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「教科書の世界」京都への憧れ

「九州から出たい!」という漠然とした思い。

かねてから私は大学で「歴史」を学びたいと思っており、学校で使う歴史の教科書や資料集で登場する「京都」は憧れのまちでした。しかし、大学に入学するまで私の地元である熊本県から遠いということもあり、京都を訪れる機会はありませんでした。大学に入学し初めて私の目に映った「京都」は、まさに“教科書の世界”でした。

学びのフィールドがすぐそこに。

進学を機に初めて京都へやってきましたが、すぐに「教科書の世界」に夢中になりました。というのも、大学の授業では、もちろん座学が中心ですが、史学科の授業の中には、京都のまちに繰り出して実際に自分の五感を使って学ぶフィールドワークもあるからです。授業で提示される史料に登場する場所や史跡を訪れるたびに好奇心がくすぐられました。
こうした経験から、「もっと京都にかかわる活動をしたい!」と思い“寺社拝観ボランティア”に取り組んでいるサークルに所属しました。このサークルでは、文化財保護や観光の視点を大切にしながら拝観者の方に、歴史や文化財のご案内をする活動をしています。「京都」の魅力を発信したい気持ちで入ったのですが、大勢の人の前で案内をすることは簡単ではありませんでした。今では案内にも慣れ、難しい言葉や複雑な話を分かりやすく、堂々と話をする能力が自然と身につきました。こうして、重要な文化財が集中している京都ならではの活動をしながら、自分自身も成長させてもらっています。

“学生のまち”で学生のチカラを。

寺社拝観ボランティアでの活動

私は、ボランティアサークルの活動を通じて「京都」の魅力を自分で発信するというおもしろさに気付きました。そして、日本を越えて海外の人々にも「伝えたい」と考えるようになりました。
そして、3回生の時に内閣府主催の国際交流事業に参加し、海外派遣や海外青年の招聘事業を通して“日本”の魅力を発信しました。自分の大学での学びやボランティアの経験を活かした視点での提案もでき、「学生ならではのチカラ」を発揮できたのではないかと感じています。約50の大学(2015年9月21日現在)がひしめく京都には、国際交流や地域活動に積極的な学生がたくさんいます。大学の垣根を越えて、同じ夢や目標、モチベーションをもつ仲間に出会う機会があるのは、“学生のまち”と言われる京都の魅力の一つであると私は思います。

“外”に出たから、気づけたこと。

ボランティアや国際交流事業での新たな出会い

私は、熊本県から、京都の大学に進学し、ボランティア活動や国際交流事業などの経験を通して、自分自身の視野を広げることができました。特に、海外青年へ「日本の魅力」や「京都の魅力」を伝えようと努めた経験は、私に新たな気づきを与えてくれました。“外”に出て知ること、学べること、気づけることというのは、必ずしも“外”のことばかりではありません。海外へ行けば“日本”、そして京都へ来たからこそ“ふるさと”のよさに気づくことができるのです。世界から、全国から学生が集うまち「京都」だからこそ、互いのそれぞれのよさに気づくことができ、尊重できるのではないかと私は考えます。切磋琢磨し、成長し合える、大学のまち「京都」をあなたも体感してみませんか?

(京都女子大学 文学部 坂井華海 )

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