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学生お笑い界のホープ、リッケンジョリーナさんにインタビュー!


(よしもと祇園花月HPより)

2023年7月16日によしもと祇園花月で開催された『京の寄席〜豪華絢爛〜』。ミキさんやニューヨークさんといった超人気のプロ芸人がネタを披露するなか、同志社大学喜劇研究会に所属するリッケンジョリーナさんが同じ舞台に出演されていました。以前開催されたお笑いライブで優秀な成績を収め、学生ながら今回の舞台に出演されることになったのだそう。
リッケンジョリーナさんは出演者の中で唯一コントを披露されていて、他の芸人さんに負けないくらいの笑いと拍手を巻き起こしていました。

今回は、そんな学生お笑い界で期待のコンビ、リッケンジョリーナのお二人にお話を伺い、公演後のリアルな感想やこれからの目標を教えていただきました!

大人気コンビ・ミキさんにインタビューした記事はこちら

公演を終えて


左:ビィグ小杉さん 右:水尾仁さん

――今回の公演に出演されて、いかがでしたか?
小杉:満席の客席が目に入って、少しビビりましたね。でも、ネタはウケたのでホッとしました。

――他のコンビが漫才をされるなかで、一組だけコントをされていたのが印象的でした。今回のネタを披露しようと思ったきっかけはなんですか?
小杉:以前、よしもと祇園花月の公演で披露したネタなんですが、そのときにウケが良かったので、今回も同じネタにしました。
水尾:自分たちのネタのなかで一番自信があるネタなんです。小さいライブも含めると10回くらい披露していて、ここぞというときの珠玉のネタですね。

――今回の他にも大きな公演に出場されたことはありますか?
小杉:「GAKU-WARA!! ~大学生お笑い祭り~」というよしもと祇園花月のイベントに何度か出演したのと、そのつながりでなんばグランド花月(NGK)のイベントにも出演しました。

――NGKにも出演されているんですね!
水尾:劇場の規模はよしもと祇園花月よりNGKの方が大きいんですけど、どちらも僕たちの実力以上に大きな劇場なので、僕たちからするとあまり差を感じることはできないです。
よしもと祇園花月もNGKも、お客さんが優しくて温かいと感じましたね。

コンビ結成まで


――お笑いを始めようと思ったきっかけはなんですか?

小杉:先輩の学生コンビの方がM-1グランプリの3回戦まで進出していて、学生なのにすごいな、と思ったんです。調べたら同志社大学喜劇研究会というところに所属しているとわかって、それで喜劇研究会に入ってみようと思ったのがきっかけですね。

――お二人はどういう経緯でコンビを結成されたんですか?
小杉:二人とも同志社大学喜劇研究会に所属していて、もともとはそれぞれ別のコンビを組んでいたんですが、当時どちらも相方が辞めて余っていたんです(笑)。
水尾:余り物どうしで組むしかなかったんですが、今も奇跡的に続いていますね(笑)。

――コンビを結成してみて、波長が合ったんでしょうか?
水尾:ネタ作りは僕が全て担当していて、役割がはっきり分かれていたのが良かったですね。他の学生コンビだと、ネタ作りで揉めて解散することも多いんです。

学生ならではの悩みも!


――お二人は大学に在籍しながらNSC(吉本興業のタレント養成所)に通われているということですが、両立は大変ではないですか?

水尾:僕は近畿大学に在籍していて、インカレサークルである同志社大学喜劇研究会に入りました。大学は現在休学中なので、NSCの方に力を入れています。
小杉:僕はあまり両立できていないです(笑)。
同志社大学に通っているんですが、2度留年して、現在6年目なんです。
大学はもうやめようと思ったんですけど、親に卒業しろって言われて(笑)。
それで、一応は大学に通っています。NSCの授業が終わってから大学に行ったりとか、大学の空きコマにNSCの授業をオンラインで受けたりしていて、すごく大変ですね。
今までちゃんと大学に行っていなかったことを本当に後悔しています。

――NSCではどんなことをするんですか?
小杉:演技や発声などの基本的なことから、大喜利の実演やダンスの授業、講師の方にネタ見せをすることもあります。NSCは1年間通って卒業ですが、大学の方は……。卒業できるかわからないですね(笑)。

京都でお笑いをするということ


――京都で活動する中で感じた、京都の魅力はありますか?

小杉:学生お笑いで言うと、よしもと祇園花月のような大きな舞台に立てるライブが多いことが魅力ですね。
水尾:同志社大学喜劇研究会には「メイプル超合金」のカズレーザーさんや「さらば青春の光」の東ブクロさんなどが過去に所属していて、そういった方々と同じ体験ができるんです。同志社大学喜劇研究会はいろいろな団体に呼んでもらうことが多くて、いい経験になりますね。
また、京都の街そのものにも魅力が多いと思います。京都は過ごしていて楽しいんです。僕、散歩がすごく好きなんですけど、京都を散歩するのがいちばん楽しいと感じます。
京都御所でネタ合わせをすることもあるんですが、御所の雰囲気も良くてすごく気持ちいいですね。

――お二人の今後の目標を教えてください。
水尾:僕は小さい頃からラジオに出演するのが夢だったので、ラジオの冠番組を持てたら最高だと思います。
普通に会話していたら自分だけが話し続けることはできないですが、ラジオだとその制限が全くなくて、自分の話を聞きに来てもらえる環境なんてすごく幸せなことだと思っていて。
それで、小さい頃から漠然とラジオっていいな、と思っていたんです。
小杉:まずは、早く大学を卒業したいです(笑)。芸人として成功して、忙しくなったときにまだ大学に通っていたらマズいので。
芸人としては、M-1グランプリやキングオブコントの決勝に行きたいですね。コントだけではなく、漫才の賞レースも多いので、どちらも頑張ろうと思っています。

さいごに

お笑いのことを楽しそうに語っていて、また舞台上で堂々とネタを披露する姿を見て、同じ学生としてとても大きな刺激を得ることができました。
リッケンジョリーナさん、ありがとうございました!これからの活躍を期待しています!

リッケンジョリーナさんも過去に出演された「GAKU-WARA!!~大学生お笑い祭り~」にもぜひご注目ください!学生お笑い界を盛り上げようと、よしもと祇園花月で定期的に開催されています。
詳しくはよしもと祇園花月HPをご覧ください。

過去に京都学生広報部が取材した「第1回大学生お笑い祭り!」の記事はこちら

お二人のプロフィール
・ビィグ小杉さん
1999年、兵庫県生まれ
現在、同志社大学に在学中
・水尾仁さん
2001年、大阪府生まれ
現在、近畿大学に在学中

※祇園花月の「祇」の正式表記は、部首が「示」ではなく「ネ」です。

(取材・文:同志社大学 法学部 足立隼太郎)
(取材:同志社大学 政策学部 山越咲季)

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