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Cotton Candyなんちゃんに聞いた、アイドルコピーダンスサークルの魅力

こんにちは、京都で大学生をしている米島です。

皆さんはアイドルグループのダンスを完コピする、アイドルコピーダンスサークルというものをご存知ですか?
大学には高校までの部活にはないような様々なサークルがあります。
私の通っている京都女子大学には“Cotton Candy”というアイドルコピーダンスサークルがあり、これがなんともまあかわいい〜のです。

メンバーの一人である“なんちゃん”を私が知ったのは、京女ミスコンに出場されていたことがきっかけでした。
キラキラとした笑顔に惹かれた私は彼女がコッキャン(Cotton Candyの愛称)で活動していることを知り、お話を聞きたいとお願いしたところ快く引き受けてくださいました。

大田奈々花さん
京都女子大学文学部英文学科3回生
アイドルコピーダンスサークルCotton Candyに所属。

今回のインタビューでは“なんちゃん”こと大田奈々花さんにコッキャンでの活動やご自身の思いを伺います!

受験勉強の励みになったコッキャン

――今日はよろしくお願いします!まずは、どうして京都女子大学を選んだのですか?

元々違う大学を志望していたのですが、家族と話し合ううちに進路に悩み始めてしまって。
そんな頃に学校の先生から勧められたのがきっかけでした。
高校で所属していた吹奏楽部の先輩が京都女子大学に進学したのですが、高校の校風に似ていると聞いて興味を持ちました。
オープンキャンパスはもう終わっていた時期だったので藤花祭(京都女子大学の学園祭)に足を運ぶと、先輩が言っていた通り穏やかな雰囲気を感じたんです。
また、受験勉強を頑張る励みにもなったコッキャンのステージを初めて生で見ました。

――コッキャンにはその頃から入りたいと‎…?

コッキャンは高校の先輩が所属していたので知ってはいたのですが、実際にステージを見て「こんなキラキラした楽しいことができるんだ!!」と感動しました。
後からコッキャンを創立した方も同じ高校だったことを知って縁を感じ、京都女子大学に入りコッキャンで活動したいと思うようになりました。

――それは受験勉強の励みになりますね!

はい!受験勉強に没頭する中、自由に時間を使っていいと自分で決めていたのがお風呂の中とバスが発車するまでの時間で。
その少ない自由時間で、憧れのコッキャンの動画を見てモチベーションを上げていました。
びっくりしたのですが地元でコッキャンの創立者の方に偶然会って、コッキャンに入りたい!という思いを伝えたら背中を押してくださったんです。それは本当に力になりました。
京都女子大学を目指し始めたのが遅い時期だったこともあり不安がありましたが、コッキャンにはすごく助けられました!

憧れのコッキャンに入って

――実際にコッキャンに入ってみてどうでしたか?

やりがいがあって毎日楽しいです!
地域のイベントや学園祭でパフォーマンスしたり、夏と冬にある「ユニドル」という大きな大会に出場したりしています。

――「ユニドル」ってどういう大会なんですか?

全国のアイドルコピーダンスサークルが集まって日本一を決める大会です。
地方ごとに予選があって、勝ち進んだチームが出場できます。
アイドルコピーダンスサークルにとって一番大きなイベントで、全国のサークルがこの大会に向けて全力を注いでいます!普段は会わない地方の大学生とも関わることができて友達の輪も広がります。

昨年冬のUNIDOL関西予選で優勝したCotton Candy。
新木場で行われる決勝戦への出場権を獲得しました。

――すごく楽しそうですが、1年中イベントがあって忙しそうですね‎…!

イベントごとに新しい振り付けを何曲も覚えるので大変ではありますね。
特に「ユニドル」は1ヶ月ほど前から準備を始めて、毎日練習するのでコッキャン中心の生活になります。
その期間は部員全員、時間もお金も全てコッキャンだけに注いでいます。
ちなみに、私は地元の三重から大学まで往復5時間で通っているのですが…

――えっ!!!5時間!!!?

