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京都にはたくさんの「好き」が溢れている

みなさん、はじめまして。
私は高校に入学するタイミングで京都に住み始め、今年で早5年目に突入しました。

ここで疑問に思った人もいるかもしれません。
え、高校入学のタイミングで京都?
今までどこに住んでいたの?

そんな疑問に答えながら、私の京都に住むことになった理由、そして私ならではの視点で京都の良さを伝えられたらと思います。

偶然の出会い

京都に住むことになった理由、それは偶然です。

私の家族は転勤族で、住んだ場所は計5カ所。しかもそのうち2カ所は海外。
私は世に言う帰国子女なのです。5歳になるまでの4年半は海外、5歳からの6年半は名古屋で暮らし、11歳からの4年半はアメリカで過ごすことになりました。

そんな私にも高校受験がやってきます。

小学校の最後の2年間と中学校の3年間という、勉強の基礎を学ぶ上で最も大事な時期を海外で過ごした私の学力は、日本の同学年の子達と比べると低く、英語力も他の帰国子女と比べるとそこまで高くはありませんでした。しかも現地の人には想像通りの日本人と言われるほど帰国子女らしくない性格。

そんな私を受け入れてくれたのが京都の大学附属高校でした。

たくさんの「好き」と「日本らしさ」が詰まった場所

20年間の人生のうち、9年間を海外で過ごした私には小学生らしからぬ好きなものがありました。

それは日本らしいもの!
着物の柄、四季折々の景色、抹茶や和菓子の味の繊細さ、京町家が並ぶ通りなどなど……。

また、海外にも「日本好き」な人がたくさんいることに気がつきました。
私が「日本から来た」と言うと、

「京都の舞妓さんが今まで見てきた中で一番美しかった」
「日本ってアニメとマンガの!?日本は本当に大好きな国だ!」
「日本が作るゲームのファンだよ!」
と、本当に日本のことをそれぞれの視点から褒めてくれました。

私が、そして世界中が好きな日本が京都にはぎゅっと詰まっているのです。

さいごに

世界中から愛されている京都。
コロナ禍になる前は海外からの多くの観光客で溢れかえっていて、その様子を見るたびに日本人でよかった、京都に住んでいてよかったと思っていました。

京都に住むこと、そして京都の大学で学んでいること、これは世界に自慢できることなのではないかなと私は思います。
今までに住んだことがないような魅力的な異国のような地。
皆さんもそんな場所で自分の「好き」を見つけてみませんか?

 

(同志社大学 社会学部 成田萌)

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