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「さすがに飽きた?いいえ、まだまだ知らない京都」

私は生まれてから18年間ずっと京都にいます。
ずっと、ずうっと京都です。

先日、京都学生広報部に入部して、突然先輩から「京都に来た理由はなに?」と問われました。
そんなこと考えたこともなかったので戸惑いだらけですが、せっかくの機会だしなぜ京都にいるのか、なぜ京都の大学に通っているのかという理由を新鮮な気持ちで考えてみようと思います。

自転車から見る景色

私は中学受験をして大学までエスカレーター式の学校に入学し、内部進学で大学生になりました。

校風に惹かれて選んだのは間違いないのですが、通学に長い時間をかけたくないことや、家族が京都の学校に通っていて、京都での人との関わりを大切にしてほしいということもあり、府外の大学ではなく、京都の大学へ通うことになりました。
大学までは自転車で30分かけて通っています。少し長く感じますが、たくさんのおしゃれなカフェ、修学旅行生や観光客であふれかえっているお寺や神社を通っていると、あっという間にレンガ造りの校舎が見えてきます。

自転車をこぎながら時々ふと私は思います。
京都だからこそ、この景色が見えるのではないか!?と。


まるで絵画のような景色を、四季折々楽しむことができるのは京都にいるからだと改めて感じています。

大満足な京都

私は京都で学びたい欲求の全てを満たすことができると思っています。

幼稚園の頃から京都でしかできないことをたくさん経験させてもらいました。
例えば、嵐山に行って野鳥を観察したり、狂言や能を鑑賞したり、抹茶体験をしたり、京都の観光スポットを英語で紹介したり。どれも貴重な体験で、いい思い出です。
しかし、欲張りな私はお寺や神社に何度も訪れ、説明を聞き、抹茶や精進料理など同じものを食べ、アウトプットをするという日々に、

「正直飽きた!もう十分やろ!!」
「もう京都のことはいいから、他の場所に行って違う学びをしたい!」

と思ったこともありました。
でも、そんな時、フィールドワークで訪れた場所や、流行の食べ物のお店がテレビの京都特集で紹介されると、まだまだ知らない魅力に気づき、京都に住んでいるということが誇らしく感じられるのです。

背丈が伸びて目線が変わると見え方も変わる京都

京都にずっと住んでいる私ですが、大学生になってからも毎日「こんなお店あったんや!」とか「この神社は人気なんだなぁ」と新しい発見があります。
大学生ならではの憧れ「空きコマ」を利用してランチに行くと、鴨川を眺めながら歩いたり隠れ家のようなカフェに行ったりと、今までとは違った感覚でより京都を楽しむことができます。

また、大学生になったということで通学路にある町屋カフェでアルバイトを始めました。カフェの場所が神社の近くということもあって、国内外を問わずたくさんの観光客と接する機会があります。
観光客の方の京都らしいカフェに来て「とても美味しい、いいところだね!」や「京都のオススメスポットを教えて!」と喜んだり興味を持ったりするような京都に対する素直なリアクションが仕事のモチベーションになります。

大学生になって、忙しかったり、逆にやることが見出せなかったり。中学や高校では決まった中でやっていたことも、大学では自分で見つけていかなければなりません。
悩むことも多いですが、そんな時は京都の景色を見て元気を出しています!

さいごに

大学生になってまだ少ししか経っていませんが、毎日様々な経験を積むことができて新鮮です!
私はずっと京都に住んでいると言いながら、まだまだ行ったことのない有名なお寺や神社がたくさんあります。4年間かけてゆっくりと訪れていろんなことを感じていきたいと思っています!

地元民でも知り尽くすことができないほど魅力がある京都。
そんな場所に生まれ、学べることに誇りを持っています。

 

 

(同志社大学 政策学部 嶋倉万由子)

 

 

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