偶然出会った京都のまちに惹かれて
もくじ
勘違いからのスタート
部活ばかりしていた高校生活も3年目を迎え、いわゆる受験生と呼ばれていた時期が私にもありました。
四国で生まれ育った私はなんとなく「四国から出て都会に住みたい!」「関東だと遠すぎるから関西くらいの大学に行きたいなあ」そんな気持ちで大学を選んでいました。
そして、高校時代に部活や生徒会に打ち込んだことを生かして指定校推薦を受けることを担任の先生から進められたことをきっかけに、同志社大学への進学を決めました。
しかし、実は指定校推薦の受験日2週間前まで同志社大学は大阪にあると勘違いしていました(笑)
関西=大阪というイメージが私の中では勝手についていたんです。いやあ、これは今考えると自分でもありえないなあと思いますね……。
そのくらい、私にとって京都での生活は偶然から始まったものだったんです。
少しずつ気付けるようになった京都のよさ
京都にはたくさんの観光地があるにも関わらず、梅田や三宮のような憧れの都会で遊ぶ方が当時の私には魅力的でした(笑)
もともと神社やお寺にあまり興味がなかったこともあり、毎週のように電車で1時間以上かけて遊びに行っていました。
しかし、2回生になる頃にはいい加減都会にも慣れてきて(?)「そういえば、全然京都の観光地行ったことない!」と、やっと京都に目を向けるようになりました。
今まで全くといっていいいほど行ったことのなかった神社やお寺にも行くようになりました。
観光地を巡るようになってから気づいたことは、京都にはたくさんの観光地がありますが、同じ場所でも季節や時間によって全く違う場所に変わるということです。
例えば、清水寺は春には桜が咲き、秋には綺麗な紅葉をみることができます。
また、同じ季節でも夜のライトアップをしている期間であれば、昼と夜でも雰囲気は全然違ってきます。
だから、同じ場所でも今度は秋に来たいなあ、夜に来たいなあと思い何度も行ってしまいます。
最後の学生生活をここ“京都”で迎える
初めは全然興味を持っていなかったのに、今では京都の様々な観光地を巡り、京都の虜になってしまった私も気づけばもう3回生。大学生活も半分以上が終わってしまいました。
大学卒業後は就職する私にとって、京都で過ごす大学生活が学生生活最後の場所となります。
大学生は社会人に比べると自分の時間をたくさんもてる、人生の中でも貴重な期間だと私は思っています。だからこそ、残された時間でまだまだたくさんの京都のよさをみつけていきたいです。
偶然始まった京都での学生生活でしたが、「時間があればどこかに出かけたい」と思わせる力がここ京都にはあります。
そんな京都で学生生活を終えられることを今はとても誇らしく思います。
(同志社大学 商学部 竹縄琴夏)