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インターンで子育て体験?「仕事と育児の両立体験プログラム」

気がつけば夏休みに突入し、1ヶ月が経っていました。どうもこんにちは、木村です。

現在私は3回生ということもあって、就職活動(以下、「就活」と言います。)について考え始め、インターンシップ(以下、「インターン」と言います。)に参加しながら自分の将来について思いを馳せているところです。

どんな業界・業種を選ぶかという「ザ・就活!」な内容も、もちろん考えるのですが、ワークライフバランスなど、お仕事の内容だけでなく、自分がどんな生活をしていくことになるのかも気になる……。

今回は、「仕事」ではなく、「仕事と育児の両立」を体験できる京都府主催のインターンをご紹介します!その名も「仕事と育児の両立体験プログラム」。

なんと、実際に京都で仕事と育児を両立されているご家庭と交流し、体験的に学ぶことで、自分のライフデザインを具体的にイメージできちゃう驚きのプログラムなのです……。

2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンラインで開催されるとのこと!プログラムの内容や、学生のうちから仕事と育児の両立を学ぶ意義について、事業を受託されているスリール株式会社の戎(えびす)様にお話を伺いました!

詳しくはこちら↓
https://pref-kyoto-kodomohagukumu.jp/worklifebalance/

仕事?育児?両立という選択肢

戎さん:プログラムを知ってどんな印象をお持ちですか?

部員A:育児と仕事どっちかに専念するのではなく、両立させるという考え方が素敵だなあと感じました。
両立できる社会になって欲しいとは思うけれど、まだまだ女性が働きづらい状況があると春学期の授業で学んだので、どうやったら変えられるんだろうという不安や疑問があります……。

部員B:やっぱり自分の中で「男性は仕事、女性は家庭」のイメージがあります。
日本は女性の社会進出がおくれていると聞くけれど、今後女性が働きやすい社会に変わっていったら良いなと思いますね。

部員C:自分の周りでも、女の人は生涯通して働くわけではないという考えを持つ人が多かったので、私自身もそうなるんだろうと思っていました。

戎さん:みんな基本は、女性が子育てをするとなると仕事は諦めなきゃいけないというイメージなのかな?
どんな考え方があってもいいとは思うけれど、私は良いキャリアとは、自分にとっていい選択ができることだと考えています。
働くって面白いなと感じるのであれば働けて、子どもを持ちたいと思えば仕事を諦めなくても子育てと両立できるのが普通。そんな環境を作れるプログラムにしたいという想いがあります。

プログラムに詰まった魅力

戎さん:プログラムでは、京都府で仕事と育児を両立しているご家庭との交流をオンラインで行うことができます!
例えば「なぜその会社を選んだんですか?」「パートナーと出会った場所は?」「子育てをする上でパートナーと喧嘩になったりしないんですか?」といった、普通のインターンでは聞けないようなリアルな質問も、根掘り葉掘り聞くことができます。
長期のプログラムでは、同じご家庭と2回交流の機会があって、オンラインで絵しりとりなど、子ども達とコミュニケーションをとって遊ぶこともできます。

部員D:インターンと聞くと、企業説明やワークショップなど、企業への理解を深めるものだと思っていたので驚きです!
特に子育ては、実際に自分が親になるまでは経験できないものだし、遠い未来のように感じていました。
学生のうちから仕事と育児の両立を学ぶというのは、どんな重要性があるんでしょうか?

戎さん:育休や産休を取りたいけれど、やっぱり迷惑をかけてしまうからとためらわれたり、職場復帰しても残業ができないことを申し訳なく思ったり。会社に入ると周りを気にしてブレーキをかけてしまうこともあります。
そんな会社の風潮を当事者が変えようとしても、若手の人は、会社の環境に不満を持っていると思われたくないと考えてしまう。そんな構造がある限り、社会って変わらないですよね。
学生のうちから正しい知識やリアルを知っていれば、もっと楽になるんじゃないかなと思うんですよ。参加した学生で、プログラムを通した学びで企業選びの仕方や、就活の軸が変わったという子もいました。
若手一人一人の意識変革が進んで、ゆくゆくは自分も通るかもしれない子育てという未来について理解を深めることで、女性が働きやすい社会を作れるはずです。

部員B:参加者は女性が多いのでしょうか?

戎さん:男性も参加してくれています。去年の参加者だと、4割は男子学生でした!
子どもと触れ合う機会なんてなかなかないからとか、何となく興味があって参加された学生さんも多いので、興味がある方は男女問わず、気軽に参加してほしいです。

京都×働く×育てる

最終プレゼンテーションの様子

戎さん:京都って実は子育てしやすいまちなんですよ!
子育て環境日本一」を目指していて、子育てのしやすいまちづくりに取り組んでいます。京都はコンパクトで環境的にも住みやすいんですよね。地下鉄やバスなどの公共交通機関を使えば、職場や街中までもすぐに行けたり、車で1時間もかからずに琵琶湖に行けてレジャーが楽しめたり。

それから学生が多いのも京都の面白いところです。ベビーカーを押している人に学生から「手伝いましょうか?」なんて声がたくさん聞こえてくるようになったら、すごく良くないですか(笑)。
学生が子育てに興味関心を持って、温かい目で見守ってくれるようなまちになれば素敵だなと思います。
ぜひ一人でも多くの学生さんに、学生のうちから「仕事と育児のリアル」を知ってもらいたいと思います。1日のみの体験なので日程が合う日にぜひエントリーしてもらいたいです。

エントリーフォームはコチラ↓
http://u0u1.net/yJWH

取材を終えて

プログラムや仕事と育児の両立についてお話を聞く中で、私たち学生が抱いていた仕事と育児のイメージとは違うリアルが垣間見える感覚が確かにありました。

たとえ遠い未来に感じていても、いつか自分ごとになるかもしれない子育て。実際に経験するまで何もできないわけではなく、学生のうちから仕事と育児について知識をつけ理解することができます。しかも京都には仕事と育児の両立を体験的に学べるプログラムがあります。

自分の将来を考えるときに、仕事だけではなく、子育ても含めたライフデザインをすることで、最高のキャリアが実現できるかもしれません!

(立命館大学 産業社会学部 木村天音)

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