京都の2つの“顔”と暮らす
もくじ
私の目に映った京都の雰囲気
京都の魅力のひとつは他にない、独特な雰囲気です。
それを強く感じるようになったのは3年前、当時京都の大学に通い始めた姉の影響でした。そのころから頻繁に京都に行き始めた私は、たくさんの寺社に囲まれながらも大きなまちであり、賑やかに見えながらも落ち着いた景観のある京都の雰囲気の中で生活がしてみたい!と思うようになりました。
京都は幕末の聖地!
私が京都に来た理由として、京都が幕末(江戸時代末期の動乱期)の舞台の一つになっていたこともあります。私の出身地、山口県も幕末の頃は、歴史の表舞台によく登場します。私が思う幕末は、今にない明るさと暗さの入り混じった世界、日本や何かのために命を懸ける人々の思想のぶつかり合いです。中学生の頃から幕末という時代に魅了された私にとって京都は、その時代を生きた人々も憧れ、活躍した場所。叶うことなら自分も同じ地で歴史を感じたい。日に日に思いは強くなり、いつしか京都の大学を中心に進路を考えるようになりました。
自然とまちの融合
私にとって京都はとても活気に溢れたまちに見えました。買い物や外食するお店もたくさんあって選ぶのに困ってしまいます。学校帰りにカフェなどのお店に立ち寄るのも密かな憧れでした!
しかしその一方で、ふと寺社に立ち寄ると、まちの賑やかさとはかけ離れた場所を見つけることもできます。
自然豊かな庭、歴史を感じる静かな佇まい。落ち着きのある寺社からはどこか懐かしさも感じられます。
寺社を訪れることが好きになったのは京都で暮らし始めてからです。疲れた時、お寺の庭や景色を通して自然と触れ合います。そうすると、いつもの忙しい生活を抜け出した気持ちになり、飽きる事なく、いつまでも眺められるのです。
京都の独特の雰囲気は、こういったまちの賑やかさと寺社の静けさが合わさって生まれているのかもしれません。
毎日を新鮮に、充実したものに!
このように、私が京都に来た理由と、実際に過ごして思うことは歴史と雰囲気に大きく関わっています。
京都で暮らし始めて2年目。まだまだ行ったことのない歴史的名所や、感じたことのない雰囲気がたくさんあります。
毎日ワクワクを与えてくれる京都。この地で新鮮な日々を送っていきたいです!
(京都女子大学 家政学部 原田真弥)