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世界中の学生映画が集まる!京都国際学生映画祭、プレイベントに行ってきた

京都国際学生映画祭は、京都を中心とする関西の大学生が主体となり企画・運営を行う映画祭です。学生が制作した自主映画を世界各地から集め、実行委員が審査し、上映する機会を学生が創りだし、未来の映画人を担う人材・才能の発掘を目的として開催しています。多い年は応募数が500以上にも及ぶ、日本最大の国際学生映画祭。
第23回京都国際学生映画祭は2021年2月12日~2月14日に京都文化博物館フィルムシアターにて開催予定です。

今回は11月28日に行われたプレイベントに行ってきました!

プレイベントって?

プレイベントは京都国際学生映画祭の周知を目的に、毎年趣向を凝らした内容で実施されています。
今回はなんと京都駅前のキャンパスプラザ京都での野外上映イベント。前年度に開催された同映画祭の入賞作品が上映されました。
10分程度の短編映画を中心に上映していたので、仕事や学校からの帰り道に少し足を止めるだけで気軽に観ることができました。
私は京都国際学生映画祭の存在を今回の取材で初めて知ったので、このイベントを「入門編」のようにして、“学生映画”の魅力を感じました。

密を避けるため、大々的な宣伝はできなかったそうですが、感染予防に配慮して屋外を会場に選ばれていたこともあり、当日はソーシャルディスタンスを保ちながら鑑賞することができました。

“AFTER THE RAIN”

私たちが観てきたのはこちら。

(画像は京都国際学生映画祭公式ホームページより)

フランスの学生が制作したセリフのないアニメーション映画です。

まずアニメーションの精巧さに感銘を受けました。素人目にはプロが作ったものと見分けがつきません。また、作品のテーマが「羊の毛が雲になって雨を降らす生態系の循環」という発想にも驚きました。
国際映画祭だからこそ、セリフがなくても誰でも感動できる、言語の壁がない作品のすばらしさを感じます。他にも数作品を鑑賞しましたが、きれいな映像や巧みなカメラワークが用いられていたり、手作り感を逆手にとったりと、どれも素晴らしい作品ばかりでした。

また、屋外での上映ということで、シアターとは一味違う雰囲気で映画を楽しめました。
この時期寒いのでは?外だとあまり聞きとれないのでは?と気になる方もいると思いますが、映画に没頭してしまうので、そのようなことは全く感じませんでした。
無料で入退場も自由なので、本当に気軽に楽しむことが出来ました!

実行委員会の方々にインタビュー!

企画部の竹岡さん(写真左)、木本さん(写真中央)にインタビューさせていただきました。

――新型コロナウイルス感染症の影響で例年とは違う対応が求められていますが、何か工夫した点はありますか?

多くの人に観ていただきたい一方で、様々な制限があり、あまり大規模に開催することができないのが、とてももどかしい思いです。
そこで、分かりやすい映画や華やかな作品を選んだり、キャンドルを飾るなど会場の雰囲気づくりを大切にして、チラッと見ただけで興味を持っていただけるように工夫しました。

――映画にあまり詳しくないのですが、楽しめますか?

はい。本映画祭開催前にはSNSで入賞作品情報を発信する予定です。当日配布するパンフレットにも作品のあらすじや審査員による講評を掲載しますので、これらをチェックしていただければさらに作品を楽しんでいただけると思います。

――最後に意気込みをお願いします!

厳しい状況ですが、できることを全力でやって当日に向けて準備していきます。
世界中から集まった映画を観ることができますので、ぜひお越しください!

現在フォトコンテスト開催中!

現在は関連イベントとして「映画のようなワンショット」または「映画メシ」をテーマとしたフォトコンテストを開催中とのこと。(応募締め切り:2021年1月15日)
入賞者には、豪華景品のプレゼントが贈られるほか、2021年2月開催予定の本映画祭会場にて作品が展示されるそうです!
誰でも応募できるので、一緒に京都国際学生映画祭を盛り上げましょう!

イベントの開催予定は公式ホームページやSNSで発信されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

〇京都国際映画祭公式ホームページ

気になる審査方法や、前年度の映画祭の様子も是非チェックしてみてください!


(文・京都大学 法学部 矢野史穂)
(取材協力・同志社大学 政策学部 嶋倉万由子)

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