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オンラインでお祭り!?第18回京都学生祭典の実行委員長にインタビュー!

京都学生祭典とは、京都の大学生が中心となって運営するお祭りで、2003年から毎年10月に平安神宮前・岡崎プロムナード一帯で開催されています。その規模は毎年拡大し、来場者はなんと10万人以上。
このメインイベントとなる本祭の他にも、京都学生祭典を知ってもらうためのプレイベントの開催や、京都学生祭典オリジナル創作おどり「京炎 そでふれ!」の出前教室などを行っており、地域社会とのつながりの創出や人々を活気づけることを目標に活動されています。

第18回となる今年は、10月11日にオンラインで開催されることが決定!
わたしたち京都学生広報部も現在はオンラインを中心とした活動を続けています。
Web会議サービスを利用して、突然大きく変わってしまった環境についての想いや開催に向けての想いなどをお聞きしました。

インタビュースタート!


(写真:第18回京都学生祭典実行委員会 実行委員長の川端さん)

――実行委員会に入ったきっかけはなんですか?

高校時代の友達に誘われたことがきっかけです。大学の友達にも「学生団体として企画したりすることが向いているんじゃない?」と勧められました。
実行委員長になる前は企画運営部に所属していました。

――実行委員長になって変化したことはありますか?

実行委員長になる前は、企画運営の一員として「祭典当日を絶対に成功させる」ということだけを考えていました。
実行委員長になってからは、より一層団体全体を見るようになりました。一部しか見ていなかったものを全体的に見るようになってからは、団体や個人個人の良いところも悪いところも見えてきました。
また、お祭り運営よりもさらに大きな枠組みとして、私たちの団体は京都のいろいろな組織や地域の人々のご支援があって成り立っているのだということにも改めて気がつきました。

京都学生祭典では、学生から京都を盛り上げ、京都の魅力を発信していくことを活動理念としています。
さらに大人になってから会社で話すと笑われてしまうかもしれないような様々なアイデアを実現できる場です。メンバーは出身も通う大学も専門もばらばらで、様々な考え方や経験を吸収し合えることも「学生のまち京都」ならではの強みだと改めて思いました。

「夢、縁る」

――今年のテーマ「夢、縁る」について教えてください。

京都学生祭典には3つの活動理念があります。
①京都を活気づけ、感動・笑顔を創出
②京都の一員として、地域社会との繋がりを尊重
③京都で学び、地域社会と共に魅力を広く発信

これとは別に、本祭を準備・運営するうえでメンバーが指針として共有できるようにテーマを決めました。常にこのテーマを心に留めていられるように、また聞いた人の耳にも残りやすいように、短くてインパクトがあるものにしようと心掛けました。

単につながりを創るだけではなく、京都学生祭典がそれぞれの「夢」を介して多くの人をつなげるものであってほしいとの思いを込めて、「夢」をテーマに含みました。
「京都学生祭典のステージに立ちたい!」という夢。
「こんな大学生になりたい!」と京都学生祭典で生まれる夢。
同じような夢を持つ学生が集まることで、お互いを高めあったり、市民の皆様がその熱量に活気づけられてご自身の夢を思い出したりなど、全ての世代の人に夢を持ってもらいたいです。

「縁」は「私たちが京都で様々な出会いのきっかけを作っていこう」という意気込みです。さらに「円」という意味もあり、誰も取り残さずつながってほしいという気持ちが込められています。

京都学生祭典が、みなさんの「夢につながり」「夢でつながり」「夢がつながる」きっかけになってほしいです。

――今年は異例のオンラインでの開催となりますが、どのような心境ですか?

今まで存在した目に見えるつながりは少なくなってしまいました。しかし、新たなつながりを感じることもあります。
オンライン開催になったことが発信されると、先輩方からたくさん連絡をいただくようになり、全国各地の京都学生祭典OB・OGの方からアドバイスをいただくことができました。また、今年度は現地に足を運ばずに京都学生祭典に参加することができます。おどりや演奏の動画を募集し、一般投票で選ばれた上位チームが本祭当日のライブで披露します。全国からで参加できるというオンラインの強みを活かして、例年とは違った面白さを提供できたらと思います。

本祭に向けて


(写真「京炎 そでふれ!」)

――今年の京都学生祭典の見どころを教えてください。

一番の見どころはやはり「京炎 そでふれ!」です。これは第3回の京都学生祭典で誕生した創作おどりです。最近では京都サンガF.C.の試合のオープニングセレモニーで披露したり、関東地方からも踊りたいとの声をいただいたりと、これほど大きいものになったことに私も驚いています。

今年はオンラインでの開催となりますが、お祭りというその場でしか味わえない臨場感や楽しさを感じていただける内容になっています。当日はYouTubeのライブ配信を中心に、SNS等を利用した参加型企画もあります。ゲストをお招きしたり、質問コーナー、視聴者投票も用意しているので、ぜひ参加してください!

――来場者の方へのメッセージをお願いします!

これまでのお祭りの形とはガラッと変わった新しい取組なので、正直どこまで面白いものになるか想像がつきません。場所・時間を選ばず皆さんに楽しんでいただけるような企画を用意していますので、これまで興味を持ってくださっていた方はもちろん、私たちのことを知らなかった方々にもぜひ見ていただきたいです。

さいごに


オンラインでの開催と聞いたときは、ただ視聴者として動画を見るだけなのかなと思っていましたが、臨場感あふれる大きな企画が準備されていると知って、ますます楽しみになってきました。実行委員長の川端さんをはじめ、地域のために奮闘する京都学生祭典実行委員会の学生たちのキラキラした姿に心動かされること間違いなし!イベント開催が難しいご時世だからこそ、京都学生祭典でお祭りを味わってみませんか?みなさんもいっしょに盛り上げていきましょう!

過去の京都学生祭典の記事もぜひ読んでみてくださいね!


(京都大学 法学部 矢野史穂)

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