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また京都を熱くする。第20回京都学生祭典の実行委員長に話を聞いてきた!

今年も学生のお祭りの時季がやってきました。その中でも特に熱いイベントなのが第20回の節目を迎える『京都学生祭典 』!
平安神宮・岡崎地区で開催されるこのお祭りは、京都の大学生が主体となって作り上げる興味深いお祭りです。
というわけで、そんな熱い京都学生祭典に携わる第20回京都学生祭典実行委員長の白山さん、副実行委員長の柏原さんと笹尾さんの3人に、京都学生広報部の細田と石井の2人がお話を聞いてきました!

今年のテーマと込められた思い


(赤い服が京都学生祭典の実行委員の皆さん)

細田:ズバリ、今年のテーマはなんでしょう。

白山:今年のテーマは「恩、咲けべ!」です。当日配られるパンフレットをぜひ見てほしいんですけど、担当の実行委員がすごく頑張ってくれて、昔の写真とかもちょっと画質は荒いんですけど引っ張り出して作ってくれたんですよね。

石井:この荒っぽさも歴史を感じて味を出していますよね。

細田:テーマって毎年どうやって決めているんですか?

白山:みんなで会議して決めていますね。他何出たかな、覚えてる?

笹尾:五七五とかでたよね。

白山:出たなあ。まず1年間ある中で、“自分たちの代をどういった代にするのか”という話をするんですよ。そこで出た方向性というか軸をベースにして、すべての企画がその軸に終結するように第20回目のテーマを決めました。

今年は“第20回”という節目の年なので、今までお世話になった人に感謝の思いを込めつつ、新しい形で表現しようと考えました。特に、コロナウイルスの影響があった第18回、第19回の代で実現できなかった企画などを、今年の代で色を加えて再企画してます。

石井:それってどんなことなんですか?

白山:例えば、今年5月に梅小路公園で行った合同新歓。あれは元々サークルの見本市になれるようなイベントを行いたいと先輩が考えていたんですけど、コロナ情勢的に厳しくなって。それなら今年やろうかと。

柏原:あとは留学生交流会という企画があって、留学生に日本のあそびを教えてあげたり、母国の話を聞いたりすることで交流を深めることをしてますね。子ども食堂へのボランティアを通じて地域の方とお話する機会なども今年はたくさん実現できてよかったです。

細田:京都学生祭典さんって年に1回の本祭以外にもいろんなイベントを行っているんですね。

ゴミや騒音の問題を減らすために


(副実行委員長の笹尾さん)
石井:SDGsにも取り組んでいるんですね。具体的にどんなことをしていますか。

笹尾:特にゴミの削減について掲げていますね。本来、こういうお祭りだと紙の容器とかお皿のゴミが大量にでるんですけど、リユース食器などを利用することで、ゴミを極限まで減らしていこうと取り組んでますね。あとは給水器を設置します。紙コップだとゴミとなってしまいますので、“マイボトルの持参”のお願いを今年は行っています。

細田:やっぱりゴミの問題はありますよね。あとはお祭りといえば騒音とかも問題になることはないんですか?

笹尾:騒音問題はすごく意識しました。地域の方にどれだけ理解してもらえるかが重要なんですけど、そもそも会場である平安神宮で音を出せる時間ってある程度決まっていて、その時間外は音だけじゃなくて光もだめなんですよ。まずはそこにスケジュールを合わせるのが前提でした。あとは担当者が警察署と自治連合会の会長さんの間を何ヶ月も何度も往復して交渉を行って、交通規制などに理解を示してもらったという経緯があります。

目指すは京都四大祭、そして長く愛されるお祭りへ


(実行委員長の白山さん)
細田:先ほど、テーマはその代の“軸”のようなものだという話をなさってましたけど、掲げているテーマとは別に何か目標などはあるのですか?

