関西で一番熱い夜がここにある―UNIDOL 2023-24 Winter 関西予選レポート!
2023年12月19日。雨と寒さを吹き飛ばすくらい熱い戦いがありました。
その名もUNIDOL。2024年2月13日に行われるUNIDOL 2023-24 Winter 決勝戦に出場するチームを決める地方予選の最終日を飾る関西予選が大阪で行われました。
京都の大学からも様々なチームが出場しているということで、初めてのUNIDOLにワクワクとドキドキを胸に会場に向かいました。
一体、どんなステージになるのでしょうか。
さあ、舞踏会の始まりです。
もくじ
UNIDOLとは?
UNIDOLとは、大学対抗の女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦です。
2012年に開始した本大会は、全国に広がり、関西大会は2014年から始まりました。
UNIDOLは全て、UNIDOL実行委員である学生が運営を行なっています。
そんなUNIDOLは、「普通の女子大生が、一夜限りのアイドルとしてステージに立つ」というコンセプトのコピーダンス大会です。
たった7分半という持ち時間でそれぞれのチームがパフォーマンスを行います。
そして、UNIDOL 2023-24 Winterのテーマは、「舞踏会」。
UNIDOLのコンセプトである「一夜限りのアイドルになる」は、まるで魔法にかかって舞踏会に向かうシンデレラのよう。
華やかな衣装に、それぞれのチームのテーマに合わせた音楽、何度もレッスンを重ねたダンスが披露されます。これらは全て一夜限りの憧れの舞台のために用意された特別なものです。
今夜だけは憧れのアイドルに
ワクワクしながら会場に入ると、オープニングゲストの「すーぱーぷーばぁー!!」のパフォーマンスが!
会場が興奮によって温まったところで、UNIDOL 2023-24 Winter 関西予選に出場する合計17のチームが順番にパフォーマンスを披露されました。
披露するチームが発表されると、観客から出場者やチームの名前を叫ぶ声や歓声が聞こえ、それぞれの手にはペンライトが。
観客席にいる多くのファンの愛に鳥肌が止まりませんでした。
そこからは感動の連続。
たった7分半の中に詰め込まれた彼女たちの想いやストーリーに毎回衝撃を受けました。
選曲、衣装、振り付け、披露中に後ろで流れる手作りの動画。
中には、衣装を3回も変えるチームや、かっこいい曲から可愛らしいアイドルの曲への切り替えがあったチーム、それに伴って表情やパフォーマンス、動画も様々な変化がありました。
中には卒業シーズンということもあり、世代交代や感謝をテーマにした楽曲を使用しているチームが多くありました。
どのチームにもメッセージやストーリーが一つ一つのパフォーマンスに込められています。
涙と笑顔のパフォーマスの後に
今回、なんとパフォーマンスを終えた直後のCotton Candy(京都女子大学)さんとアイリス龍星群(龍谷大学)さんにインタビューすることができました!
最初にCotton Candy(京都女子大学)さんからです。
――パフォーマンスお疲れ様でした!終えられての率直な感想をお願いします。
私たち、京都女子大学Cotton Candyは10周年という節目の年となっています。このUNIDOLに出場経験のあるチームの中でも10年続いているチームはあまりいないんですよ。だからこそ「昔はすごかった」ではなく「今もすごいんだよ」ということを伝えたかったです。長い間やっているからこそたくさんの人たちに知ってもらえているチームなので、感謝とかを伝えることができたと思います。全力を出し切っていました!
――これからCotton Candy(京都女子大学)に入るかもしれない、全国の中高生に向けて一言お願いします。
私はコッキャン(Cotton Candy)を見つけて好きになり、京都女子大学に行きたいと思うようになりました。コッキャンとして活動していく中で見える世界は、今まで生きてきた世界と違う世界で、きらきらしています。大変なこともたくさんあるけれど、かけがえのない同期や先輩、後輩に出会えたので、一生の出会いができるし、他大学の学生とのつながりもできました。
私たちと一緒に青春しましょう!!京都女子大学のCotton Candyで待っています!
