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みんなに発信したい!「やっぱり京都はいいところ」

私は生まれた時からずっと京都に住んでいて、小学校から高校まで市内の学校に通っていました。

「将来もこのまま京都で過ごすのだろうなぁ」

そんな風にぼんやり考えていた私ですが、ある時、改めて京都の魅力に気付いたのです。

地元へ進学… それは貴重な体験で再発見したから

私は中学一年生から約一年間、「ジュニア京都観光大使」として活動をしていました。
京の七夕や祇園祭に参加したり、お茶室でお抹茶を飲んだり、染物のハンカチを作ったりなど、様々な伝統を学び、そして伝えました。その時の貴重な体験を通して、この“すばらしさ”をもっと知りたい、また多くの人に発信していきたいという思いが次第に強まっていきました。そして、いざどこの大学に進学するか考えた時も、自然と地元の大学を選んでいました。

京都ならではの“伝統”を楽しむ

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私は、せっかく京都に住んでいるのだから伝統文化にふれたいと思い、高校から狂言を習い、大学からは茶道部に入りました。

狂言は大きな声を出したり、おもしろい動作や言葉づかいをしたりと、恥ずかしがりやの私に出来るのか、はじめはとても不安でした。また、慣れない古文で書かれた台詞を覚えるのも大変そうだなぁと思っていました。しかし今では、もちろん大変なこともありますが、楽しんでやっています。
今までに「柿山伏」で動物の鳴きまねをする山伏や、「居杭(いぐい)」で帽子をかぶって透明人間になる居杭をしました。いつかは「寝音曲(ねおんぎょく)」で太郎冠者をやりたいと思っています!

茶道ではいつも正座をしているので、お稽古が終わった後は足がしびれて立てません(笑)
先日、茶道部に入って初めてのお茶会に参加しました。そこでは、いつも飲んでいる抹茶「薄茶」と、より濃くてドロッとしたソースのような「濃茶」の二種類を飲みました。私は初めて濃茶というものを飲みましたが、濃厚でいつも飲んでいるのよりも少し苦く、おいしかったです。
茶道は常に足のしびれとの戦いですが、とてもいい経験になっています。今後はもっとお稽古を積んで、きれいなお手前が出来るように、また足もしびれないようになりたいです。

これからも狂言・茶道ともに頑張っていきたいと思います。

京都の美しい“自然”を感じる

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京都では、比叡山や大文字山など、美しい山の緑をどこからでも見ることが出来ます。青空と山の稜線が見えるため、夕方、西の山に夕陽が沈んでいく時の夕焼けがきれいです。

しかもお盆になると、その山々が燃えるのです。ライトアップのようなものではなく、夜空にくっきりと炎で文字が浮かび上がるのです。毎年見ていますが、言葉で表せないほどきれいで感動します。

清水の舞台や嵐山の竹林も山の斜面にあり、天竜寺や銀閣寺、仁和寺の庭も背景に緑があってこそ絶景になります。この自然と建造物の融合、自然と一体になったところも魅力の一つです。

春の桜、夏の青々とした木々、秋の紅葉、冬の山に積もる雪。このように京都の自然は四季折々違った顔を見せ、人々に感動を与えています。

私はここにいるだけで…

このように、京都には日本が誇る伝統文化があり、心を和ませる美しい自然があります。また、私にとってこの街は「ここにいるだけで、なぜかうれしくなってしまう」、そんな場所です。それが一番のよさなのではないでしょうか。
あなたも京都に来て、ここでしか出来ないことをしてみませんか?

 

(同志社大学 法学部 平井雅子)

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