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京都の大学いいとこどり!単位互換制度が面白い

京都には、自分の所属する大学以外の授業も受けることができる制度があります。例えば「京都女子大学に通っているけど、京都大学でも授業を受けています」とか「法学部だけど、プログラミングの勉強もしている」みたいなことができるのです。これが単位互換制度というもので、個性豊かな大学が多く集まる京都の単位互換制度は非常に充実しています。

京都の大学いいとこどり!約600もの単位互換科目

フィールドワークの単位互換科目で、授業について清水寺にて説明を受ける
「清水寺×立命館大学」 境内で寺関係者より説明を受けた

開講されている科目は約600科目。総合大学、教育大学、芸術大学、医科大学など様々な大学の科目が集まっており、その中から好きな科目を選べる(※1)ので、まさに京都の大学のいいとこどりができるのです。

大学や学部、文系理系の垣根を越えて、興味のある授業を受けられるのが単位互換制度の魅力の一つ。普通に過ごしていれば、他大学に訪れて授業を受けるチャンスというのは、あまりありません。

「憧れのあの大学の授業を受けたい」「他の学部の授業にも興味がある」「今はまだ自分の興味のある学問がわからない」という人は、京都の単位互換制度を利用することで、学びの視野が広がるかもしれませんね。

(※1一部回生によって制限される科目もあり)

世界遺産でフィールドワーク!京都ならではの個性的な科目も

東寺×京都市立芸術大学の単位互換科目で、インタビューを行う様子
「東寺×京都市立芸術大学」 東寺でのインタビューの様子

大学は難しいことを学ぶイメージがあるかもしませんが、身近なものをテーマにした科目もたくさんあります。例えば、「アニメ文化論」、「妖怪文化論」、「ファッションデザイン概論」、「アパレル流行論」、「映画論」、「写真論」、「コミュニケーション論」…これらはすべて単位互換科目です。

他にも語学科目はもちろん、プログラミングを学べる科目や海外研修を行う科目、毎週音楽業界の著名人を講師として招く科目などバラエティに富んだ科目がいっぱいです。なかには清水寺や仁和寺などの世界遺産でフィールドワークを行いながら、学生が問題を解決するために活動していくといった、京都ならではの<「京都世界遺産PBL(Project Based Learning)科目」もあります。

実際に受講してみた 「サイバースペースに探る筆記用具の歴史」

単位互換科目の実際の授業の様子

私も普段は立命館大学で社会学の勉強をしていますが、他大学の「オンライン版英国文化研究 サイバースペースに探る筆記用具の歴史」という授業を受講してみました。単位互換科目の一覧をペラペラとめくり、たまたま目にしたこの科目。「サイバースペース…!!」と完全に科目名のかっこよさだけで選びました。

英語で羽根ペンや万年筆などの歴史を勉強する授業で、自分の大学では学ばない内容が新鮮でおもしろかったです。4回目の授業後くらいに筆者も万年筆が欲しくなり、文具屋さんに走りました。受講生が3人と少なかったので、先生と一緒に皆でよく雑談もしていましたね。先生の大学時代のお話や、先生が大好きなビートルズの魅力についてのお話が印象的でした。次は「オンライン版英国文化研究 サイバースペースに探るザ・ビートルズ物語」の授業を受講してみようかなと思っています。

まとめ

京都の単位互換制度の最大の魅力はやはり、自分の所属大学や学部に関わらず、好きな大学の好きな授業を受けられるということ。また大学も学部も違う多様な学生と一緒に学ぶ楽しさを実感できます。単位互換科目の一覧には、見慣れない科目がたくさんあってとっても面白いですよ。「大学ってどんな授業があるんだろう…」と興味を持ってくれた方は「単位互換特設Webサイト」に科目一覧が載っているのでチェックしてみてくださいね。

(参考)
大学コンソーシアム京都 単位互換制度特設Webサイト

京都世界遺産PBL科目 Webサイト

(立命館大学 産業社会学部 OB)

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