京都の大学生のリアルなライフスタイル紹介メディア



「表現」に託す魔法!伊東歌詞太郎さんに聞いてみたかった5つのこと

光と闇をどう操る

「表現」や「音楽」に対して嘘をつかない真っ直ぐなものを魅せる伊東歌詞太郎さん。
次に「ネット音楽」「歌い手」の歴史を語るうえで欠かせない人のひとりでもある伊東歌詞太郎さんにご自身が思うインターネットの印象を伺ってみました。

インターネットとの出会いは大学時代のバンドが解散してソロ活動を始めるようになり、なかなか聴いてもらえなくて悩んだ末に藁にもすがる想いでインターネットに投稿を始めたのがきっかけでした。だから最初はあくまでも広報手段のひとつで、すがりたい藁のひとつでしかなかったんです。

でも、初めてアップロードした動画が1日に1万回再生されたときは、猛烈な驚きを感じましたね。
僕が求めていた、音楽を愛する人たちはこんなところにいたのかと(笑)。

それからインターネットのことを自分も勉強して付き合うようになって、様々な光と闇を見ました。でも、そこには確かに音楽を愛する人たちが自ら、いいなと思う音楽を能動的に調べて共有する空間が広がっていたんです。クリエイターが良いものができたと思って世の中に公開し、それをいいなと思ってくれたユーザーが拡散してくれる……。良いものを作って提供すればするほどクリエイターが報われる世界ってこの上なく平等だし素敵なコミュニティだと思います。

時空を超える都、京都はすごい!!ほんとに!!!

今回のイベント開催地は京都。
そして京都の魅力を常日頃発信している京都学生広報部員として、歴史がお好きだという伊東歌詞太郎さんに京都の魅力を伺わないわけにはいきません!


京都はね、なかなかライブができていなくて……。毎年やりたいなと思っていろんな会場にお問い合わせしたりしていたほどに、京都でライブをして京都に住んでいるファンの皆さんに直接感謝を伝えたかったので、今回機会を頂けたことが嬉しくてしょうがないです。

京都の印象ですよね?京都はすごい!やばい!!ほんとに!!!(笑)

ビルが立ち並んで都市が広がっていると思えば、そこから何分か歩くと世界遺産がいくつもあって更に自然もあって……。
日本人はもちろん、観光客として東洋や西洋、欧米の方も多いし、平安時代から続く深くて長い歴史がありながら、止まることなく都市としての発展も遂げている。時空や空間を超えて、自然と人工、全てがそぎ落とされることなく見事に調和した街ですよね。
こんなにも価値のある珍しい街は世界にも類を見ないはずです。歴史を好きになって改めて僕は京都の魅力に気付きましたね。

ちなみに、歴史を好きになったきっかけは本なんです。
中高時代は地歴公民のどれも苦手だったんですが、大学3年生のときにやることがなくて自分の興味に関係なく手あたり次第、本を読んだんです。1000冊くらい(笑)。
そうすると、少しずつ知識が蓄積されていってあのときあの本に書いてあったことだっていうのが些細なことですけど、どんどん増えていくんです。それを積み重ねて歴史は好きになりました。

いや~京都に住んでる方はもちろんですが、それ以外にも多くの方に日本の歴史の深さとともに京都のすごさとやばさを感じてほしいな~(笑)。

今の「時」をともに生き抜く皆さんへ

最後に、未来を自らの手で育んでいく世代の皆さんに向けてメッセージを頂きました。

最近、みんな賢すぎるんですよ(笑)。
もっともっと先の見通しを立てずにやってみたいことに挑戦してみてほしいですね。
僕は先のことを考えずに突き進むタイプなので、もがくことも多かったけれど、その経験の蓄積があるから今があります。困難な壁にぶち当たれば、そのときに乗り越える策を考えればいいんです。
何事も前向きに、明るく、アホになって考えていきましょう(笑)。
そして、『ヒューマンステージ・イン・キョウト2020』にお越しいただく皆さん、一緒に楽しい時間を共有しましょう!

ヒューマンステージ・イン・キョウト2020
日時:2020年1月25日(土)午後2時~午後4時(開場:午後1時)
会場:ロームシアター京都 サウスホール(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
対象:京都市内に在住又は通勤・通学している方
【要申込・申込多数の場合は抽選のうえ,当選者にのみ入場券を発送(1月中旬予定)】
問合せ先:京都市文化市民局共生社会推進室(TEL:075-366-0322)
お申込みはこちらから→https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000012821.html
(申込期間:11月29日~12月31日)

(文章:立命館大学 文学部 山下杏子)
(写真:同志社大学 政策学部 嶋倉万由子)

合わせて読んでみては?

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアでも最新情報をゲットしよう!