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【高校生必見】大学入学前で絶対にやっておくべきこと!

コトカレを見ている皆さんの中には、大学への入学が決まっている人もいると思います。
期待に胸膨らませる時期だと思いますが、入学時期はあれこれ忙しくて焦ってしまうことも多いでしょう。
大学1回生の私が自分の経験を振り返りつつ、今だから言える入学時期にやっておきたいことについてまとめてみました。

大学の仕組みを知って入学に備える


(左から履修要項、パンフレット、シラバスを印刷したもの)

大学に入学すると、授業が始まるまでは一週間ほどです。この間にオリエンテーションや「履修登録」などが怒涛のようにやってきます。

「履修登録」とは一定期間内に自分で科目を選んで時間割を組んでいく作業のことなのですが、大学での勉強の仕組みは高校までとは全く違うので混乱する学生も多いと聞きます。
登録ミスがあると後々まで響いてくることもあるため、一定期間内で正確に行う必要もあります。

私は事前に大学のパンフレットを読みこんでおり、大学の勉強の仕組みをある程度理解していたことが履修登録を着実に行う上で役立ちました。
入学までに大学の仕組みを大まかに知っておくのは大事なことだと思います。

まず、大学のパンフレットは入学前によく読んでおきましょう。必修科目や選択科目、必要単位数など学部ごとの教育内容が書かれてあるので、事前に読んで内容を頭に入れておくといいと思います。

入学すると、すぐに「履修要項」というものをもらいます。そこには各科目のタイトル・時間割・単位数、学部によっては資格取得に必要な単位などが書かれています。

科目の詳細な内容は「シラバス」というものに書かれています。ここには授業の大まかな内容と得点配分などが書かれています。

それらを使って実際に科目を選んで時間割を組んでいきます。最近は多くの大学でコンピューターシステムを使います。専用のサイトがあり、そこに入力していくイメージです。

さらに京都の大学では大学コンソーシアム京都が提供する「単位互換制度」というものがあり、他大学の授業を受け、単位を修得することもできます。
なお、履修登録機関については所属大学と異なる場合がありますので、入学後、教務窓口にご確認ください。

単位互換科目については下記のリンクからも参照できます。
大学コンソーシアム京都 単位互換特設サイト
http://www.consortium.or.jp/special/tani_gokan/index.php

時間割の組み方や単位互換科目について「コトカレ」ではこのような記事もあります!
ぜひ参考にしてみて下さい。

実際どんな感じ?京都の大学生のリアルな時間割を聞いてみた

一回生で単位落としまくった私が考えた、定期試験で困らない時間割の組み方

京都の大学いいとこどり!単位互換制度が面白い

そして、今のうちに受験生時代の勉強法を確認しておくのもいいと思います。

入試を終えたばかりの皆さんには信じられないかもしれませんが、大学に入って勉強のやり方を忘れてしまうという話はよくあります。
受験生時代とあまりに生活が変わってしまうため、勉強のスタイルを維持できなくなるからです。結果として試験の前に苦労する羽目になります。

そうなる前に予習・復習のタイミングや語学の勉強法、暗記のやり方など自分の勉強スタイルを一度確認しておくことをお勧めします。
入学した後も、変わっていく生活の中にその勉強法を取り込む意識を持っておくとよいと思います。

一人暮らしするなら家事を覚えよう

大学では一人暮らしで苦労する人が結構います。その大きな原因の一つが「家事」。
私は昔から家事を手伝っていたので最低限のことはできましたが、周りには「洗濯機の使い方が分からなかった」「一人では何もできなかった。親のありがたみを痛感した」という人が結構います。

一人暮らしをするにあたって、片付け・ごみ捨てや洗濯の方法、掃除機などの家電の使い方、最低限の料理(お米を炊く、みそ汁、卵焼きなど)、家事のやり方を事前に習っておくといいと思います。

実際に一人暮らしになるとあまり料理することはないという人もいますが、料理に関する知識を身に付けておくと食費の節約や体調管理などに幅広く役立ちます。
また料理に限らず、「家事」は結構重要なスキルだと思います。アルバイトや学校の実習など、家事のスキルは意外とあらゆる場所で役に立ちます。