以前インタビューさせていただいたCotton Candy(京都女子大学)さんの記事はこちらから!↓
次にアイリス龍星群(龍谷大学)さんです!
――お疲れ様です!インタビューよろしくお願いします!
わざわざ見に来てくださってありがとうございます。よろしくお願いいたします!
――1期生のみなみんさんとのあちさんは今回、最後のUNIDOLだと思いますが、今のお気持ちをお聞かせください。
みなみん:まだあまり終わったという実感がないというのが率直な感想です。でも、フラワースタンドを撤去している時や家に帰ってから実感が湧くんだろうなと思います。
のあち:最後に残った1期生が私とみなみんなので、アイリス龍星群の初期を知っている2人がUNIDOLという舞台から身を引くというのはアイリス龍星群にとっても大きな転換点になるのかな、とも思います。私たち自身、今回この仲間とステージに立てたというのは、これからの財産になると思っています。
――では、次のアイリス龍星群を担う新体制の後輩の皆さん、今後の意気込みがありましたら教えてください。
のんのん:そうですね……。卒業してしまう1期生が今まで作り上げてきたアイリス龍星群を守りつつ、新しい世代で新しいカラーを見つけてより高みを目指して頑張っていけたらと思います!
以前インタビューさせていただいたアイリス龍星群(龍谷大学)さんの記事はこちらから!↓
両チームとも、コンセプトやそれぞれのパフォーマンスに込めたストーリーは違えどUNIDOLに対する熱い想いを感じました。
中には、感極まって泣いてしまうメンバーも。
それだけチームと仲間に対する思いがまっすぐ伝わってきました。
決勝への切符を手にするシンデレラは?
あっという間に全てのチームのパフォーマンスが終了し、投票タイムへ。
なんとシークレットゲストには、アニメとアイドルの架け橋を目指す6人組アイドルグループ「Luce Twinkle Wink☆」が登場!
会場は大盛り上がり。その熱が冷めぬまま、投票結果が発表されました。
投票は、会場にいる観客、審査員の皆さん、そしてオンライン配信で見ていた視聴者の投票によって決められます。
見事1位に輝き、決勝への切符を手に入れたチームは……。
同志社大学「やっぱりまかろん。」さんです!おめでとうございます!
なんと今回、投票結果発表後にメンバー全員にインタビューをさせていただきました。
――決勝進出おめでとうございます!本日のパフォーマンスを見て、「同志社大学に進学したい」、「やっぱりまかろん。の一員になりたい。」と思った中高生も多いと思います。そこで、UNIDOLがある学生生活とはどんな生活かお聞きしたいです。
わあ、難しいですね。うーん。
UNIDOLに出場することって、他のサークルにはないくらい人生をかけた青春だと思います。毎日朝から晩までUNIDOLのことを考えているくらいです(笑)。本当にこの大学生活でしかできない経験をさせていただけるものだと思います。
もし輝く大学生活を送りたいなら、絶対UNIDOL出場チームに入ってほしいなと思います!
さいごに
可愛いのはもちろんカッコいいところもあり、パワフルで華やかでした。
こんな簡単な言葉だけで表せないほど、それぞれの個性があり、唯一無二のパフォーマンスでした。それぞれのチームのパフォーマンスを見ながら、感動で思わず涙を流してしまう場面も多々ありました。
あのとびっきりの笑顔や力強いパフォーマンス、完璧な衣装チェンジの裏には、とてつもない努力が隠されているのだと思います。
もしかしたらそこには涙があったかもしれません。様々な話し合いもあったかもしれません。
でも、それらは全て憧れであるアイドルになる一夜のため。
「普通の女子大生が、一夜限りのアイドルとしてステージに立つ。」
皆さんもぜひ、普通の女の子がアイドルになる瞬間を見に行ってみませんか?
(取材・文:同志社大学 社会学部 成田萌)
(取材・文:京都女子大学 文学部 吉田妃那)
(写真提供:UNIDOL関西実行委員会)