京都B&Sプログラムに突撃取材!―ミーティング編―
京都の学生団体「京都B&Sプログラム」をご存知ですか?京都で学ぶ現役大学生が、京都を訪れる中学校・高校の修学旅行生を京都の大学や観光地に案内する活動をされています。今回そのメンバーの方に、活動の中で大変なことややりがいなど、様々な方面からお話を伺いました。
もくじ
「京都B&Sプログラム」に入ったきっかけはなんですか?
大西:先輩の紹介で入ったんですが、生まれも育ちも京都なので観光のことは大体分かるんです。だからこそおもしろそうだと感じました。
井上:大学で観光のことを学んでいるのですが、座学でしか勉強してなくて…。この団体のことを知ったとき「実際の観光を学べるのはこれだ!」と感じました。
池本:友人の紹介で入りました。自分も京都のことを詳しく知らないので、中高生と一緒に京都のいいところを伝えたいと思ったからです。
ツアー中、自分なりに気を付けていることを教えてください。
宮川:大学によって予約をしないと入れないところがあるので、準備に気を使います。また修学旅行生それぞれに合った態度をとれるようにしています。
井上:雨の日などあまり天気に恵まれなくても、「せっかく来てくれた」ということを頭に置いて、どのようにすればツアーを実りあるものにできるかを考えています。
有浦:修学旅行生たち自身が、旅行の何日目かによって、したいことや買いたいものなど要望が変わるので、その部分に気を付けています。
皆さんが京都の大学に進学した理由は何ですか?
市川:自分の学びたい分野にぴったりな大学が京都にあったので、あえて京都府外に出ることもないかな~と…。(京都府内出身)
秋田:中学からのエスカレーター式です。(京都府内出身)
井上:観光を学ぶには京都かなと。都会に出たかったのですが、がっつり都会も怖いので京都で!という感じです(笑)(京都府外出身)
ツアーに実際参加した修学旅行生の反応を教えてください。
市川:TwitterなどSNSで共有してくれます。そしてなにより京都のことに興味をもってくれるので話していてとても楽しいです。
宮川:大学の授業のことなどを話すと「早く大学生になりたい!」と言ってくれます。特に自分が受ける授業を自分で決められることなど、中高生からすると珍しく思えることに興味があるみたいです。
有浦:別れ際にずっと手を振ってくれたりすると、ツアーを楽しんでくれたんだなと感じます。大学生と修学旅行生の交流を手助けできることに達成感がありますね。
京都B&Sプログラムには何百人という大学生が登録しています。メンバーが多いからこその苦労もあると話してくださいました。
そんな中、メンバーの皆さんがモットーとしている言葉が、
「自分たちからすれば数多くのツアーの一つ。だけど修学旅行生たちからすれば人生でたった一回のツアー。その一回をどれだけ素晴らしいものにするかを常に考える!」
ということでした。修学旅行生との出会いが一期一会だからこその想いを、皆さんのインタビューからひしひしと感じました。
【取材協力】
井上亜優さん(立命館大学 3回生)
有浦真悠さん(京都女子大学 3回生)
宮川莉可子さん(立命館大学 2回生)
池本幸世さん(京都女子大学 3回生)
秋田真希さん(京都女子大学 3回生)
大西諄也さん(立命館大学 3回生)
市川卓磨さん(花園大学 2回生)
林恭平さん(立命館大学 3回生)
堀川栞さん(立命館大学 3回生)
(京都府立大学 文学部 3回生 田端真子)