住まい探しについても少し触れておきます。実は自分から言えることはあまり多くありません。自分は京都に来たのが遅く、空いていたところに勢いで決めたところがあるからです。
結果として問題はありませんでしたが、要は大した考えもなく決めてしまったわけです。

そんな自分から言えることとしては、できるだけ早い段階で実際に現地に行ってみることでしょうか。
部屋の値段などネットで調べられる情報もありますが、部屋探しには部屋の雰囲気や周りの環境など、実際に見て初めてわかることも結構あります。必ず自分の感覚で確かめてみられることをお勧めします。

また「学生のまち」である京都では女子学生の安全を守るために、行政や京都府警などが協力して「防犯モデルマンション認定制度」を推奨しています。
京都で部屋を探す場合には、こちらも住まい探しの一つの基準になると思いますよ!

サークル探しは情報戦

入学してからすぐにとりかかることの1つに、サークル探しがあります。

基本的な流れとしては、入学後すぐに部やサークルを紹介するオリエンテーション期間があり、それから「新歓」(新入生歓迎行事)がスタートして4月いっぱい続きます。
サークル入会は新歓期間に限られる場合も多く、一か月の間にサークルを決めてしまう人がほとんどです。

私は入学準備が押してしまったためにオリエンテーションに行けず、サークルの探し方が分からなくなってしまったため、掲示板を見ながらただひたすら新歓を回っていました。
短い期間で情報を調べて新歓のスケジュールを組み、サークルを選ぶというのは思ったより難しく、情報戦的な要素が強いと思いました。

情報収集は入学前からしっかりやっておくことをお勧めします。使うのは学校のホームページとTwitterです。
学校公認の部・サークルについては学校のホームページのどこかに情報が載っています。大学によっては入学式などで冊子が配られることもあります。まずは読んでおくといいと思います。

ただしサークルには有志のものも多く、さらには他大学の学生同士が参加するサークルや団体(「インカレ」といいます)もあります。こうした所も含め、サークル情報についてはTwitterを使うのが便利です。

多くのサークルがアカウントを作って情報発信を行っているので、「○○大学 サークル」などでコツコツと調べてみるといいと思います。

SNSは新入生同士の交流にも役立ちます。早くからアカウントを「#春から大学生」モードに切り替えて、情報収集や交流に生かすとよいと思います。

入学するとオリエンテーションのほかに学校の掲示板にサークルの新歓情報が貼り出されます。また、チラシをもらうこともあります。ネットの情報とそれらを組み合わせて見に行くサークルを決めればよいと思います。

とにかく「やってみる」

このほかに準備するものといえば、「自発性」や「好奇心」ではないでしょうか。
今までできなかったことも、意外とやればできたりするのが大学生だと思います。
何か新しいことを求めて「自分から」動いていくというのは大学生活ではとても大事なことだと思います。

「大学デビュー」という言葉がありますが、大学入学は何かを始めるいいきっかけです。
そのために、たとえば実際にできるかどうかはとりあえず無視して「面白そうなこと」、「やりたいこと」を書き出してみるのはいかがでしょうか。
そして実際に実現する方法をコツコツ探してみると、案外手立てがあったりするものです。

少しだけ背伸びを要したり、いくらかお金がかかったりすることもありますが、積極性をもってやっていくと乗り越えられることも沢山あります。
まず「やりたいこと」から入って、コツコツと手段を探すという方法はいろんな所で役に立つ考え方だと思います。

考えてみれば私が京都学生広報部にいるのも、ネットメディアを見て「自分も何か書いてみたい」という漠然とした考えがきっかけだったと思います。
大学生が書いている「学生メディア」なるものがあると知ってあちこち調べて、入学してからは実際に新入生歓迎会や研修に行ってみたりしました。

学校ではレポートの書き方を学んだり、文章の練習として授業でもらう出席表やコミュニケーションペーパー(授業の感想など文章を書く用紙)を上から下まで埋めてみたり、様々なことを試している間に今いる場所に自然とたどり着いていた気がします。

いろいろな機会を利用して、積極的に自分の世界を広げていくことが大学生活では重要だと思います。

最後にひとこと

参考になればと思って色々書いてみましたが、いかがでしょうか。
言うまでもないことですが、遅れをとっても取り返すことは十分可能です。
みなさんの大学生活のスタートが充実することを願っています!

 

(同志社大学 社会学部 西野洋史)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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