白山:大きな目標としては来場者数10万人を達成すること。そして京都三大祭に並ぶ4つ目の新たな祭りとして、京都学生祭典が一般の人に認識されることの2つを打ち出しています。
個人的な話をしますと、京都学生祭典の本祭を今後第25回、第30回と続いていくお祭りにするために、絶対直さなくちゃいけない課題というのを解決するのが僕の使命だと思っています。

柏原:この次ちょっとハードル高いんですけど(笑)。私は過去2回が対面で全然できなかったので、とりあえず今年無事に対面で開催して、たくさんの集客を得て終わることで、第21回、第22回と後輩にいいバトンを繋ぐというのが目標ですね。

笹尾:さらにハードルが上がったなあ(笑)。僕はお客さんを楽しませると同時に、自分たちも楽しめるような祭りにすることが重要だなと考えています。自分たちが楽しめなかったらお客さんを楽しませることは絶対できないし。だから実行委員のみんなには当日参加してくれる学生団体やサークルを好きになってほしいと個人的には思ってますね。

実行委員一推しのイベント


(副実行委員長の柏原さん)

細田:第20回京都学生祭典の中でおすすめのイベントはありますか?

白山:1人1つあげようか(笑)。実は今年だけのスペシャルステージがありまして、第1回京都学生祭典の音楽コンテストで優勝してその後プロデビューを果たした『Chicago Poodle』さんにお越しいただくんです。しかも第10回目の学生祭典でChicago Poodleさんが京都学生祭典のために作ってくれた曲を演奏してくれるんですよ。おすすめです。

笹尾:第3回京都学生祭典から続いている伝統というのもあるんですけど『京炎そでふれ!コンテスト』がおすすめです。いくつかチームがあって、それぞれに特色があるんですよね。例えば京都産業大学には『咲産(さざん)華(か)』というチームがあって、ここはカッコいい演舞なんですよね。それに対して京都女子大学の『京(きょう)小町(こまち)』というチームは可愛い演舞なんです。同じ『京炎 そでふれ!』というコンテンツなんですけど、あたかも別のものを見ているかのような感覚で楽しめるんじゃないかと思います。

柏原:私からはまず「マンホール企画」を推そうかなと。デザインも実行委員で考えた、第20回の記念マンホールのお披露目会が本祭で行われるので、乞うご期待ということで。これもテーマに沿っていて、お世話になった岡崎地域に自分たちの思いを刻もうと作りました。
あとはパレードが11時頃のオープニングとして始まるんですけど、大規模に神宮道を使って南から北に行進するので、よかったら見てほしいです。

本祭とその後に向けてメッセージ

細田:最後にこの記事を見ている人に向けてメッセージをそれぞれお願いします!

白山:京都で一番熱いお祭りだと思います。学生がゼロから企画・広報・営業を通して作り上げていくお祭りは、全国探しても京都学生祭典だけだと思います。10月9日という1日のために1年いろんな活動をしてきました。
本祭はその結晶なので、ぜひ足を運んで実際に見て、経験してほしいです。

柏原:第20回、記念すべき年なのでぜひ平安神宮までお越しください!そして今回の本祭をみて興味をもってくれた方たちによって、この先何年も学生祭典が続いてくれたら嬉しいし、そうあることを願っています。

笹尾:この記事を見てくれた人で実際に祭りを作りたいなとか、本祭に行って少しでも楽しいと思ってくれた方がいたら、ぜひ実行委員会の方に顔を出してほしいです。宣伝になっちゃった(笑)。

最後に

今回取材を受けてくださった第20回京都学生祭典実行委員の方々、取材中にも電話対応していたりと忙しい中でもどこか楽しそうに活動しているのが印象的でした。
個人的にはマンホール企画のお披露目がすごく楽しみです。
学生が盛り上げるお祭りに足を運んでみませんか?

(立命館大学 産業社会学部 細田大和)
(取材協力:同志社大学 法学部 石井魁人)

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