかった私は、個人で手配しました。語学学校は入学のための語学条件がなく、事前に英語試験を受ける必要はありませんでした。
初めての留学生活
語学学校の初日はとても緊張して、先生から質問されても上手く話せませんでした。しかしホームシックになることはなく、一週間ほどで生活に慣れました。先生やスタッフの方々はとても温かく、授業以外の時間も困っていることはないかなどと話しかけてくださり、安心しました。
イギリスといえば紅茶が有名ですよね!私は紅茶が大好きなのでホームステイで毎朝、紅茶を飲んでいました。気候はとても涼しく快適で、最低気温が一桁台になることもしばしば。上着を着ていても肌寒い日がありました。
ヨーロッパは治安が悪いというイメージがあると思いますが、イギリスの地方都市は治安に不安を感じることはなく、安全だと思います。
現地での生活が始まった頃は、日本と異なる文化やマナーに少し戸惑うこともありました。例えばイギリスのバスは、バス停で待っていても手を挙げないと止まってくれないのですが、手を挙げ忘れて逃しそうになったことがありました(笑)。
実際どんな感じ?学校の1日
授業はテキストを使いつつ、クラスメイトとのディスカッションがあり、話す機会が多かったです。日本の学校ではアメリカ英語を学ぶことが多かったため、イギリス英語の聞き取りは難しく、戸惑うこともありました。
語学学校のタイムスケジュールはこんな感じでした!
9:00-10:30 授業
休憩
11:00-12:30 授業
ランチ
13:30-15:00 授業(週2日)
20:00-21:00 アクティビティ
休憩時間は、紅茶やコーヒーを飲みながら友達とお話をして過ごしました。ランチは学校の食堂でサンドイッチやオムレツ、チップス(ポテトフライ)などを食べました。
私の滞在していたところは海が近く、放課後はビーチを散歩したり、ショッピングに出かけたり。スーパーに行くと、まだ9月なのにクリスマスの商品が並んでいて驚きました。
夕食後は再び学校に行き、友達とゲームやクイズなどのアクティビティを楽しみました。
イギリスではよく食事がおいしくないと言われています。そのため、イギリスに留学したと話すとほとんどの人から「ご飯はどうだった?」と聞かれるのですが、私は「美味しかったよ!」と答えています。ただ、主食のじゃがいもをほぼ毎日食べていたため、少し飽きてしまうこともありました(笑)。
休日は小旅行へ!
休日は、ロンドンやオックスフォードなど様々な場所を観光しました。イギリスでの滞在を満喫したい思い、毎週末どこかに出かけていました。また、私の好きな作家のゆかりの地を訪れその時代に思いを馳せたり、美術館や宮殿に行って歴史を学んだりと刺激的でした。
イギリスは広々とした公園や歴史ある遺跡などが多く、自然豊かで心地よかったです。同じイギリスでも場所によって空気感が違い、見るもの感じるもの全てが毎回新鮮でした。
特に印象に残っていることは、ロンドンでミュージカルを観劇したことです。劇場の雰囲気から観客の歓声まで日本とは異なり、興奮しました。英語を聞き取ることは難しかったですが、役者の熱量に圧倒されたことは忘れられません。
出会い
語学学校は様々な国から来た人が集まります。滞在期間も人それぞれで、毎週出会いと別れがありました。
学校の友達はみなフレンドリーで、休日に一緒に出かけたり、夜に花火を見に行ったりと楽しい思い出がたくさんできました。自分の趣味やお互いの国の学校について話したり、イギリス以外の異文化も知ることができたことはかけがえのない経験でした。ホストファミリーは私を温かく迎えてくれ、毎日学校の出来事を話すなど優しい家庭でした。
イギリスに住む人はさまざまなバックグラウンドを持っていて、サウジアラビア料理やトルコ料理など様々な国のレストランがありました。もちろん、日本食レストランもありましたよ!
また、バスで隣に座っていた人が気さくに話しかけてくれたり、駅員さんがチケットの買い方を丁寧に説明してくれたりと、親切な人が多いと感じました。
帰国する日が近づくにつれ、イギリスでの生活が名残惜しかったです。
ヨーロッパのあの国へも……
実はイギリスに行く前に、フランスを旅行しました!
フランスのパリとロンドン間は、高速電車を利用して約2時間で移動することができます。日本から遠く離れたヨーロッパに来たからには他の国も行きたいと思い、計画しました。
ヨーロッパの他の国々を訪問しやすいことは、イギリス留学の魅力のひとつだと思います。
留学を終えて
いかがでしたか?この記事を読んで留学生活を身近に感じていただけたら嬉しいです。
2ヶ月間はあっという間のようで、ゆったりと過ぎていきました。少し遠くへ出かけるときも歩いて行くなど、ゆとりのあるのんびりした生活が気に入りました。
留学を終えて感じたことは、自ら求めれば新しい世界が広がっていることです。自分でプランを立て、留学中もたくさんの場所へ行き、自ら行動する力が身につきました。帰国して、イギリスでの貴重な経験や友達との出会いに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
海外に行けば、必ず何か発見があります。
みなさんも人生の夏休みといわれる大学生の間に、世界へ足を踏み出してみませんか?
(同志社大学 文学部 井本真悠子)
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