【検証】大学生はノートを使う?!~模範・堕落文系大学生突撃編~
さて皆さん!
平成の時代に「東大合格生のノートはかならず美しい」という本とともに流行ったドット入りキャンパスノートをご存知でしょうか?
「東大合格生のノートのとり方から生まれたドット入り罫線」のキャンパスノートは、発売当時画期的な文房具として大流行し、今もなお進化を遂げる顔なじみのノートのひとつになっていますね。
そして、本記事で注目したいのは謳い文句が「東大生」ではなくて「東大合格生」というところ。
大学生になる前、受験期にあれほど使っていたノートを現役の大学生は使わないということなのか……?
大学生になったら、パソコンでノートをとるという噂も本当なのか……?
そんな疑いが昔から頭に浮かんでいた筆者も、もうすぐ3回生になる今ですら、実は新学期のノートは買うべきかどうなのか悩んでいるんです。
今回、模範大学生とは程遠い文系大学生筆者と、模範文系大学生3人にノートを見せてもらいました。様々な学部の人にお話を聞いたので、きっと参考になるはず!
今から大学生活を新たに始める皆さんも、もしかしたら筆者と同じような疑問を抱いているかも しれない皆さんもぜひぜひのぞいてみてくださいな。
様々なノートの取り方はこちらから!
それではまずは、ハードルを下げまくって、堕落文系大学生の筆者から~!
もくじ
もはやノートを買うことをやめた堕落文学部
(筆者K:立命館大学文学部所属 2回生)
見出しの通りです……(笑)。
1回生の頃は新学期にルーズリーフ型のノートを何冊か購入し、ノートが必要そうな授業でそれぞれ分けて使っていました。しかし、1回生の後期頃から白紙だらけのノートをぺらぺらめくりながら、「これはお金の無駄なのでは……?」と思うようになりました。
そこで2回生の後期、手帳を新しく買い替えるタイミングで、手帳と授業用ノートを一緒にするという思考に至りました。
そして、現在は余白やメモ欄がとても多い手帳を購入し、罫線ページを授業ノートとして使っています。
後期の全授業が終わりそうな今。ページ数を数えてみると、なんと使用したのは、1学期間で3ページ!これは、3回生になっても一年間十分使えそうですね(苦笑)。
(ノートの一部。日付の飛び方でいかにメモを取っていないかが分かります)
とここでひとつ。
確かに、ノートの減りが極端に少ない理由の一つに、筆者が大してメモをしていないということはありますが、授業の形態にも理由があります。文学部の筆者は、成績の最終評価がテストではなくレポートという文学部らしい授業を多く履修しており、 授業内容のほとんどが書かれているレジュメが配られたり、テキストとなる文学作品に直接メモを取ったりすることが多いのです。
まあ、レジュメはほとんど真っ白ですが……(笑)。
(文学部日本文学研究学域専門科目「三島由紀夫作品研究」のテキスト)
作品の中へのメモは、あとで辞書を用いて調べたほうがよさそうなワードに丸囲みをしたり、場所を四角囲みしたり、ある物事の起因となりそうな描写に線をひいたり……などです。特に自分の研究発表に繋がるものは、多めにメモを残しています。
レジュメが真っ白なのはさておき、決して筆者がまったく授業を聞いていないというわけではないのです(笑)。
では、他の文系の学部はどうなのでしょうか?
ここから先は様々な文系学部の模範大学生のノートを見せてもらいましたよ!
とにかくぎっしり!な超まじめ謎学部生
(部員R:同志社大学グローバル地域文化学部所属 1回生)
お次は、グローバル地域文化学部という国際系の学部の1回生女子大学生。
この名前の長い学部の正体については、こちらの記事で暴いているのでぜひ見てみてください!(https://kotocollege.jp/archives/11958)
いつもは、関西人のノリ全開でずっとふざけたつっこみを入れている部員R。
そのためノートも筆者と同レベルだと思って聞き込み調査を行ったのですが……。
まさかのページが真っ黒に見えるほどのメモ……。
こちらは必修科目のノートだそうです。
「グローバル地域文化論」などを主に必修科目として扱っているそうで、グローバルに関係のありそうなワードが多く並んでいます。
彼女は、「なんでもノート」を一冊用意して、レジュメが配られない科目はノートにメモをしているそうです。
最終考査(試験のこと)はレポート評価が多いそうですが、このメモ量はすごい……。
そして、著作権の事情から写真を掲載することはできませんが、第2言語の中国語のテキストも見せてもらいました。
言語の授業に関しては、ノートではなくテキストに直接書き込んでいる彼女。
ノートだとどこの章かが分かりにくいのが難点ですが、これならテキストひとつで授業に臨めて楽ちん。
色付きのペンを3色使っているところがとても女子力。
同志社大学では、言語の授業は週2回の入門コースか週3回のインテンシヴコースを選択できるそうです。 ちなみにRさんは週3回のインテンシヴコースだそう。さすがグローバル!
あまりにも、まじめなノートを突き付けられてうろたえた筆者は、「真面目に受けているものしか見せてもらっていないのでは?」という捏造疑惑を抱き更に問い詰めることに……。
すると、しぶしぶ落書きしながら聞いているという一般教養の科目のページを見せてくれました。
多少絵は描いてあるものの、きちんとメモが取られています。
これは完全に許容範囲でしょう(笑)。
学部の垣根を越えて様々なことを学ぶことが出来るのが一般教養科目。
そのため、参加人数も多い「大講義」と呼ばれる授業がほとんどです。同志社大学では、大講義の一般教養科目ではレジュメがほとんど配られないらしく、ノートへのメモは必須だそう。
筆者の通う大学では、大講義でもレジュメが配られるものが多いため驚きつつもエコでいいなと思いました。
さてさて、あまりにも真面目なノートに面食らってしまった筆者は、次のターゲットへ。
テスト100%!真面目を自覚していない法学部生
(部員Y:立命館大学法学部所属 3回生)
※法学部生の写真を利用して、まさか著作権違反で捕まるわけにはいかないので、盛大に写真をぼかしていますがご了承ください(笑)。
いかにも使い込まれていそうな「ポケット六法」の写真とともにノートを見せてくれたのは、法学部の男子大学生。
テスト100%の授業科目ばかりだという法学部は、とても真面目に授業を受けないと大惨事になるイメージがあり、きっと彼も真面目なのだろうと聞いてみました
すると……。
「普通の授業期間に毎回ノートをとるほど真面目さんではないよ(笑)
ま、まさかの……!これは筆者と同じレジュメ真っ白勢か?!?!?!
これのどこが「真面目ではない」のでしょうか……。
彼曰く「真面目ではない」こちらは、授業を受けながらレジュメに書き残したメモです。普段の授業スタイルは、持参した「ポケット六法」とテキスト、配布されたレジュメを照らし合わせながら受けるそう。
「レジュメに情報の全てを集約させたいし、法学部の勉強はそうしたほうがよいって言われた」というのが彼の主張で、ノートは持っていないんだとか。
テスト前になると、授業の内容が書かれたレジュメに、更に教科書から得た内容と、裁判例が解説された本から得た内容などを書き足していくそうです。
オレンジのペンで書き込むと、赤のシートで隠すことが出来るので暗記にはぴったりですね。
不真面目どころか、とても効率の良い勉強方法をしている法学部男子でした~!
さて、お次は~?
(NEXT >京都女子大学現代社会学部……他)
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