受験直前のあなたに贈る、モチベアップ記事特集
2020年12月25日。当時、受験生兼恋人がいなかった私にクリスマスという概念は存在しませんでした。2人の世界に完全に入り込んでいるカップルと無駄にカラフルで眩しいイルミネーションを見ないよう、左手にチーズバーガーを持ちながら単語帳に必死で目を落としていたあの頃が懐かしいです(笑)。
受験生のみなさんお疲れ様です。今年のクリスマスも独り身確定の吉森です。今回は貴重なあなたの時間をこの記事を読むために使ってくれてありがとう。これを読み終わる頃には、あなたの勉強に対するモチベーションが少しでも上がることを切に願って、京都学生広報部員が書いた過去の受験に関する4つの記事をチョイスしてみました。ホットココアやお気に入りのお菓子と一緒に休憩がてら読んでくれると嬉しいです。
もくじ
「なんとなく大学進学」は絶対後悔する
あなたは今、目覚ましをかけずに昼まで寝ることも、友達と深夜までくだらないことで電話することも我慢しているはず。頭の中には常に「勉強」の2文字で気が休まらないし、友達の成績が伸びていることを素直に喜べない。サポートしてくれているはずの親の言葉が今までで一番うざったくて、目障りで。こんな辛いことを経験してまでも、みなさんが「大学に行きたい!」と願って勉強しているのは何故ですか?
私は大学に行く目的が「4年間の自由と大卒というステータスを手に入れたいから」でも全く問題がないと思っています。ただ、明確な理由もなく自分の意志に反して周りに流されて大学に行くと絶対後悔すると考えます。
大学生活でうまくいかないことがあったら、環境のせいにしてしまうから。
この記事ではイグノーベル賞を受賞された東山篤規教授が考える「大学に行く理由」を紹介しています。「18歳になったから大学へ行くべきだと思うのはステレオタイプ」という言葉を大学の教授である彼が言っていることにとても衝撃を受けました。「やりたいことがないのであれば無理に大学に来なくてもいい」という彼の考えも、「やりたいことを見つけるために大学に入学すればいい」という世間一般の声とは違いますよね。
これを機にあなたの「大学に行く理由」をもう一度考えなおすことが、モチベーションアップにつながるかもしれません。
僕、私は京都の大学じゃないとあきまへん!!
学びたいことが学べる学部があることも、留学・就職に強いことも志望大学を選ぶうえで重要視する人が多いですが、私は「土地」が一番の決め手でした。受験勉強にも自分に悩むことにも疲れた私は、とにかく癒しが枯渇していたのだと思います。全国に大学があまりに多すぎて志望大学を決めることも受験生の皆さんにとって大変な作業かと思いますが、土地に絞って決めると案外いい大学が見つかったりします。
この記事では京都の大学で4年間過ごした女子大学生のリアルな声を読むことができます。「4年もいたのにまわりきれてない観光地が多すぎる!」という彼女たちの言葉からは、やはり京都は魅力満載な街なんだなと実感しました。
また記事に登場する学生の一人は古美術研究会というサークルに所属し、お寺や神社の特別公開の際の警備や案内をする活動をしていたそうです。京都の大学に進学すると、京都にいるからこそできる活動に特化したサークルや大学の学科があったりします。
大丈夫、試験中に大号泣した人がここにいます!
好きなことも、健康で人間らしい生活も、自分の気持ちも、全てを犠牲にしてここまで来たのに、この1日の、紙切れ1枚の解答用紙に自分の人生がかかっていると考えたら、なんともいえない気持ちになった受験当日を思い出しました。
緊張しいで、わかりやすく体に不調が出るタイプの私が謎に冷静になれた瞬間でした。私なりの落ち着きを取り戻す方法は「受験は単なる大学入学のための試験、それ以上でもそれ以下でもない」と考えることだったのでしょう。
大丈夫です。仮に頭が真っ白になって問題が一つも解けなくても。試験中に大号泣して何も考えられなくなり、適当にマークを塗りつぶした筆者がここにいます。たとえあなたが受験で思うような結果が出せなくても私があなたのこれまでの努力ごと抱きしめます。帰り道に思い切り泣いて、好物をたらふく食べ、今後どうするかはそのあと決めましょう。
それくらい受験を重く考えすぎないことも大事です。他にも京都学生広報部員が試験直前の過ごし方やマインドについてまとめている記事を紹介しています。この記事にある「入試直前は誰かと話す」という過ごし方、私は賛成派です。緊張MAXで直前につめこんだあやふやな知識よりも、誰かと話すことで得られるリラックスの方が受験には必要だと思うから。「新しい問題を解く」もNG例として載っていますが、本当にこれは自信を抹殺する行為なので、ダメ、絶対。
入試直前は今まで解いてきた問題集が味方になってくれるはずです。
やばい、携帯が手から離れない。
「受験生なら1度はGoogle先生に『勉強 やる気』でたずねている説」を私は掲げます。やる気問題……。もしかしたら数学の3次関数より難しい問題ですよね。「いったん机に座って5分間勉強してみると、気が付けば1時間勉強しています!」ってGoogle先生は教えてくれるけど、「いや、その机に向かって5分間勉強するのも嫌なんじゃい!」と思った記憶があります。
この記事では受験勉強に手を付けるまでのやる気の出し方を紹介しています。「自分に合った居場所を見つける」という方法をこの記事の筆者は提案していますが、環境って本当に大事。私は友達を巻き込んで勉強の約束をして、強制的に勉強しないといけない時間を作ったり、学校で勉強するために1本早い電車に乗ったりもしました。冬の駅のホームはまだ真っ暗で、電車が来るまで乃木坂46 の「夜明けまで強がらなくてもいい」を聞いて夜明けを待っていました。朝日がだんだんと差し込む列車の窓際で単語帳をめくるのも、前向きな気持ちになることができるのでおすすめです。
「スマホをなんとかする」という方法も自分なりのスマホルールを作らないと取り返しのつかないことに。私は当時リズムゲームにはまってしまって1日中そのアプリを開いていましたが、携帯に「Appの使用時間の制限」という設定があり、30分と時間を決めてゲームをするようにしました。30分たつと強制的にアプリが中断されて1日開けなくなるのでおすすめ。
世界でたった一人のあなたを、どうかあなただけは責めないであげて。
「この時期にもなって勉強に身が入らない、点数が全くたりない、基礎が固めきれていない。はぁ、なんて自分はダメ人間なんだ。」と思ってしまう人もいますよね。私も受験期は何度も自分に自分で悪口をいい続け、まるまる一週間真っ暗な部屋のベッドで泣いていた時期がありました。もちろんその一週間は1分も勉強なんてできませんでした。
これは一番強調したいことなのですが、あなたの心より大事な受験勉強なんてないんです。三角関数の公式よりも、「lie」と「lay」の違いよりも、古文単語の「いみじ」が素晴らしいという意味かひどいという意味かを見極めるよりも、あなたの心に耳を傾けることが一番大事なんです。安定したメンタルがあっての受験勉強。この時期だからこそ、無理をしてはダメです。
あなたの中の“自分”を大切に守り抜いたまま受験生活を最後まで乗り切れるよう願っています。
今年のクリスマスは部屋で一人、受験生の皆さんに念を送ることにします(笑)。みんな!頑張れ!
(京都産業大学 経営学部 吉森郁花)