勉強もサークルも京都学生広報部の活動も楽しむ!~遠藤彩花さんにインタビュー~
みなさんはじめまして、新入部員の井手上です。
今回、同じ大学の先輩であり京都学生広報部でSNS班として活動する、京都府立大学3回生の遠藤彩花さんにインタビューしました!
京都学生広報部や京都での学生生活のこと、通っている京都府立大学についてお話を伺いました!
もくじ
京都学生広報部での活動
-広報部に入ったきっかけは何ですか?
きっかけは、2回生の秋頃に元々入っていたサークルの先輩が見つけてくださったことで、「彩花ちゃん好きそうだね」ってなって、入りました。自分の好きな記事を書いて好きな人をインタビューしていくっていうところがいいなって思いました。
-好きな記事は何ですか?
やっぱり自分がインタビューに参加させていただいた天才ピアニストさんかな。
インタビューはこれが初めてだったっていうことと、竹内さんが府立大出身のスターということで、どうしても「私も府立大なんです!」って言いたくて。
だから、お気に入りの記事で、楽しいインタビューだったなと思い出に残っています。
-インタビュー記事を書いたり、SNS班として活動したりする中で何か大切にしていることがあれば、お願いします!
私たち広報部では、SNSはコトカレの記事を読んでもらうための導入として日々更新しているんですけど、「こんな記事があります。」って言うだけだったら、へえ~で終わっちゃうと思うんです。だから記事を読んでみようって思ってもらえるように文章をよく考えています。
ちょっとしたコメントを書くことで、ただの宣伝ではなくて、リアルな大学生が書いていますよっていうのが伝わるんじゃないかなと思って頑張って書いています。人の言葉って人を動かせるじゃないですか。だったら、ちょっと人間味のある言葉で記事を紹介できたらいいなと思っています。
旅行では体験できない、京都での生活
-では、彩花さんが京都に来ようと思った理由は何ですか?
地元から出たいなっていう気持ちが強かったことと、京都府立大学の福祉社会学科に興味を持ったことが理由です。
地元が静岡なんですけど、いつか西に行ってみたいっていう気持ちがあったんです。西のほうが文化が濃い気がするんですよね。西の文化を見てみたいなと思って、西に行こうと決めました。
あとは、高校生の時にすごく日本史が好きで、日本史だけはなぜかすごくできたんですよね。それもあって歴史が身近に感じられる京都に行きたいと思いました。
高校2年生の時の副担任の先生が「いろいろな人が一緒にいる世界ができたらすごくよくないですか」という話をされていて、福祉に興味を持ちました。そして国公立大学への進学を考えていたので京都府立大学の福祉社会学科を選びました。
-では、京都に来てよかったと感じるのはどんなことですか?
出かける機会が増えたことですかね。静岡にいるときは、他県に行くのに新幹線とかを使って何千円かけてイベントに行ったりしなくちゃいけなかったけど、京都は大阪や兵庫、奈良とかどこでもすぐに行ける。だから、就活のイベントやライブに行く機会を失わないし、楽しめます。
関西に来て、いろいろな私鉄を見るのが好きで。そういった電車に乗れるのもこっちに来て嬉しかったことの1つかもしれないです。
あとは、日本史の教科書で見ていた祇園祭を実際に見に行けたのはすごくうれしかったですね。
京都って、たしかに旅行でも行けるけれど、旅行で見られるのはほんの一部じゃないですか。今、京都に住んで春夏秋冬、全部楽しめていることが嬉しいです。
大学では福祉を勉強中!
