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京都の夏を満喫できるタナバタフェスに行ってみた!

毎年10月に平安神宮前・岡崎プロムナード一帯にて学生がプロデュースするお祭り「京都学生祭典」。そのプレイベントの1つとして古川町商店街/白川沿いで「タナバタフェス」が開催されました。
本企画は「京都の魅力に出逢う」をテーマに、卒業後も京都に定着するきっかけとなることを目的として開催されました。また、「タナバタフェス」は地域の方々と一緒に参加する「七夕料理教室」や、学生が主に出演する「商店街ライブ」をはじめ様々な企画が用意された、一味違う七夕イベントです。
今回はクイズや写真を撮るスポットを巡ってシールを10枚集めると、学生祭典のオリジナルグッズをもらえるというクイズラリーをしながら商店街を回ってみました。


市長さんも駆けつけてくださり、応援の言葉を頂きました。

まずは浴衣に着替えて…

会場には先着40名(女性30名男性10名)限定で無料で浴衣の貸出と着付けをしてもらえるコーナーがあったので、PRチームのリーダー 山本菜摘さんと中津川柊太郎さん、吉竹大輝さんに体験してもらいました!
着付けを待つ人の中には小さい子供がたくさんいて自分の幼い頃の夏祭りの思い出も蘇ってきました……。


着付けをしてくれたのは京都学生祭典実行委員会の中で「浴衣の着付けができる人-?」との呼びかけで集まった皆さん。
着付けをおばあちゃんやお母さんに教わった方から、授業で習った方まで様々でしたが、写真撮影の際も最後まで帯を整えてくれるなど、優しさとかわいさを兼ね備えた着付けスタッフに菜摘さんも緊張でガチガチです笑。

着付けスタッフの丁寧なお直しもあり、風情を感じる素敵な写真を撮ることができました!
小花柄が描かれた紺地にピンクの大きな花が綺麗な浴衣と、黄色×ピンクのリバーシブルを活かした結びの帯がとても似合っています。

着付け終わりの男子達と合流!お互いに浴衣を褒め合う、夏祭りの醍醐味を楽しみます。

浴衣を着て歩く3人。んーー!青春ですね!!とても絵になります。

写真スポットが盛りだくさん

古川町商店街には良い写真を撮る場所、つまり最近話題の「写真スポット」が盛りだくさんでした。あらかじめ設定されたスポットで写真を撮ると、クイズラリーの紙にシールを貼ってもらえるということで、私たちもたくさん写真を撮ってみました。

まずは古川町商店街の入ってすぐのところに大きな提灯が……。
入ってくるときには奥に広がるランタンに夢中で頭上にこんな大きな提灯があることに全く気付きませんでした。灯台下暗し……いや、灯台上暗しですかね?笑。
そして商店街からすぐ近くにある古川町橋(通称:一本橋)の上で柳の木と一緒にパシャリ。

初めて乗った一本橋の狭さに驚きましたが、これも写真スポットがここにあったおかげで知ることができた新しい発見でした。
様々な場所に写真スポットがあり、たくさんの思い出を作ることができました。

ランタン作りに挑戦!

先ほども少し触れたように今回のタナバタフェスではおよそ1,000個のランタンが吊り下げられていました。見ているだけでも綺麗で、なんだか楽しい気分になるランタン。
そんな私たちの目の前に、なんということでしょう!「ランタン制作ブース」の文字が……!
ランタンが作れるの!?と驚きながらブースのほうへ足を運びました。

まずはランタン選びから!最初は潰れているランタンが広がるしくみを知り驚きました。

次にランタンに模様を入れていきます。折り紙を切って、綺麗な切り絵を作り貼り付けている人もいました。あれ……?なにやら見覚えのある文字が……?

そして完成したのがこちら!!

京都学生広報部と書いていたんですね!ランタンがカラフルでとてもかわいく仕上がりました!

クイズラリーなのでもちろんクイズもたくさんありました!
例えば、
古川町商店街の中にある「鳥寿」というお店の読み方は?
古川町商店街の近くに流れている川、白川の名前の由来は?
などなど、古川町についてあまり知らない私たちにとっては少し難易度が高めの問題でしたが、商店街の方が教えてくださりしたおかげでなんとかクリアすることができました!

