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バリバリの現役大学生に「私の好きな授業」を聞いてみた

突然ですが皆さん、「好きな授業」はありますか?

筆者は、大きな教室で大人数で受ける授業が大学生ならではという感じがして大好きです。
中学校や高校だと、「人気のある先生の授業」とか「芸術科目」「話の面白い先生の授業」が「好きな授業」だったりしますよね。

大学生がどんな基準で授業を好きなのか、筆者もちょっと気になります。
そこで今回は、大学生が実際にどんな授業が好きなのか。3人の現役大学生に聞いてきました!

 

京都産業大学 文化学部2回生 馬本加央里さんの場合

バリバリの現役大学生に「私の好きな授業」を聞いてみた

わたしの所属している文化学部は、「文学部」とはまた違った特徴を持つ学部です。京都文化学科、国際文化学科と2つの学科に分かれており、私は国際文化学科に所属しています。グローバルかつ歴史的な視点を身につけながら世界の文化を学ぶ事ができる学科です。他の学部と比べて、英語の必修科目が2つ多いのも特色だと思います。

<好きな授業>歴史文化講読ヨーロッパ史

もともと世界史に興味があり、高校では世界史を専攻していました。世界史の中でも特にヨーロッパ史が好きだったため、この科目を受けてみようと思いました。

参考文献を要約して、内容に関連させたテーマを自分で調べて発表するというスタイルの授業でした。
発表の持ち時間は30分。ヨーロッパ史といっても幅が広いので、他の受講生が取り上げたテーマはそれまで知らなかったものだということもよくあります。先生だけでなく他の学生からも新しい知識や視点を得ることができる、それがこの講義の面白さであり魅力だと思います。

単に、ヨーロッパ史の知識だけでなく、研究の進め方や、着目すべき点についても教えていただけるので、大学での学び方を身につける上でも役に立つ授業でした。たまに「歴史を学んでも役に立たない」という声を聞きます…。歴史を専攻している私たちにとっては残念なお声です(笑)。しかし、歴史を学ぶことは現代を学ぶ!とよく言われるように、社会を目の前にした私たちには必要不可欠な学習だと私は考えています。

 

京都女子大学 家政学部3回生 森川 みずきさんの場合

バリバリの現役大学生に「私の好きな授業」を聞いてみた

家政学部では食べ物と栄養、そして健康などについて日々勉強しています。
内容は調理や食品加工など食品に近いところから、生化学や栄養素など分子レベル、また臨床の視点まで様々。管理栄養士を目指して、みんなで頑張っています。

<好きな授業名>食品加工学

食品加工に興味があり、特に卵に詳しい教授の講義を受けたかったのでこの授業を受けることにしました。習って面白いと感じたのは、うどんという身近な食品1つとってもコシや滑らかさにはすべて理由があるところ。なぜコシが生まれるのか、なぜ小麦粉に塩を入れると弾力性が増すのか…など、料理は科学だということを学びました。

食品加工に関わる豆知識が増えたことはとても役に立ちました。でもあんまり食事中に力説すると引かれます(笑)。心の中で、「あ、これは食品加工学で習った!」と嬉しくなります。

 

京都府立大学 生命環境学部環境デザイン学科4回生 青山将平さんの場合

バリバリの現役大学生に「私の好きな授業」を聞いてみた

生命環境学部環境デザイン学科では、主に建築を学びますが、インテリアデザイン・プロダクトデザイン・ランドスケープ・都市計画など幅広く勉強することができます。
研究室配属の時に、自分の好きな分野に進み、その分野を深めていきます。

<好きな授業名>環境デザイン実習

受講したきっかけは必修だから!(笑)
でも建築の面白さはこの授業を受けることで芽生えると思うので、必修でなくても受けていたはずです!

環境デザイン実習は、1~5まであり、3年の前期まで履修します。1学期でだいたい課題を2~3つこなしていきます。毎回用途の違う設計を行うので、座学で習った知識も使いながら設計に取り組んでいきます。実際に住宅や図書館、小学校、美術館などの設計課題が出され、現地の敷地を調査しながら、一から自分で設計し、図面と模型を作っていくんです。

毎週、先生に作品を簡単に構図化してもらいながら、約一ヶ月半かけて課題の作品を作り上げていくのはとても楽しく、勉強になります。また、作業は製図室という場所で行い、24時間みんな徹夜をしながら作業をすることもあるので、同じ学科の仲間と建築やデザインの話をしながらわいわいできるのも楽しいです。

将来、建築やプロダクトの設計の仕事につくには、絶対に役立つ経験だと思います。また、課題には敷地や面積、容積率などの制限が設けられているため、条件を満たしながらよりよい空間を作り出していくプロセスは、この授業から学べることの1つだと思います。

 

まとめ

「歴史」に「食品」に「建築」と三者三様に授業を挙げてくれました!

大学へ進む前にはなかなか知ることのできない「大学の授業」について、
今回はほんの一部ではありますが、「好きな授業」として、大学生が実際にどんな授業を受けて、どのように感じているのかを紹介しました。

内容が専門的だったり、制作物があったり、発表があったりする、高校までとは少し違った「大学の授業」についてイメージする材料の1つにしてもらえたら嬉しいです!

 

(立命館大学 産業社会学部 岡嶋望)

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