―では、京都府立大学の良いところは何だと思いますか。
私が一番好きなのは立地ですね。アクセスがいいというのもあるけど、鴨川のすぐ近くっていうのが好きで。京都で一番好きな場所が、鴨川なんです。通学で毎日鴨川沿いを自転車で通るんですけど、春夏秋冬全部違っていていつでも良い景色が見られるんです。そんな鴨川が近くにあるのがいいですね。
また、府立大は学生の数が少ないほうですけど、だからこそ、自分と似ている人が集まりやすいのが良いところだと思っています。似た価値観を持った人が多いなと思います。
―たしかに、それは私もよく感じますね。
もちろんいろんな人がいるけど、根本的なところが似ているなって。学科全員の学生の名前を覚えられるのは府立大あるあるな気がします(笑)。
―そうですね。それは他大学の友達に言うと、驚かれます。
学生同士で交流しやすいから学生数が少ないことは実はいいことなのかもしれないな、というのは大学に入ってから思います。
―大学で学んでいる福祉についてですが、福祉と聞くと介護のイメージが強かったのですが、先ほどの話を聞いて知らない部分が多そうだと感じたので教えてください。
少し難しいけれど、私が思う福祉っていうのは人を知る学問ですね。
今までは障害を持っている人と関わることがほとんど無かったんですけど、実習で障害者施設に行ったときに、その人も自分と同じ人間でその人にしかない素敵なところがたくさんあるということに気付きました。
人を知ると、自分の考えがすごく変わる。そのことを自己覚知というんですけど、誰かを通して自分のことを知るっていうのは、どんな人生においても役に立つことだと思うんです。だから、将来福祉の道に進むつもりではないけれど、福祉を学んでいて良かったと考えています。
自分が当たり前にできることは誰かにとって当り前じゃないかもしれない、そういうことを知って、福祉の分野じゃなくとも誰かを助けられたらいいなと思っています。福祉は、誰かのためでもあり、自分のための学問でもあるんだなと感じます。
実は今、そのことで記事も書いています!
完成した記事がこちら↓
-自ら学びにいかないと分からないことですよね。
そうですね。ずっと知らないままの人が多いのは事実だと思います。生活保護を受けている人のビデオを見たことがあるのですが、そのような現状について知らなかったことが多く、それらを知ることで独りよがりな人間ではなくなるのではないかと思いました。
今の私は、人間として大切なことを学んでいる気がします。それは誰かと生きていく上でとても大事なことかなと思います。
福祉というのはいつか誰かの役に立つし、自分を知ることにもつながるんだと、自分なりに捉えています。
居場所を作った大学生活
―話は変わりますが、大学生になって頑張ったことは何ですか?
大学に入って一番頑張ったことは、居場所を作ったことかもしれないです。たしかに地元は離れたかったけど、18年間過ごした場所を離れることは大きな柱を失うような感じでした。
京都に来て頑張れるようにとりあえず居場所を作ろうとなって、今はいろいろなところに自分の居場所がありますね。居場所が一つだけだったら、それが無くなってしまったときに頑張れなくなってしまいそうなのでたくさん作りました。
まずは学校の友達です。サークルでも同じ子とよく一緒にいるのですが、実習や就活でも似たような境遇にいるので相談しやすく、一番支えてもらっていると思います。
それから、やっぱり京都学生広報部ですね。府立大の人とはまた違った、広い視野を持っているという感じがします。取材相手の方も含めていろいろな人と会えるから、面白いです。
あとは、アルバイトですね。3つやっているのですが、友達や信頼できる大人の方がいてそれぞれの人間関係に支えられています。
他にも、自死対策カレッジという京都府がやっている自殺防止の取り組みにも参加しています。そこでもまた、新しい人に出会えました。
―本当にいろいろなところに居場所があるんですね。
そうですね。人を見るのが好きなんだと思います。いろいろなコミュニティーでたくさんの人に出会って、人と話すことが好きなのかもしれないと感じました。
インタビューを終えて
インタビューを通して彩花さんの行動力や好奇心旺盛なところに感銘を受けました。京都学生広報部での活動にもたくさん活かされているのだろうな、と思います。
個人的には、福祉についての見方が大きく変わったインタビューでもありました。
自分が学んでいることについて自分自身の解釈を持つことは決して簡単なことではないと思うのですが、自分なりに学問に向き合っている様子が伝わってきて同じ大学生として刺激を受けました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(京都府立大学 生命環境学部 井手上友香)