クイズを出していた京都学生祭典実行委員の方に少し話を聞いてみると、例えば「白川の名前の由来は?」という問題を出していると、地元の人はすぐに答えてくれるだけでなく、さらに白川の源流はどこからきているかなど新たに豆知識を教えてくださるそうです。
地域の方と大学生の交流が感じられてほっこりしました。

京都学生祭典実行委員長 山田聡司さんにインタビュー!!


第17回京都学生祭典の実行委員長である山田聡司さん(京都産業大学三回生)に京都学生祭典にかける思いを語っていただきました。

――この団体に入ったきっかけを教えてください。
将来、日本語教師を目指していて、留学生と交流できることをしたいと思っていました。
留学生と交流できるサークルや団体はたくさんありますが、ただイベント、飲み会をするだけではなく、一緒に何か作り上げられるようなものを探していました。
京都学生祭典でならそれができるのではと思い、入りました。

――タナバタフェスの企画はどのようにして生まれたのですか?
京都は全国でも有数の「学生のまち」と言われています。
学生に京都の魅力を知ってもらい、京都に住みたいと思ってもらえるきっかけを作りたいと思ったからです。

――タナバタフェスの会場に古川町商店街を選んだのはどうしてでしょうか?
タナバタフェスは地域のみなさんに協力いただき、地域の人の良さが出るようなものにしたいと思っていました。
昨年の京都学生祭典の時に、フォトジェニックで有名な綿菓子屋「JEREMY&JEMIMAH.」さんとコラボし、期間限定の綿菓子を作ったのですが、店舗が古川町商店街にあったこともあり、一年間非常にお世話になりました。
そこで、この古川町商店街を今年は自分たちが盛り上げよう!と開催場所に選ばせていただきました。

――京都学生祭典を通して感じる京都の魅力を教えてください!
学生の成長を見守る文化が根付いているところです。
一般的に学生が「こんなことがやりたい!」と思っても、その内容によってはなかなか学生だけでは実施できないことも多々あると思います。
でも、京都には学生の成長を支援しその様子を見守ろうとする土壌があると思います。京都学生祭典の実施にあたり、今年も多くの企業様、個人の方々がご支援の手を差し伸べていただいております。
また、京都学生祭典を実現するためには、地域の方々をはじめご関係者様とと折衝を重ねる必要があり、時として厳しいご意見をいただくこともあります。私たちは、ご理解をいただくために企画内容を見直したり、了承条件を引き出したりするなどしておりますが、このような経験や機会は、やはり私たちの成長を見守る文化が根付く「学生のまち京都」だからこそ、実現できるのではないかと考えています。
京都学生祭典に携わっていなければ、これほど京都との関わりを感じられることはなかったと思います。

――最後に、京都学生祭典本祭に向けての意気込みをお願いします!
10月13日(日)に第17回京都学生祭典が行われます!
この祭典は大学生が活躍できる場所です。
この祭典が京都の活性化に寄与するのはもちろんのこと、京都府外にお住まいの方々にとって、「10月に京都学生祭典あったな〜」と同窓会のような、京都に帰ってくるきっかけの1つになって欲しいと思っています。
そして、将来的には京都学生祭典が回を重ねて祇園祭、時代祭、葵祭に並ぶ京都三大祭りならぬ京都四大祭りになることを目指しています。

初めての取材で緊張してうまく質問ができなかった私たちに終始笑顔で答えてくださいました。
インタビューを通して山田さんの京都学生祭典に対する熱い想いがひしひしと伝わってきました。

まとめ

今回訪れたタナバタフェスで京都学生祭典実行委員会のみなさんと、古川町商店街の方々とのつながりを強く感じることができました。
また、古川町商店街は、地元が京都ではない人にとってもどこか故郷を感じさせる、懐かしくて温かい雰囲気で、とても居心地が良かったです。
取材で訪れたことを忘れてしまうくらいさまざまな体験ができ、タナバタフェスを満喫しました!
10月13日(日)に行われる京都学生祭典。
来場者が10万人を超えるとのことですが、規模が大きすぎて一回生の私には全く想像がつきません。
コトカレには学生祭典について書かれた過去の記事があるのでそれを読んで当日を楽しみにしています!

https://kotocollege.jp/archives/tag/kyotogakuseisaiten

是非みなさんも京都学生祭典で京都を全力で楽しみましょう!!!

(文・写真:同志社大学 政策学部 嶋倉万由子,同志社大学 グローバル地域文化学部 山﨑凜)

(取材協力:立命館大学 産業社会学部 山本菜摘,京都大学 農学部 中津川柊太郎,立命館大学 産業社会学部 吉竹大輝)

 

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