部員インタビュー

総務部ブログ ~近未来技術を体験するためにけいはんな学研都市へ取材に行ってきたの巻~

総務部ブログ ~近未来技術を体験するためにけいはんな学研都市へ取材に行ってきたの巻~
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企画・取材・編集チームは9月下旬に「文系の中高生にもわかりやすく理系のICT技術をコトカレの記事として紹介してほしい」との総務省からの依頼を受け、ICT技術の体験をするためにけいはんな学研都市にあるATR(国際電気通信基礎技術研究所)とNICT(情報通信研究機構)へ取材に行ってきました。今回の総務部ブログはこの取材に行ってきてくれた企画・取材・編集チームのメンバーを紹介します。
取材に行ってくれたのはこの4人。

インタビュアー:今井健吾さん(企画・取材・編集チームリーダー)・宇高浩嗣さん
ライター:北川優梨さん
カメラマン:米田真理子さん

今回の取材で見せていただいたのは、ATRでは人間の脳機能の測定に用いられ、将来的には治療にも使われるかもしれない「fMRI」と超美人アンドロイド「ERICA」。そしてNICTでは多言語翻訳アプリ「VoiceTra4U」と「なぜ?」・「どうなる?」といった様々な質問に回答する大規模Web情報分析システム「WISDOM X」、Twitterから災害情報を分析する対災害SNS情報分析システム「DISAANA」、最後にメガネなしで多方向から同じ3D映像を見ることが可能になる映像投射装置「fVisiOn」です。これらの技術の詳細については北川優梨さんが執筆した記事で読むことができますので、そちらの記事もぜひ読んでみてください。

【北川優梨さんが執筆した記事】
京都のサイエンスな顔を見てみよう!第1話 けいはんな学研都市を取材-ATR脳活動イメージングセンタ編―

京都のサイエンスな顔を見てみよう!第2話「マツコロイド」でおなじみ、リアルなロボットと対面!-ATR石黒浩特別研究所編―

京都のサイエンスな顔を見てみよう!〈最終回〉高性能翻訳アプリに超リアル立体映像!
―NICTユニバーサルコミュニケーション研究所編―

企画・取材・編集チームの方々は世界一の美人アンドロイドとして開発された「ERICA」との対話中でも、「ERICA」だけに気を取られず、案内していただいた研究員の方のお話をメモに取ったり、カメラのシャッターを切ったりしていました。

その場その場で彼らはどのようなことを考えながら取材をしていたのか?
逆インタビューを敢行しました。

取材する前にどのようなことを準備していましたか?

―今井「各研究施設でどんなことをしているのか、というのだけは把握していました。記事にするときに面白いシーンになるように、いろいろ小ネタを考えていたんですけど、実践するシーンがなかったですね(笑)」

―宇高「サイトをみる、資料を見るなどして、出来るだけATRとNICTの研究内容について情報を知っておくようにしました。文系なので・・・」

準備していたことと取材本番で違っていた部分はありましたか?もし違っていた時はその場でどのように対応しましたか?

―北川「自分の気持ちの面なのですが、割と緊張していたところです。これはもう、思い切って聞くしかない!と気持ちを切り替えて、途中からそれを意識していました」

どんなタイミングで写真を撮っていましたか?

―米田「現場で見たすべてのものを記録するつもりで常にシャッターを切っていました。その中でも特に注意していたのは、現場に流れる空気に変化があったとき、人の表情に変化があった時です」

近未来技術を体験するためにけいはんな学研都市へ取材に行ってきたの巻

理系的な話ばかりだった脳機能の測定(MRI)の説明はよく分かりましたか?

―米田「研究員さんの丁寧な説明があったにもかかわらず、私には難しすぎて正直よくわからなかったです」

―宇高「噛み砕いて説明してもらったので、思ったより目的など理解できました。但し、どのようにfMRIが機能しているか、など、難しい用語を使われると、わからない部分もありました。」

―北川「文系の私は聞いたことがないような難しい用語ばっかりでちょっと混乱しました。でもほんのちょっと理解できたかも?というところを質問で確認して、それにわかりやすく答えてくださったので、助けてもらった感じです」

自分でもあまりわからないようなことをわかりやすく読者の中高生に伝えていくためにはどのような工夫をしていきたいと考えていますか?

―米田「自分の中で何度も反芻させて、自分に理解できたことを自分の言葉で綴るしかないと思う。一度、中高生と同じ立場に立って考えてみる」

―北川「専門用語などを使わず、砕けた文章で伝えようと思います。私自身、専門用語は使い方もわからないし、まずは私がわかるように(笑)」

世界一の美人アンドロイド「ERICA」を見ての感想をどうぞ。

―今井「可愛い、美人、スタイルいい、欲しいΣ( ̄。 ̄ノ)ノ」

―米田「かわいい!思っていたより動きがぎこちなくない!!」

―宇高
「外見ももちろん、細かい動きがかなり人間に近いな、と感じました。時々人間に見えてくるような・・・」

―北川
「静止じゃなくて微妙に動いていたので、とてもリアルでした。そして何より綺麗!スタイルもいい!って思いました」

NICTで開発された翻訳アプリ「Voice Tra4U」を体験してみての感想は?

―宇高「話したことを認識する力がすごい!と思いました。想像以上でした。伝わっている意味が表示されるなど、機能が充実していました」

―北川「実際にアプリをダウンロードして使ってみたのですが、けっこう英語の勉強もできるしすごいです。あとヒンディー語とか、今まで直接体験したことのないような言葉も翻訳できるし、しかもそれが相手にどう伝わってるかわかるのが便利だと思います」

今回の取材の総括をお願いします。

―今井「行ってみなきゃわからない部分が多かったのでこういった取材を重ねていってスキルを高めていきたい。質問内容などの反省点は記事にする過程でまた見えてくると思うので、反省して次に活かしていきたい」

―宇高「とにかく知らない、触れたことがない世界のことを多く知ることができて、楽しかったです!様々な技術が世の中にまだまだある、と感じました。発展途上のものもあるが、そこがまた楽しみだと思いました」

―北川「理系の話に全く縁がなかったので、とても貴重でしたし新鮮でした。ちゃんと理解できるか心配でしたが、わかりやすく説明してくださったので、おもしろく学べたと思います」

―米田「今回、私はカメラマンとしてずっと写真を撮っていました。その中でも、説明してくださる研究員さんの表情が生き生きとしだす瞬間が特に印象的で、皆さんの研究に対する熱意を強く感じました。それだけ研究に打ち込める環境がこの両施設には備わっているんだなということがわかり、そのような現場に訪れることができて本当に良かったと感じています」

これからも今回の総務省からの依頼のように取材依頼が来るかもしれないが、どのような姿勢で取り組んでいこうと考えていますか?

―今井「自分たちがどんな記事にしたいのか、相手側からどんな記事を求められてるのか、を意識して取材に取り組みたい」

―宇高「事前に出来るだけ情報を調べていくと同時に、今回のように新鮮な気持ちで見聞きすることも忘れずにいたいです」

―北川「ちょっと緊張感は持ちつつ、緊張しすぎず(笑)自分自身楽しみながら取り組みたいです!」

―米田「色んなことを吸収するつもりで、誠実な気持ちを持って取材先と向き合うよう取り組みたいです」

取材・執筆で忙しい中逆インタビューに応じてもらって、企画・取材・編集チームのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。京都学生広報部の活動の中核を担う企画・取材・編集チームの働きにこれからも注目が集まることでしょう!

 

(京都大学 法学部 1回生 山本 祐貴)

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かれんちゃん

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