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京都は「融合のまち」。おもしろいです。

進学を機に滋賀県へ。京都を“外”から見る経験をしました。

私も両親も生まれてからずっと京都で暮らしています。中学校・高等学校の6年間は滋賀県の学校に通っていました。この進学がきっかけとなり、初めて自分の生まれ育ったまち“京都”を外部的に見る感覚を体感しました。現在は、立命館大学国際関係学部に通っています。

慣れ親しんだ京都は特殊なまち。外から見て初めてそう感じました。

ピサの斜塔を支えているかのような写真を撮影

もとから内部進学をすることは決めていたので、キャンパス地は京都府・滋賀県・大分県の3択でした。その中でも京都を選んだのは中学校・高校を滋賀県で過ごしたからだと思います。

この6年間は、私にとって初めて京都を外から見る機会となりました。
京都では観光客に道を聞かれることもしばしばあり、たとえ他府県出身でも京都に住んでいる人は自分なりの京都を紹介するんです。

しかし、京都市民の対応の“独特さ”が当たり前のことではなく、“他府県出身者の融合があって京都は紡がれている”ことに気が付きました。京都は“特殊なまち”なんだと感じました。
この経験から、大学は慣れ親しんでいる地元でもあり、さまざまなバックグラウンドを持った人々が伝統を紡ぐ「京都」で勉強がしたい。そう考えるようになっていました。
実際に京都の大学に入学してみると、友人はほとんど他府県出身者。
本当に全国各地から集まってきているんです。特に食や言語が少し違っていて、京都はいわば“都道府県るつぼ”のような環境なんだなと気付かされました(笑)今はそんな環境を心地よく感じています。
同じ国なのに違った文化を持つ。不思議な感覚です。

“外に出て京都を知る”という感覚は海外に出て更に発展。私にとってすごく大切な感覚となっています。

京都の寺社仏閣で手を清める筆者

長期休暇を利用して海外旅行に行くことにハマっています。海外に行くと食べ物や文化、マナーなどが全く違ったり、意外に似ていたりと新たな発見ができるんです。そして帰国した時、京都を外部的に見る事ができて、日常生活では気付かなかったことをひしひしと感じます。

ヨーロッパから帰国した時は“なんてきれいなまちなんだろう”と思いました。
京都の観光地にたくさんの人が訪れ、にぎわっているのにゴミがとても少ないんです。これは本当にすごいなと思いました。

京都のことを新たに知らされる、そんな毎日です。

大学に入学するまでは、“京都の寺社仏閣に観光しに行く”という機会はありませんでした。しかし、大学入学後は他府県出身の友人と一緒に寺社仏閣を観光する機会が増えました。今年の夏はみんなで浴衣を着て一日京都観光をしました。和スイーツを食べたり、浴衣姿で写真撮影をしたりととても楽しい一日でした。こうして、京都の魅力を今徐々に知っていっているという状態です(笑)

“都道府県るつぼ”京都を体験してみませんか?

全国各地から人が自然と集まり、彼らが歴史を紡ぐ“都道府県るつぼ”京都。そんな環境で学生生活を送るっておもしろいですよ。 京都というと、しきたり・伝統があって固いイメージもありますよね。
でも実際には、思い思いに京都生活を楽しんでいます。

北海道出身の友人は、京都の食べ物“生麩”にハマって北海道の郷土料理“チャンチャン焼き”に生麩をアレンジして食を楽しんでいます。
北海道出身から沖縄出身までいろんな文化が集まるまち。そんなまちを体験してみませんか?

(立命館大学 国際関係学部 堀野未紗)

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