そうなんです‎…!大学では英文学科なのですが、その勉強も大変なので両立できているかと言われると迷いますが、大好きなことだし得られるものが大きいので頑張れています!
私は元々アイドルが好きなこともあってこのサークルに入ったので、好きなアイドルの曲を踊ったり同じステージに立ったりここでしかできないことができていることが大きなやりがいです。

衣装もコピーするアイドルのものを真似て作るのですが、それを着てステージに出るのはファンとしてもとても嬉しいです

――衣装も自分たちで‎…!

裁縫が得意なメンバーが作ってくれています!サイズに合わせて自分たちのために作ってもらった衣装には愛着があります。

――自分たちで考えることは多いですか?

ユニドルは特にですが選曲にはこだわっています。
自分たちの気持ちに重なる歌詞だったり、メンバーが多いからこそできるフォーメーションだったり‎…思いを全面に伝えられるパフォーマンスができるよう期限のギリギリまでみんなで悩んでいます。

――昨年のユニドル内で行われたミスコン“ミスユニドル”では個人でグランプリも受賞されていましたよね!

MISS UNIDOL CONTEST 2018-2019でグランプリを受賞した奈々花さん。
加えて「モデルプレス賞」と「Heather賞」も受賞し、異例の3冠に輝きました。

ご存知だったんですか‎…!実はそうなんです‎…京女ミスコンやミスユニドルは甘党さん(コッキャンのファンの名称)も応援してくれて嬉しかったです。
それに逆に、それがきっかけでコッキャンのことを応援してくれるようになった人もいて、いい経験になったと思っています。

――アイドルコピーダンスサークルの良さってどんなところですか?

ダンスやアイドルが好きな学生が集まっているので話も合うし、自分たちの好きなアイドルのダンスを一緒に踊れることの達成感は大きいです。
一人では絶対にできないことなので仲間の大切さを感じられる瞬間でもあります。

コッキャンでつながり広がる輪

――今まで色々お伺いしてきましたが、すばり!コッキャンに入ってよかったことは?

一番大きいのは人に影響を与えられるということですかね。
最近特に嬉しかったことがあっ‎て…!今年コッキャンに入ってくれた後輩の中に京女ミスコンで私を知ってくれたことがきっかけで入部してくれた子がいたんです!

――先輩からの縁がまた後輩へとつながっているんですね。

こうやってつながっていくこともあるんだなあと思いました。嬉しかったですね。

――イベントなどでは甘党さんとの強いつながりも感じます!

甘党さんもそうで、頑張っている学生を応援したい!と言ってイベントに足を運んでくださったり、写真や動画を提供してくださったり、そういう方々のおかげで私たちは活動ができています。
この活動をしていると本当にいろんな人に支えられているんだなと感じます。
人にエネルギーを与えると同時に、その倍以上のものを私自身も得られるとこの活動を通してわかり、将来にも生かして行きたいと思っています!

最後に

往復5時間かけて通学している中、コッキャンの練習に大学の勉強、すごく忙しそうですが、奈々花さんは笑顔で「本当に楽しい」「やりがいがある」と話してくださいました。大変なことなんて吹っ飛ぶくらい、心からコッキャンの活動が好きなんだということが話していて伝わってきます。

もはやなんちゃんファン状態で迎えた今回のインタビュー。
奈々花さんは想像していた通り笑顔が素敵でした、かわいかった‎…!それに、話している中で謙虚で気遣いができる一面も垣間見えました。
筆者の書いた他の記事も読んでくださっていて感想を伝えてくださり、とても嬉しかったです。

最後に、以前に奈々花さんにも取材させていただいた藤花祭の記事をのせて終わります。
コッキャンを初めて見た藤花祭にコッキャンとして参加していると思うと今までと見方が変わってきます!高校生のころからの夢を叶えているのですね。
これからも奈々花さんを応援したいと思います!

 

文・写真:京都女子大学 現代社会学部 米島小晴
取材協力:立命館大学 文学部 山下杏子

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